ヒッタイト語
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ヒッタイト語

???
ne?ili
話される国ヒッタイト帝国
地域アナトリア[1]
話者数?
言語系統インド・ヨーロッパ語族

アナトリア語派

ヒッタイト語


表記体系ヒッタイト語楔形文字
言語コード
ISO 639-2hit
ISO 639-3各種:
oht — 古ヒッタイト語
hit — ヒッタイト語
htx — 中期ヒッタイト語
nei — 新ヒッタイト語
'"`UNIQ--templatestyles-00000007-QINU`"'Linguist List ⇒oht 古ヒッタイト語
  ⇒hit ヒッタイト語
  ⇒htx 中期ヒッタイト語
  ⇒nei 新ヒッタイト語
Glottologhitt1242[2]
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ヒッタイト語(ヒッタイトご)は、インド・ヨーロッパ語族(印欧語族)アナトリア語派に属する言語

アナトリア半島中央部のハットゥシャ(現在のトルコ北部ボアズキョイ)を中心とするヒッタイト帝国で用いられた。インド・ヨーロッパ語族の言語のうちもっとも古い文献の残る言語である。

粘土板楔形文字によって記された紀元前16世紀から紀元前13世紀頃までの文書が遺っており、第一次世界大戦中に解読された。

ヒッタイト語は他の印欧語と異なる点が多く、早い時期に印欧語から分離したと推測されてきた。印欧語族の「姉妹言語」と考える研究者もいる。
名称

中央アナトリアには非インド・ヨーロッパ語族の言語であるハッティ語を話す先住民のハッティ人が住んでいたが、おそらく紀元前3千年紀ごろヒッタイト人の祖先がやってきて、先住民の名を自称した[3]ハットゥシャハットゥシリ1世、ヒッタイト、ヒッタイト語などの名もここに由来する。

ヒッタイト語の文書では、自身の言葉をnesili (またはnasili 、「ネサの言葉で」の意)と書いている。また、Kanisumnili 「カネシュの言葉で」と記された場合もある。カネシュ(ネサ)は今のキュルテペのことである[4]。キュルテペからはヒッタイト王国の起源の上で重要なアニッタ王宮の名前を記した青銅の槍先が発見されている[5]
発見と解読

19世紀末にフリンダーズ・ピートリーエジプトアマルナを発掘し、多数の粘土板を発見したが、その中に、アッカド語と同じ文字を使ってはいるが未知の言語で書かれたものがあり、アルザワ書簡と呼ばれた。ノルウェーのヨルゲン・クヌートソン(英語版)が研究し、アルザワ書簡の言語がインド・ヨーロッパ語族の特徴を持つことを1902年に発表したが、当時は受け入れられなかった[6]

1906年にフーゴー・ウィンクラーを隊長とするドイツの調査隊がボアズキョイを発掘して多数の粘土板を得た。そのうちにアルザワ書簡と同じ言語で書かれたものも含まれていた。アッカド語で書かれた粘土板から、ここがヒッタイトの首都であるハットゥシャであることが判明した[7]。ヴィンクラーの没後、1915年チェコベドジフ・フロズニーが、この言語がインド・ヨーロッパ語族に属すると結論づけた[8]。その後は主にドイツの学者によって研究が行われ、ヒッタイト語は正確に理解できるようになっていった。
時代区分

ヒッタイト語資料の年代確定には難しい問題があるが、一般に古ヒッタイト語(紀元前1570-1450年ごろ)、中期ヒッタイト語(1450-1380年ごろ)、新ヒッタイト語(1380-1220年ごろ)の3期に分けられる[9]
文字

ヒッタイト語は紀元前16世紀から紀元前13世紀の、楔形文字ヒッタイト語楔形文字)で記された粘土板文書によって記録されている。ハットゥシャから出土した文書が大半を占めるが、ほかにマシャト・ヒョユク(英語版)やウガリットからも多数の粘土板が発見されている[10]。それ以前からヒッタイト語がアナトリア半島で話されていたことは、キュルテペで発見された紀元前19世紀のアッカド語文書の中にヒッタイト語からの借用語が見えることからわかる[4]

ヒッタイト楔形文字アッカド語の楔形文字を借りたものだが、その読みにはさまざまな問題があり、ヒッタイト語の音韻体系を知ることを困難にしている。楔形文字の正書法は表語文字音節文字の組み合わせだが、つねに表語文字でしか書かれない単語は、意味はわかるものの、どう発音するのかわからない。音節文字はV,CV,VC,CVCがあるが、セム語になくてヒッタイト語にある3つ以上の子音結合をうまく表すことができず、余計な母音を加えることによって表現している[11]

アッカド語にある無声と有声の区別は、なぜかヒッタイト語の正書法では無視されているため、無声なのか有声なのかわからないことが多い[12]。母音間の子音は VC-CV と書かれたときに無声音、V-CV と書かれたときに有声音という、いわゆるスターティヴァントの法則があるようだが[13]、この書きわけができる場所は限られている。実際には無声と有声の対立ではなく、はり(長い閉鎖)・ゆるみ(短い閉鎖)の対立かもしれない[14]
音声


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