ヒズ・ガール・フライデー
His Girl Friday
プロモーション用写真
(左からグラント、ラッセル、ベラミー)
監督ハワード・ホークス
脚本チャールズ・レデラー
『ヒズ・ガール・フライデー』(His Girl Friday)は1940年のアメリカ合衆国のロマンティック・コメディ映画。ハワード・ホークスがベン・ヘクトとチャールズ・マッカーサー(英語版)の戯曲『フロント・ページ(英語版)』を映画化した作品で、いわゆる「スクリューボール・コメディ」の代表作の一つとされる。ロザリンド・ラッセル演じる早口で威勢のいいヒルディはホークス的女性像の典型例と言われている[1]。
同原作戯曲の映画化は1931年の『犯罪都市』に続き、2度目である[2]。原作戯曲に対する変更点として、ヒルディを女性にし、ウォルターの元妻としている[3]。
日本では『レディは敏腕記者』のタイトルでビデオ化されたことがある。目次 ウォルター・バーンズ(ケーリー・グラント)は、モーニング・ポスト紙の堅物編集者。元妻にしてモーニング・ポスト紙の元花形記者ヒルデガード・’ヒルディ’・ジョンソン(ロザリンド・ラッセル)は、慇懃な保険屋ブルース・ボードウィン(ラルフ・ベラミー)と結婚してニューヨークのオールバニでボードウィンの妻として静かに暮らそうとしていた。しかし、ウォルターには考えがあった。彼はヒルディをそそのかして、殺人事件の容疑者アール・ウィリアムス(ジョン・カーレン)の処刑が近いことを記事にするように仕向ける。 ウォルターはヒルディが去るのを防ぐべく、ブルースが何度も何度もでっち上げの罪で捕まって罰金を払うように仕向けさせる。さらにウォルターはヒルディの義母になる予定の女性(アルマ・クルーガー)をさらう。ウィリアムスがやかましい保安官(ジーン・ロックハート)から逃げてきて本当にヒルディのひざの上に落ちたとき、特ダネの誘惑がヒルディにとって大きすぎることがわかった。ヒルディはブルースが望みを失ってオールバニに帰ったのに気づかないほど記事を書くのに没頭した。 間違った考えを持った市長(クレランス・コルブ)と保安官は近く行われる市長選に勝つためには処刑を宣伝する必要があると考え出し、メッセンジャー(ビリー・ギルバート)が連邦政府から処刑執行延期礼状を市長に届けたとき、ウィリアムスに賄賂を渡して、逃げた後にまた戻ってくるようとさせるが、時既に遅し。ウォルターは誘拐の罪で捕らえられるのを免れたのだった。 結局ウォルターはハネムーンに自分達が今まで行ったことのないナイアガラの滝に行く、とヒルディに誓って再婚を申し込むが、ナイアガラへ向かう途中、オールバニに特ダネがあることを悟るのだった。
1 ストーリー
2 キャスト
3 出典
4 外部リンク
ストーリー
キャスト
ウォルター・バーンズ: ケーリー・グラント
ヒルデガルド・“ヒルディ”・ジョンソン: ロザリンド・ラッセル
ブルース・ボードウィン: ラルフ・ベラミー
ボードウィン夫人: アルマ・クルーガー - ブルースの母親。
ピーター・B・ハートウェル保安官: ジーン・ロックハート
フレッド市長: クレランス・コルブ
“ダイアモンド・ルイ”・パルトソー: アブナー・ビーバーマン
アール・ウィリアムス: ジョン・カーレン(英語版)
モリー・マロイ: ヘレン・マック(英語版) - アールのガールフレンド。
マーフィー記者: ポーター・ホール(英語版)
ロイ・V・ベニシンガー記者: アーネスト・トルエックス(英語版)
エンディコット記者: クリフ・エドワーズ
マッキュー記者: ロスコー・カーンズ(英語版)
ウィルソン記者: フランク・ジェンクス(英語版)