パールカップ概要
格付けGI
優勝賞金450万円
概定番組3日間トーナメント
主催者持ち回り
開催地持ち回り
歴史
初回開催2023年
開催回数1
初代優勝者児玉碧衣
直近優勝者児玉碧衣
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パールカップとは、2023年度から新設されたガールズケイリン(女子競輪)の特別競走(GI)である。 毎年6月に開催される男子のGI・高松宮記念杯競輪が、2023年の第74回大会より前年までの4日間開催から6日間開催へと変更されたのに併せて、同年度よりオールガールズクラシック、競輪祭女子王座戦とともに新設されたガールズケイリンのGI開催である。本大会は高松宮記念杯競輪開催期間中の前半3日間(各日とも第9?第12レース)で行われるため、開催地・開催日程はいずれも同年の高松宮記念杯競輪と連動している。 本大会は毎年6月に開催されることから、6月の誕生石である「パール」を使用した名称を用いて『パールカップ』と名付けられた。 本大会の優勝者には、同年末のオッズパーク杯ガールズグランプリへの優先出場権が与えられる[1][2]。優勝賞金は450万円(第2回)。 第1回は同年6月15日に岸和田競輪場で決勝戦が行われ、児玉碧衣が3日間とも1着の完全優勝で、初代女王となった。 以下は、決勝戦における各着順の賞金額。( )内は副賞(1?3着に授与)を含んだ金額。 大会(年)1着2着3着4着5着6着7着 パールカップの出場選手は、高松宮記念杯競輪と同じく東西対抗の趣旨に則り、東地区と西地区に分かれて選抜される[6]。 パールカップの出場選手は、以下の資格順位により正選手28名(東西各地区14名ずつ)、補欠選手2名(東西各地区1名ずつ)を選抜する[6]。なお、以下は第2回(2024年)のものである。 普段は自転車競技を優先しガールズケイリンへの競走参加が少ない選手(ナショナルチームに所属)に対しても本大会に出場できるよう配慮はなされているが、選考期間の平均競走得点が上位20位以内であることも条件とされているため、ある程度のガールズケイリン出走かつ競走成績も求められる。 初日は予選、2日目は準決勝戦、3日目に決勝戦が行われる[7]。 初日0002日目0000003日目000 高松宮記念杯競輪と同じく、東西対抗の趣旨に則り、勝ち上がり戦においては準決勝戦まで東地区と西地区に分かれて行われる。また、高松宮記念杯競輪と同じく、初日と2日目の勝ち上がり戦については全て、西暦下1ケタが奇数の年は、奇数のレースでは西日本の、偶数のレースでは東日本の、レースがそれぞれ交互に行われる。一方、西暦下1ケタが偶数の年は、奇数のレースでは東日本の、偶数のレースでは西日本の、レースがそれぞれ交互に行われる。 そのほか、敗者戦として2日目には「ガールズ選抜」(2レース[注 4])、3日目には「ガールズ特選」(1レース[注 5])、「ガールズ選抜」(2レース[注 6])がそれぞれ行われる。なお、敗者戦は東西混合である。 回開催年決勝戦開催場優勝2着3着4着5着6着7着レース概要3連単配当 【注釈】優勝者名横の丸数字は優勝回数 <落棄>=落車棄権 特記なき限り岸和田競輪場にて開催
概要
賞金
第1回(2023年)[3]400万円(490万円[4])175万円(209万円[4])104万円(124万円[4])69.4万円53.4万円48.5万円46.2万円
第2回(2024年)[5]450万円182万円108.2万円72.2万円55.5万円50.4万円48.0万円
出場選手選抜方法
東地区…北日本地区・関東地区・南関東地区のいずれかに在籍する選手
西地区…中部地区・近畿地区・中国地区・四国地区・九州地区のいずれかに在籍する選手
「競輪#都道府県コード」も参照
選考期間…前年10月?当年3月(6か月)
ガールズグランプリ2023で1?3位となった者[注 1]
パリ五輪自転車競技トラック種目代表選手[注 2]
選手選考対象期間において2か月以上JCFトラック種目強化指定(A)に所属した者
東西別平均競走得点上位者
同点の場合は、選考期間における選考用賞金獲得額[注 3]上位者を優先。なお、賞金獲得額が同額だった場合は、選考期間の直近前6か月の平均競走得点上位者を優先。さらに選考期間の直近前6か月の平均競走得点が同点だった場合は、更にその直近前6か月の平均競走得点上位者を優先。
補欠選手は、正選手を除く選考用賞金獲得額上位者上位者からさらに順次選抜される。
勝ち上がり方式
東予選(東)(2)準決勝(東)(1)
0決勝(1)0
西予選(西)(2)準決勝(西)(1)
敗者戦00-00(2)(3)
初日
「東日本・西日本ガールズ予選」 第9?第12レースで行われる。各レース1?3着12名と4着2名(東日本・西日本とで4着2名のうち1名ずつ)が「準決勝」進出。番組は自動編成であり、選考順位の上位からたすき掛けで各レースごとに車番が1番車、2番車…と割り振られる[8]。
2日目
「東日本・西日本ガールズ準決勝」 第11・第12レースで行われる。各レース1?3着6名と4着2名のうち選考順位上位1名が「決勝」進出。番組は、東日本・西日本とも予選1?3着2名ずつと4着1名が、選考順位順に車番が1番車、2番車…と割り振られる。そのため、選考順位が下位のため予選では外枠であっても上位の着を取れば、準決勝では内枠に入れる[8]。
3日目(最終日)
「ガールズ決勝」 最終第12レースで行われる。車番は準決勝での着順上位かつ選考順位上位から1番車、2番車…と割り振られる。優勝者には優勝インタビューやウイニングランが執り行われる。
レース成績
12023年(令和5年)6月15日岸和田児玉碧衣@久米詩坂口楓華柳原真緒那須萌美荒牧聖未小林莉子<落棄>初日 ⇒[1] 2日目 ⇒[2] 最終日 ⇒[3]@AE 1,220円
決勝戦テレビ中継
第1回の2023年は、BS日テレ(ガールズケイリン革命! 初開催 GI第1回パールカップ)で中継された[9][10]。なお、決勝戦以外はSPEEDチャンネルとネット配信のみの放送となった。
エピソード
予選・準決勝ともに1着の完全優勝達成者は、1名。
児玉碧衣(第1回)
第1回・第2回では、ナショナルチーム所属で出場資格を満たす全選手(佐藤水菜、梅川風子、太田りゆ)が、ナショナルチームとしての活動を優先した(第1回は同時期にマレーシアで開催のアジア選手権に出場、第2回はパリ五輪に出場)ため本大会への出場を辞退となり欠場の扱いとした[11]。そのため、同年は国内組のみの戦いとなった。
今後の開催予定
第2回 2024年(令和6年)6月11日?13日
第3回 2025年(令和7年)6月17日?19日
脚注[脚注の使い方]
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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