パワーレンジャー・映画版
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この項目では、1995年の映画について説明しています。2017年の映画については「パワーレンジャー (映画)」をご覧ください。

パワーレンジャー 映画版
Mighty Morphin Power Rangers The Movie
監督ブライアン・スパイサー
脚本アーン・オルセン
原案アーン・オルセン
ジョン・キャンプス
製作ハイム・サバン
シュキ・レヴィ
スザンヌ・トッド
ナレーターガブリエル・フィッツパトリック
出演者ジェイソン・デイビッド・フランク
デイビッド・ヨスト
エイミー・ジョー・ジョンソン
スティーブ・カルデナス
ジョニー・ヨング・ボシュ
キャラン・アシュレー
音楽グレーム・レヴェル
撮影ポール・マーフィ
編集ウェイン・ウォーマン
製作会社フォックス・ファミリー・フィルムズ[1]
サバン・エンターテイメント
東映
配給20世紀フォックス
公開 1995年6月30日[2]
1996年4月20日[2]
上映時間95分
製作国 アメリカ合衆国
日本
言語英語
製作費$15,000,000
興行収入$66,433,194[3]
次作パワーレンジャー・ターボ・映画版・誕生!ターボパワー
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『パワーレンジャー 映画版』(原題:Mighty Morphin Power Rangers The Movie、別題 - Power Rangers The Movie)は、1995年アメリカ映画で、日本の特撮作品「スーパー戦隊シリーズ」の英語版ローカライズとして制作された[4]テレビドラマシリーズ・『パワーレンジャー』シリーズの劇場版第1作である[5]。米国では1995年6月30日に公開された[5]。日本での公開は1996年4月20日(吹き替え版のみ)[6]。一部地方では『潜望鏡を上げろ』との同時上映も行われた[7]
概要

パワーレンジャー初の劇場用作品[5]。シーズン2放送終了後、シーズン3開始までの時期に公開され、シーズン3でも本作品と同じ忍者パワーの展開が行われているが、厳密にはパラレルワールドの物語である[5]。制作は20世紀フォックスのファミリー映画部門であるフォックス・ファミリー・フィルムズが担当[1]。制作は20世紀フォックス主導で行われ、テレビシリーズの制作会社であるサバン・エンターテイメントは制作には関わっていないとされる[8]。パワーレンジャーやロード・ゼッドなどのキャラクターのスーツや基地のセットも劇場用に新規に制作され[9]、日本のスーパー戦隊シリーズからの映像流用は無く、キャラクターデザインの原型のみとなっている[10]

本作品はオーストラリアで撮影されており[10][8]、一部の登場人物がテレビシリーズとは別の俳優が演じている[11]

当初、監督はスティーブ・ワンが予定されていたが[12]、製作開始から3ヶ月目でワンが降板したため[13]、本作品が映画デビューとなるブライアン・スパイサーが担当した[14]
アクション

当初、アクション監督は坂本浩一が予定されており、横山誠など10人の日本人スタントマンが参加することが決まっていたが、スティーブ・ワンが降板した影響で取りやめとなった[15]

20世紀フォックスが日本人の動きができる現地スタントマンを見つけられなかったことなどから制作が難航し、それを解消するためにテレビ版のセカンドユニット監督のジェフ・プルートとスタントマンが数名参加したが、撮影中プルートはフォックス側の判断で降板となったため、アクションはテレビシリーズとは異なるものになっている[8]。鬼塚大輔は格闘シーンのワイヤーアクションの多様などは香港映画の影響と推測している[16]。パワーレンジャー役の俳優6人はほとんどのアクションシーンをスタントなしで演じたとされる[17]

巨大ロボットによる戦闘シーンが着ぐるみではなくフルCGで描かれるなどの試みが行われたが、これは日本と同じような着ぐるみを使った巨大戦闘シーンをアメリカで制作した場合、高額な制作費と時間が必要になるため、作ることができないという事情があるためとされる[18]。プロデューサーのスザンヌ・ドッドによれば巨大戦闘シーンの計画には8ヶ月の時間がかけられたという[19]
評価

1995年6月24日にカリフォルニア州ロサンゼルスのマン・ナショナル・シアターで行われた試写会に東映会長の岡田茂とともに参加していた渡邊亮徳はこの時の観客の反応からこの作品のヒットを確信したとされる[20]

全米2407館で上映され[20]、週末興行成績は第4位となる1310万4788ドル[21]。『アポロ13』や『ポカホンタス』など、サマーシーズンの強力作品を向こうに回して健闘し[22]、最終的な興行収入はアメリカ国内では3818万7431ドル、全世界合計では6643万3194ドルとなった[23]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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