パワーレンジャー・ダイノチャージ
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『パワーレンジャー・ダイノチャージ』(Power Rangers Dino Charge)は、アメリカ合衆国のテレビドラマ。日本の特撮テレビドラマシリーズ「スーパー戦隊シリーズ」の英語版ローカライズ作品[1]パワーレンジャーシリーズ」の第22シーズン、第18作目にあたる。2016年から第2シーズン(シリーズ第23シーズン)となる『パワーレンジャー・ダイノスーパーチャージ』(Power Rangers Dino Super Charge)が放送[2]

第1シーズンは2015年2月7日から同年12月12日、第2シーズンは2016年1月30日から同年12月10日までニコロデオンで放送[3]。各シーズン全22話[2]
概要

前作『パワーレンジャー・メガフォース(パワーレンジャー・スーパーメガフォース)』に続くサバン・ブランド製作の作品。各年で日本の作品をベースにしていた従来の形式と異なり、『特命戦隊ゴーバスターズ』を飛ばし[注釈 1]、『獣電戦隊キョウリュウジャー』をベースとしている[4]。当時、アメリカでは競合番組が多く、子どもに人気のあった恐竜モチーフが選ばれたとされる[4]。オリジナリティを出したいというサバン側の意向で、独自の設定やパワーレンジャーオリジナルの敵キャラクターが登場している[5]

なお、『パワーレンジャー・RPM』と同様、RPMと本作品以外のシリーズとはパラレルワールドの設定である。

2016年5月26日にクランクアップした[6]
登場人物
パワーレンジャー・ダイノチャージ
基本メンバー
タイラー・ナヴァロ / ダイノチャージレッドレンジャー(キョウリュウレッド) / Tレックススーパーチャージレッドレンジャー(キョウリュウレッド・カーニバル)
ダイノチャージレンジャーのリーダー
[7]。行方不明の父を探してアンバービーチを訪れた青年。18歳[7][8][8]。父の残した手記に描かれていた場所を探索する過程で赤色のエナジェムを偶然ながら発見し、資格者となる。キメ台詞は「It's about to get wild! (荒れるぜ!)」。
チェイス・ランドール / ダイノチャージブラックレンジャー(キョウリュウブラック)
ダイノチャージレンジャーのサブリーダー。アンバービーチ恐竜博物館の雑用係。ニュージーランド出身の18歳[7][8]。知り合いの占い師から黒のエナジェムを受け取り、資格者となった。スケボーが得意な陽気で気のいい若者だが、ヘッドホン音楽を聞きながら仕事をしたり綺麗な女性を見かければ見境なく声をかけるなど、勤務態度はかなり不真面目。クロエという年の離れた妹がいる。
コーダ / ダイノチャージブルーレンジャー(キョウリュウブルー)
アンバービーチ恐竜博物館の発掘作業員。10万年前から生きている古代人。太古の昔に洞穴壁画を描いている最中に青のエナジェムを見つけて資格者となり、その力で年を取ることなく現代まで生き続けている。元々が古代生まれであるために現代社会の常識には疎く、言葉遣いもたどたどしい。また、それに伴う形でスポーツのルールにも疎く、球技を山勘でプレイしたことからとんでもないトラブルを起こしてしまったこともある。怪力の持ち主で力仕事はお手のものだが、粗暴なところはまるでなく、純朴で心優しい好青年。ハンバーガーが大好物である。
ライリー・グリフィン / ダイノチャージグリーンレンジャー(キョウリュウグリーン)
アンバービーチの恐竜博物館の新人作業員。第1シーズン2話から登場。17歳[7][8]。フューリーに襲われた愛犬のルービックを助けようとした際に緑のエナジェムを見つけ、資格者となる。理知的な風貌が示す通りメンバー随一の知性派で、敵と戦う際にも明晰な頭脳を駆使した戦法を取ることが少なくない。
シェルビー・ワトキンス / ダイノチャージピンクレンジャー(キョウリュウピンク)
アンバービーチの恐竜博物館のレストランのウェイトレス。勝ち気で男勝りな性格が特徴の女性。18歳[7][8]。第1シーズン1話でタイラーと共にアイスエイジに襲われた際、発掘物の中からピンクのエナジェムを見つけ、資格者となった。古生物学者になることを夢見ており[7]、自身は「ウェイトレスよりも発掘作業に向いている」と豪語するが、恐竜の糞の化石に関心を示さないなど、学芸員としては自覚に乏しく未熟な部分がある。なお、シェルビー本人は歌唱力が低いことを悩んでおり、第2シーズン後半では音痴を克服しようとする面が覗えた。
アイヴァン / ダイノチャージゴールドレンジャー(キョウリュウゴールド)
西洋の小国「ザンダー」の伝説の騎士。第1シーズンの11話から登場する追加戦士。18歳[7][8]。800年前に自らの主であるコリン王子を守るべく怪物と戦って相い果てるという伝説を遺したが、実は王子との散歩中に金のエナジェムを見つけて資格者となった際にフューリーに出くわし、長年に渡ってその体内に閉じ込められていた。レンジャーたちとフューリーとの戦いによって開放されてゴールドレンジャーとなり、以後メンバーに加入する。騎士道精神を体現したような性格で、品行方正だが何かにつけて所作が仰々しい。特にシェルビーなど女性に接する際には、名前に一々「レディ」を付けるなどその傾向が強くなる。コーダとは別の時代の出身者同士ということでウマが合うようである。また、フィリップとは本人が王族の末裔であるところから因果関係を持っており、同時に自身が貴族の出自であることも加わって意気投合している。
番外メンバー
ジェームズ・ナヴァロ / ダイノチャージアクアレンジャー(初代キョウリュウシアン)
タイラーの父である地質学者
[8]。10年前に行方不明となり[8]、対外的には死亡扱いとなっていた。ジェームズ本人の残した手記にはエナジェムの在り処やフューリーの存在が書かれており、エナジェムを巡る一連の出来事に関わっていたことが示唆されていた。実は洞窟で水色のエナジェムを見つけた後、フューリーに着け狙われたため、家族や知人を巻き込まないようにする目的からあえて行方を晦ましていた[8]。第2シーズン5話で暴走するタイラーの前に、アクアレンジャーの姿で現れた。フィリップと同じく受け継ぐ変身者いない。
フィリップ3世 / ダイノチャージグラファイトレンジャー(初代キョウリュウグレー)
ザンダー国の王子[8]。第1シーズンの11話から登場。ザンダー国の伝説に纏わる企画展に抗議するためリムジンで乗りつけて恐竜博物館を訪れるが、レンジャーたちとフューリーの戦いに巻き込まれたのを切っ掛けにアイヴァンの開放に立ち会うこととなる。その後自身もレンジャーになることを望んでエナジェムに選ばれる目論見から寄付慈善活動など善行を行おうとするが、同シーズン第15話でチェイスの妹の危機を身を挺して救ったことでグレーのエナジェムに認められ、グラファイトレンジャーへと変身する力を得た。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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