パワーボム
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この項目では、プロレス技について説明しています。芸能プロダクションについては「POWERBOMB」をご覧ください。
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出典検索?: "パワーボム" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2014年7月)
バティスタによるパワーボム(バティスタ・ボム)。

パワーボム(Powerbomb)は、プロレス技の一種である。
概要

前屈みになった相手の胴体にパイルドライバーの要領で両腕を回し、抱えるようにクラッチして、背中を大きく反らせた反動で相手の体を肩の高さまで持ち上げ、そのまま相手の背中を叩きつけて押さえ込む。

多くの場合は、そのままエビ固めからピンフォールの体勢に持ち込む。改良系として相手を背中から叩きつけたあとフォールせずに投げ捨てる投げっ放し式(ホイップ式)も存在する。

パワーボムを仕掛ける形から、スタンプ・ホールドと呼ばれることもある。パワーボムからボム系と呼ばれる派生技が多く生まれた。レスラーによっては、パワーボムがかかるか、かからないかの攻防が大きな見せ場となっている。

総合格闘技や組み技系格闘技ではバスターと呼ばれている。相手が三角絞めを仕掛けた際に相手をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げて背中から叩きつける場面がよく見られる。柔術では禁止している大会が多い。
遍歴

パワーボムの原型はルー・テーズが使用していたオリジナル技のリバース・スラムで、今で言う投げっ放し式に近かった。

日本での初公開は、1968年1月17日の国際プロレスの宮城県スポーツセンター大会であり、テーズ対豊登戦でパワーボムを受けた豊登は失神している。テーズ式パイルドライバーと呼ばれることもあるがテーズはパイルドライバーを嫌っていた。アントニオ猪木1977年ザ・モンスターマンとの異種格闘技戦で使用していた。

その後、テーズはテリー・ゴディにパワーボムを直接伝授してゴディの手によって現在のパワーボムが完成。その際にテーズは相手を叩きつけたあと、そのままエビ固めの体勢からピンフォールを奪えるような形をゴディに指導して、これが現在のパワーボムの元になった。その後、日本では天龍源一郎、アメリカではシッド・ビシャスなどによって広められた。
名手

日本において、前述のテリー・ゴディに加えて天龍源一郎が使い始めたあたりから使い手が増えた。日本で最初にゴディのパワーボムを受けたのは天龍。ゴディが両膝をつく形で落としていたのに対して、天龍は相撲の股割りを応用して両足の裏をつけたまま両膝を曲げて、しゃがみ込み、落下のダメージよりも体重を乗せてがっちり、エビ固めで押さえ込むことを重視している。その違いからゴディはスタンプ式、天龍はホールド式と呼ばれることもある。天龍の影響で、ゴディもしゃがみ込むようにして決める形のパワーボムを使用するようになった(片膝をついてしゃがみ込むようにすることが多かった)。

天龍はホールド式でジャイアント馬場アントニオ猪木ジャンボ鶴田2代目タイガーマスク川田利明小橋建太田上明長州力藤波辰爾武藤敬司蝶野正洋橋本真也大仁田厚高田延彦などのトップレスラーからピンフォールを奪っている。

女子レスラーでは佐藤ちのが1979年から使い始め、佐藤の引退後は同期のジャンボ堀が受け継いで1982年から毎試合のように披露していた。

アメリカではグリズリー・スミスディック・ザ・ブルーザーのスタンプ・ホールドを経て、1990年代にシッド・ビシャスが投げっ放し式をフィニッシュ・ホールドとして使用していた。その後、ジ・アンダーテイカービッグバン・ベイダーゲーリー・オブライトスコット・ノートンケビン・ナッシュビル・デモットといった大型レスラーの得意技として定着した。

総合格闘技ではクイントン"ランペイジ"ジャクソンが対ヒカルド・アローナ戦でパワーボムからTKO勝ち、ボブ・サップが対アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ戦でノゲイラの関節技から逃れるのにパワーボムを使用していた。また、マーク・コールマンは練習中のスパーリングのさなかで弟子に当たるケビン・ランデルマンからパワーボムを受けてしまい、重傷を負ったとされている。
派生技
スタンディング系
滞空式パワーボム
相手を頭上に持ち上げてから数秒溜めを作ってから落とす。
越中詩郎が使い手で、通称「侍パワーボム」とも呼ばれることがある。越中は相手をフォールするときにくの字になった相手の尻の上に圧し掛かってフォールする場合が多い。このときに両拳または片拳を突き上げ勝利を誇示する時も多い。「侍」は越中がメキシコ遠征でのリングネームが「サムライ・シロー」だったことに由来する。
垂直落下式パワーボム
相手を頭上に持ち上げた後、相手を逆さまの状態に変えて、
パイルドライバーの体勢で頭から勢いよく落とす。主な使い手は川田利明。海外では、技を決めるときがパワーボムの原型のように見えることから、元祖ボムまたは川田の名前から取った川田ドライバーと呼ばれている。
餅つき式パワーボム
相手を叩きつけた後、背筋力で持ち上げて(実際は対戦相手が手をつかんで自ら上体を起こす場合もある)さらに落とす。これを数度繰り返す。連発式(連続式)パワーボム、エンドレス・パワーボムとも。元祖は
ランス・ストームで、その後クリス・ジェリコ高岩竜一が使用。WWEのブロック・レスナーも使っていた。デビル雅美は前にドンと叩きつける動作を繰り返すことから、どんぐりと呼称している。
サンダーファイヤー・パワーボム
通常のパワーボムのように相手を自らの頭上にまで持ち上げるのではなく、相手を自らの肩の上あたりに担ぎ上げる
カナディアン・バックブリーカーに類似した体勢からのパワーボム。大仁田厚が若手時代に多用した、同様の体勢から自ら後方や前方に倒れ込み、相手の背中をマットに痛打するサンダーファイヤー1号 / 2号を元に開発、ザ・グレート・サスケ他インディー系のレスラーにも使い手が多い。また、改良系として、エル・サムライが「サムライ・ボム」として膝着地ジャンピング式を、長与千種は「ランニング・スリー」として、相手を担ぎ上げた後、助走をつけて放り投げる投げっ放し式を、ジョニー・スミスは「パワープレート(初期・中期型)」、井上京子は「ナイアガラ・ドライバー」としてシットダウン式を考案している。


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