パラマウント・ヴァンテージ
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Paramount Vantage元の種類子会社
業種映画
設立1998年5月15日
創業者デヴィッド・ダイナースタイン
ルース・ヴィターレ
解散2014年
主要人物John Lesher (President)
Nick Myer (Co-President)
製品映画
所有者バイアコム
親会社パラマウント・ピクチャーズ

パラマウント・ヴァンテージ(Paramount Vantage、旧名: パラマウント・クラシックス、Paramount Classics)は、かつて存在したアメリカ合衆国の映画配給会社。パラマウント・ピクチャーズの一部門である。親会社よりもよりアート的な作品の製作・配給を行っている。
沿革

パラマウント・クラシックスは1998年に立ち上げられ、『ヴァージン・スーサイズ』、『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』、『太陽の雫』、『マーサの幸せレシピ』、『Winter Solstice』、およびパトリス・ルコントの作品3本といったアート映画を公開した。映画ジャーナリストのデヴィッド・ポーランドはデヴィッド・ダイナースタインとルース・ヴィターレのパラマウント・クラシックスでの仕事を賞賛したが[1]、両者は2005年10月に解雇された[2]

2006年、パラマウント・クラシックスはパラマウント・ヴァンテージとなり、2007年より買い付けた外国語映画やドキュメンタリーを中小規模で公開する部門としてリニューアルされた[3]

2007年、パラマウント・ヴァンテージはミラマックスと共同で『ノーカントリー』と『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』を製作した。2作は第80回アカデミー賞作品賞にノミネートされ、前者が受賞を果たした。また、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のダニエル・デイ=ルイス主演男優賞、『ノーカントリー』のハビエル・バルデム助演男優賞を受賞した。

このような批評的な成功にもかかわらず、パラマウント・ヴァンテージはパラマウント・ピクチャーズが期待するような利益を上げることができなかった。利益を上げたのは『ノーカントリー』だけであり、その他の大きな利益を上げなければならなかった作品は皆過剰または貧弱なマーケティングのせいで失敗した[4]

2008年6月、パラマウント・ヴァンテージのマーケティング、配給、制作部門はパラマウント・ピクチャーズに統合され、同社はブランドとして残り続けることとなった[5]

パラマウント・ヴァンテージは『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』の公開後、沈黙した。
作品
パラマウント・クラシックス公開作品

日本語題原題公開日
トレッキーズ スター・トレック万歳!
Trekkies1999年3月12日
同級生Get Real1999年4月30日
Cabaret Balkan1999年7月23日
The Adventures of Sebastian Cole1999年8月6日
Train of Life1999年11月12日
マーローを捜せ!Where's Marlowe?1999年11月12日
Deterrence2000年3月10日
ヴァージン・スーサイズThe Virgin Suicides2000年5月12日
薔薇の眠りPassion of Mind2000年5月26日
太陽の雫Sunshine2000年6月9日
Girl on the Bridge2000年7月28日
ユー・キャン・カウント・オン・ミーYou Can Count on Me2000年11月17日
ギフトThe Gift2001年1月19日
CIAの男Company Man2001年3月9日
Savage Souls2001年5月20日
Bride of the Wind2001年6月8日
アメリカン・ラプソディAn American Rhapsody2001年8月24日
Our Lady of the Assassins2001年9月7日
マイ・ファースト・ミスターMy First Mister2001年10月12日
フォーカスFocus2001年11月2日


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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