パブロ・ラライン
Pablo Larrain
本名Pablo Larrain Matte
生年月日 (1976-08-19) 1976年8月19日(43歳)
出生地サンティアゴ・デ・チレ
国籍 チリ
職業映画監督・脚本家・映画プロデューサー
配偶者アントニア・セヘルス
受賞
カンヌ国際映画祭
CICAE賞
『NO』(2012)
ベルリン国際映画祭
審査員グランプリ
『ザ・クラブ』(2015)
その他の賞
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パブロ・ラライン(スペイン語: Pablo Larrain, lah-rah-EEN, 1976年8月19日 - )は、チリ・サンティアゴ・デ・チレ出身の映画監督・脚本家・映画プロデューサー。 父親は独立民主連合選出の上院議員であるエルナン・ラライン ララインは彼の作品の映画事業や広告事業を展開しているファブラ社の共同創設者である[1]。2005年には初の長編映画『Fuga』を監督し、2006年3月に公式に公開された。この作品はカルタヘナ映画祭やマラガ映画祭などで受賞し、ララインは国際的な名声を得た[2]。2作目の『トニー・マネロ
目次
1 経歴
1.1 青年期
1.2 映画製作
2 人物
2.1 政治思想
2.2 家族
3 フィルモグラフィー
4 受賞・ノミネート
5 脚注
6 外部リンク
経歴
青年期
映画製作
2012年にはガエル・ガルシア・ベルナルを主演に据えて、1988年にチリで行われた国民投票(英語版)のキャンペーンを描いた『NO』を監督した。この国民投票はアウグスト・ピノチェト独裁政権の是非を問う国民投票であり、ガルシア・ベルナルはピノチェト反対派のCMを製作する広告マンを演じている。この作品はカンヌ国際映画祭の監督週間で上映され[5][6]、アートシネマ賞を受賞した[7]。第85回アカデミー賞では外国語映画賞チリ代表作品となった[8][9]。日本では2012年の第25回東京国際映画祭のコンペ部門に出品され、2013年の第10回ラテンビート映画祭で上映、2014年8月30日には一般劇場公開された[9]。
2011年から2013年にはHBOラテンアメリカが制作したテレビドラマ『Profugos』の共同監督を務めた[10]。2013年には第70回ヴェネツィア国際映画祭の審査員を務めた[11]。
2014年3月24日、The Wrapはララインがアメリカ映画『スカーフェイス』のリメイクを交渉中であると報じた。リメイク版は現代のロサンゼルスを舞台とし、地下犯罪組織でのし上がるメキシコ移民を中心に展開するという[12]。2015年に製作した『ザ・クラブ』は、ベルリン国際映画祭で審査員グランプリを受賞した。日本では第12回ラテンビート映画祭(2015年)で上映された[13]。2016年1月の第73回ゴールデングローブ賞では外国語映画賞にノミネートされた。 右派の政治家である両親の下に生まれたが、彼が監督した作品の中で右派に通じるものはない。ララインは1970年代から1990年代に独裁体制を築いたピノチェト政権の熱心な反対者である。ララインは2008年に、「ピノチェト政権内の右派は過去数十年間にチリの文化面に起こったことに対する直接の責任がある。文化を破壊したり、拡散を制限しただけではない。著作家や芸術家の迫害を通じてもだ」と述べている。ララインは、「チリではほぼ20年間に渡って、芸術性そのものを表現できなかった」「世界中の右派はたいして芸術に興味を持っていない。芸術の知識を持ちあわせないと、最大限に活用したり楽しんだりするのは難しい」とも述べた[14][15]。 2006年12月9日にチリ人女優のアントニア・セヘルス 年原題邦題担当備考 年度映画賞/映画祭作品部門結果
人物
政治思想
家族
フィルモグラフィー
2006Fuga脚本・監督
2007La vida me mata製作
2008Tony Maneroトニー・マネロ
2009Grado 3製作
Resurreccion監督短編映画
2010Post Mortem脚本・監督
2011-2013Profugos共同監督テレビドラマ
2011Ulises, de Oscar Godoy共同製作
4:44 Last Day on Earth4:44 地球最期の日製作
El ano del tigreデストロイ8.8製作
2012Joven y alcadaダニエラ 17歳の本能共同製作
NoNO監督
2013Crystal Fairyクリスタル・フェアリー共同製作
Gloriaグロリアの青春共同製作
2015Nasty Baby共同製作
El clubザ・クラブ脚本・監督・共同製作
2016Nerudaネルーダ 大いなる愛の逃亡者監督
Jackieジャッキー/ファーストレディ 最後の使命監督日本公開は2017年[18]
受賞・ノミネート
2006年モントリオール世界映画祭Fuga作品賞ノミネート
2007年カルタヘナ映画祭Fuga初作品賞受賞
作品賞ノミネート
2007年マラガ・スペイン映画祭Fugaラテンアメリカ映画賞受賞
2008年ワルシャワ国際映画祭トニー・マネロ
自由な精神賞ノミネート
2009年ロッテルダム国際映画祭トニー・マネロKNF賞ノミネート
2009年イスタンブール国際映画祭トニー・マネロ作品賞受賞
2009年アリエル賞トニー・マネロラテンアメリカ作品賞ノミネート
2009年ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭トニー・マネロ作品賞ノミネート