パピルス賞
[Wikipedia|▼Menu]

パピルス賞(ぱぴるすしょう)は、日本の学術賞。

紙パルプ産業とその発展に貢献した関博雄(元・王子製紙副社長)を記念する関科学技術振興記念財団(現在は、公益財団法人 関記念財団)が財団創立10周年を記念して2003年に創設した賞。自然科学・技術書部門、人文・社会科学部門から出版された書物を対象に授与される。

対象とする出版物は、「制度としてのアカデミズムの外で達成された学問的業績」や「科学ジャーナリストによる業績」を対象とし、毎年10月1日に発表され、賞金30万円が授与される。
受賞者・作品

第1回(2003)
山本義隆『磁力と重力の発見(1・2・3)』(みすず書房

第2回(2004)大村幸弘『アナトリア発掘記―カマン・カレホユック遺跡の20年』(NHKブックス)

第3回(2005)大石道夫『DNAの時代 期待と不安』(文春新書

第4回(2006)

梅田望夫『ウェブ進化論―ほんとうの大変化はこれから始まる』(ちくま新書

坂中英徳『入管戦記―「在日」差別、「日系人」問題、外国人犯罪と日本の近未来』(講談社


第5回(2007)五島綾子『ブレークスルーの科学』(日経BP社

第6回(2008)池内了「科学は今どうなっているの?」から「疑似科学入門」までの一連の啓蒙的著作 岩波新書

第7回(2009)加藤九祚「一人雑誌『アイハヌム』」(東海大学出版会

第8回(2010)

板倉聖宣『増補 日本理科教育史』(仮説社

松原国師『西洋古典学事典』(京都大学学術出版会


第9回(2011)

佐伯康治(編集代表)『徹底検証 21世紀の全技術』(藤原書店

隠岐さや香『科学アカデミーと「有用な科学」―フォントネルの夢からコンドルセのユートピアへ』(名古屋大学出版会

古曳正夫『読書地図帳 ヘロドトス「歴史」』(東海大学出版会)


第10回(2012)

槇佐知子『全訳精解 丹波康頼『医心方』』(筑摩書房

NHKスペシャル取材班『ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか』(角川書店


第11回(2013)

植木雅俊訳註『梵漢和対照・現代語訳 維摩経』(岩波書店

トマス・ホッブズ著、伊藤宏之・渡部秀和訳『哲学原論/自然法および国家法の原理』(柏書房


第12回(2014)

野間秀樹(編集)『韓国・朝鮮の知を読む』(クオン

中沢弘基『生命誕生―地球史から読み解く新しい生命像』(講談社現代新書


第13回(2015)

小泉英明『アインシュタインの逆オメガ―脳の進化から教育を考える』(文藝春秋

宮本憲一『戦後日本公害史論』(岩波書店)


第14回(2016)

長谷川宏『日本精神史(上・下)』(講談社)

安本千夏『島の手仕事―八重山染織紀行』(南山舎


第15回(2017)

該当なし


参考

[1]

[2]


更新日時:2018年1月14日(日)08:28
取得日時:2019/11/13 20:09


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:5749 Bytes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef