パニック映画
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この記事は検証可能参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方
出典検索?: "パニック映画" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2016年8月)
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}映画 > 映画の一覧 > パニック映画

パニック映画(パニックえいが)または災害映画(さいがいえいが、: disaster film)は、災害や大惨事など突然の異常事態に立ち向かう人々を描く映画のジャンル。様々な人間の行動を描くためにグランド・ホテル形式が用いられることが多い。異常事態を描くために大掛かりな特撮SFX)が使われることもある。

アメリカ東海岸やヨーロッパの作品では大事故や洪水、伝染病の蔓延などが描かれることが多い。
歴史

「映画の父」とも呼ばれるD・W・グリフィス1916年に制作した『イントレランス』には、すでにパニック映画の要素が見られた。1930年代の作品においても『桑港』(1936、W・S・ヴァン・ダイク監督)の地震や『シカゴ』(1938年、ヘンリー・キング監督)の火災のようにパニック映画の要素を持つものがある。

1950年代から1960年代初頭のSF映画には『地球最後の日』のように大惨事を描くものが多かった。

1970年の『大空港』の成功により、1970年代はパニック映画が流行した。しかし、スタッフの努力も俳優の好演も見られない作品が矢継ぎ早に作られ、1970年代中頃にはパニック映画というジャンルは消耗し尽されていった。それから10数年後の1990年代中頃、特撮技術の進歩によって迫力のあるスペクタクルシーンの製作が可能となり、パニック映画は復活した。2000年代後半以降、CGの技術が著しく向上し、これらシーンの制作が容易になっていることもジャンルの隆盛に一役買っている。
日本における状況

日本においては、『ゴジラ』に代表される怪獣の出現による政府や市民のパニックを描く映画が1950年代より多作されており、同時に天体衝突や全面核戦争などを描いた作品も作られていたが、これらの作品群は「特撮映画」(またはトリック映画)と呼ばれていた。1970年代にハリウッドで次々とディザスター・フィルムが制作された際、そのジャンルを分かりやすく、かつインパクトを与えるように意訳された「パニック映画」なる言葉が生み出され、『ポセイドン・アドベンチャー』や『タワーリング・インフェルノ』『大地震』などの大ヒットにより一般に定着した。以後、「パニック映画」という言葉は配給会社やテレビ局などによって戦略的に使用されるようになり、災害によるものだけでなく、「何らかの異常事態により人々がパニックに陥るもの」がほとんど全てパニック映画として宣伝されるという事態となった。

例えば『カサンドラ・クロス』は「細菌に侵された列車の恐怖」を描いたものだが、クライマックスの鉄橋落下シーンが特に強調された。地下鉄乗っ取りを描いた『サブウェイ・パニック』や、競技場での銃乱射の恐怖を描いた『パニック・イン・スタジアム』などは、原題とは無関係に、そのものずばり「パニック」と入った邦題がつけられている。これらは、本来であれば「ディザスター・フィルム」の範疇とするには微妙な作品である。また70年代中盤には、パニック映画ブームの中で公開され大ヒット作となった『ジョーズ』を筆頭に、『グリズリー』『オルカ』『スウォーム』など、さまざまな動物や昆虫が人間を襲う映画が「動物パニック映画」として次々と公開された

一方、この時期(70年代中期?後半)は『ゴジラ』シリーズなど怪獣映画が下火になったこともあり、オイルショックも重なった日本映画の苦境期だったことから、日本の映画会社が特撮技術のノウハウを活用するためにパニック映画の製作を行ったという内部的な事情もある。東宝の『日本沈没』『ノストラダムスの大予言』『東京湾炎上』『地震列島』や東映の『新幹線大爆破』がそれにあたり、特に『新幹線大爆破』はフランスでも公開され大ヒットした。これらの作品は、火薬を用いた都市やコンビナートの爆発シーンを売りにしていた一方で、地震の発生原因や実際に起きた際のシミュレーションに竹内均大崎順彦をはじめとした地質学者、建築学者の協力を仰ぐというリアリティの追求も見られる。
主な作品 (年代順)
欧米の映画

地球最後の日(1951年)- 1933年の同名小説の映画化。大小2つの星が地球に接近し、一つが地球に衝突する事が判明する。

宇宙戦争(1953年) - 宇宙人襲来パニック。2005年にリメイク版がある。

博士の異常な愛情(1964年) - 核を管理する一人の軍人が狂ってミサイル発射したことで人類が全滅する。

大空港(1970年) - 猛吹雪のシカゴの空港においての群像劇。

エアポート'75(1974年) - 小型機と衝突した旅客機をスチュワーデスが操縦する。

エアポート'77(1977年) - ハイジャックされた旅客機がバミューダ海域に不時着。

エアポート'80(1979年) - コンコルドにミサイル攻撃を仕掛ける。


激突!(1971年) - 顔の見えぬ運転手が動かすトレーラーにしつこく追われる。

ポセイドン・アドベンチャー(1972年) - 豪華客船の転覆。同タイトルのテレビ作品もあり。

タワーリング・インフェルノ(1974年) - 超高層ビルでの火災と、消防士の活躍。パニック映画の代表的な大作。

大地震(1974年) - ロサンゼルスの地震。

ヒンデンブルグ(1975年) - 実話の飛行船の爆発事故をもとに、爆発の真相を描いた。

カサンドラ・クロス(1976年) - ウイルスに冒された特急列車が、政府の命令で破損した古い鉄橋に迫る。

パニック・イン・スタジアム(1976年) - アメリカのあるスタジアムアメフト試合が行われる中、謎のライフル魔に選手やファンや客席を狙い撃ちされ逃げ惑うパニックサスペンス。

メテオ(1979年) - 地球に接近する隕石を核ミサイルで破壊しようとする。

ポセイドン・アドベンチャー2(1979年) - 1972年の作品で転覆した豪華客船の中に潜入する窃盗犯の話。

暴走機関車(1985年) - 脱獄囚達の乗り込んだ4重連機関車運転士の死によって暴走。実話をモチーフにしており原案は黒澤明

沈黙の戦艦(1992年) - 戦艦ミズーリがテロリストにジャックされ、積んでいる核弾頭を強迫に世界が狙われる。セガール演じるライバックがそれを食い止める。

エアポートシリーズ - 1970年の「大空港」とは無関係のテレビ向けシリーズ

エアポート'98(1993年) - 計器が故障した軽飛行機のパイロットを、別の操縦機上から必死に無線指示で救おうとするジェット旅客機パイロットの実話。

エアポート'99(1998年) - 13歳の少女が墜落寸前の旅客機を操縦。

エアポート2000(1999年) - 旅客機の機内で原因不明の奇病に冒される人々と米政府の陰謀。

エアポート2001(2000年) - 民間人の愉快犯により、機内に爆弾が設置される。

エアポート'02(2001年) - 飛行中、突然貨物室のドアが吹き飛ぶ。

エアポート フライト323(2004年) - 事故原因を突き止めようとする国家運輸安全委員会の調査官の戦い。

エアポート'08(2007年) - 燃料漏れと火災防止装置が故障し、いつ爆発してもおかしくない状態となる。


生きてこそ(1993年) - ウルグアイの高校のラグビー選手団とその家族や知人を合わせた一行40名が、チリのサンティアゴでの試合に向かった途中に飛行機が墜落する。

スピード(1994年) - 路線バスに爆弾が仕掛けられ、一定の速度が落ちると爆発することが判明する。

アウトブレイク(1995年) - 未知の病原体に封鎖されたアメリカの地方都市を、科学者が救助に悪戦苦闘する。

暴走特急(1995年) - アメリカ横断鉄道がテロリストにジャックされ、最新鋭の衛星兵器を乗っ取られる。セガール演じるライバックがそれを食い止める。

インデペンデンス・デイ(1996年) - 地球へ集団で襲い掛かる宇宙人を撃退しようとする米軍の活躍。

デイライト(1996年) - マンハッタンの海底トンネルで産業廃棄物を積んだトラックと暴走車が接触して大爆発。閉じ込められた生存者を救うため、一人の元救助隊員が決死の潜入を試みる。

ツイスター(1996年) - ストームチェイサーやトルネードチェイサーなどアマチュアの竜巻研究者、また追っかけを描く映画のため、パニック映画とは趣旨が異なる。

エグゼクティブ・デシジョン(1996年) - ジャンボジェットの自爆テロを防ぐため、特殊部隊がステルス爆撃機で機内へ潜入する。

エグゼクティブ・コマンド(1997年) - 「エグゼクティブ・デシジョン」とほぼ同じ設定のサスペンス・アクション。

スピード2(1997年) - 1994年の映画の豪華客船版。

ボルケーノ(1997年) - ロサンゼルス市街中心部で火山が噴火。

ダンテズ・ピーク(1997年) - アメリカの田舎町で突如、火山が噴火する。

エアフォース・ワン(1997年) - ハイジャックされた米国大統領専用機を舞台に、大統領がテロリストと対決する。

乱気流/タービュランス(1997年) - ハイジャックされたジャンボ・ジェットが乱気流に飲み込まれる。

タイタニック(1997年) - 実話の豪華客船の沈没事故をもとに、そこで翻弄される人々を描いた。

ディープ・インパクト(1998年) - 地球に接近する隕石を破壊しようとする宇宙飛行士と、それを伝えるジャーナリスト。

アルマゲドン(1998年) - 地球に接近する隕石を破壊しようとする石油採掘技師達の活躍。

ファイアーストーム(1998年) - 山火事。

アトミック・トレイン(1999年) - 核兵器を搭載した貨物車が暴走。暴走機関車を彷彿とさせるような展開だが、前半のみで後半は大幅に異なる。

ブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999年) - 魔女伝説にパニックになる学生達

ザ・コア(2003年) - マントル対流の停止が招く全世界の異常現象を防ぐため、科学者が地球の内部に潜入する。

合衆国壊滅/M(マグニチュード)10.5(2004年) - サンアンドレアス断層で発生した大規模連鎖地震に立ち向かう人々を描く。

ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年) - ウイルスによって発生したゾンビが人々を襲い襲い始める。

デイ・アフター・トゥモロー(2004年) - 現代の氷河期

サイレント・ワールド(2004年) - 現代の氷河期

宇宙戦争(2005年) - 突如発生した火星人侵略に翻弄される家族を描く。1953年版のリメイク。

ポセイドン(2006年) - 1972年公開作のリメイク作品。

ドレスデン、運命の日(2006年) - 第二次世界大戦時ドイツによる都市ドレスデン爆撃を描く。

ミスト(2007年) - 霧に包まれた街で巻き起こる怪奇。

PARIS 2010 パリ大洪水(2007年) - 1910年にパリで実際に起きた大洪水を描く。

デイ・アフター 首都水没(2007年) - 暴風雨による高波と満潮が重なり、ロンドンに大洪水が起こる。

ブラインドネス(2008年) - 世界中が失明。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:40 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef