パドルテニスは、アメリカ合衆国で考案されたテニスの縮小版ともいえるスポーツである。 1898年にミシガン州で親と一緒にテニスクラブに来た子供のために、コートを二等分して遊ばせたことが始まりとされている。 板状のラケット(パドル)や、テニスボールと同じくフェルト付きながらも空気圧の柔らかいボールを使用すること、コートがテニスの約1/3であること等、いくつかの点を除き、基本技術やルールがほとんどテニスと同じである。 日本では、地域の学校体育館やスポーツセンターなどを利用して楽しまれている。 バドミントンのコートを利用して作ることができる。バドミントンコートの全長は、13.40mであるが、拡張する必要がある(サイドラインはそのまま利用できる)。 拡張の手順として、@バドミントンコートのエンドラインの内側から、バドミントンラインより1cm(0.01m)幅の広いパドルテニス用ラインテープを貼る。Aその後、0.91mサイドラインを延長して、パドルテニスのベースラインとする。この作業を両エンドで行うと、13.40m+(0.01m×2+0.91m×2)=15.24mとなり、バドミントンコートを長くしたような形のコートができる。ネットは、0.787mの高さ(中央部で0.762m以上の高さが必要)で、ポータブルネットセットがない場合は、バドミントン用ネットポストを利用することも可能である[1]。 縦が46.0cm、横幅が24.0cm以下のもの。重さ・材質・表面の形状に関する規定はないが、ストリングスを張ったものや、打球時に表面加工がはがれるものは使用不可[1]。 テニスと同様に、フェルトでカバーされたものを使用する。大きさは同じだが、かなり柔らかい。1.8mの高さから硬い床に落とした際のバウンドが、89cm?94cmの間の高さのもの[1]。 @コインやパドルを用いてトスを行い、サーバー、レシーバーとエンドを決める。Aサーバーが、右サイド(デュース)コートの後ろからサービスを行い、その後は、1ポイントごとに左サイド(アドバンテージ)コートの後ろと交互に行う。1ゲームが終了するまでは、同じプレーヤーがサービスを行う。Bコート内にボールが正しく入らなければ、相手のポイントとなる[2]。 @サービスは、1本のみ。打点は、腰よりも下でなければならない。Aサービスは、ノーバウンドで打つ方法と、ワンバウンドさせてから打つ方法があるが、同一セット中には変えてはいけない。 Bシングルスのときは、レシーブされた1球目は、バウンドさせてから返球しなければならない。Cダブルスの際は、「リストレイントルール」を採用することができる。ネットから366cm地点にベースラインと平行な、リストレイントラインを設け、各プレーヤーは、レシーバーが完全に打ち終わるまで、このラインを踏んだり、ラインより前に出てはいけないというルールである。サービスが極端に短い場合、レシーバーが、このラインを踏み越した時点で、束縛はなくなる。このルールは、大会の主催者が事前の発表をもって採用されるかが決定される[3]。
概要
コート・用具
コート
パドル
ボール
ルール
基本的なもの
パドルテニス独自のルール
脚注^ a b c ⇒パドルテニスについて コートと用具一般社団法人日本パドルテニス協会(2021年8月14日閲覧)
^ パドルテニスのルール
^ ⇒パドルテニスについて ゲームのやり方一般社団法人日本パドルテニス協会(2021年8月14日閲覧)
関連項目
日本パドルテニス協会
バウンドテニス
パデル
外部リンク
⇒一般社団法人日本パドルテニス協会
歴
スポーツ競技
スポーツ
競技統括団体
スポーツ選手
国技
陸上競技
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中距離走
長距離走
ハードル競走
障害物競走
競歩
リレー走