パトリック・デュポン(Patrick Dupond、1959年3月14日 - 2021年3月5日)は、フランスのバレエダンサー。パリ・オペラ座バレエの元エトワール・芸術監督。自身が審査員を務めた第50回カンヌ国際映画祭にて パリ生まれ。8歳でバレエを始め、マックス・ボゾニ
来歴
レパートリーは『ドン・キホーテ』のバジルや『海賊』のコンラッドのような、持ち前の超絶技巧を生かしたものから、『ジゼル』、『ロミオとジュリエット』、モーリス・ベジャール版『ボレロ』などのシリアスな作品、『長靴をはいた猫』などのコミカルなものまで幅広く、ベジャールの『サロメ』では、両性具有の魅力も放った。また、映画出演やレコードのリリースなど、バレエの枠に囚われない活動でも話題になった。
1987年にフランス・ナンシーバレエ団の芸術監督に就任し、1989年にはオペラ座の芸術監督(エトワール兼任)に就任。マリー=クロード・ピエトラガラをエトワールに抜擢し、レパートリーにも現代作品を取り入れるなど、積極的な改革に当たったが、上層部との対立も表面化し、1995年に退任を余儀なくされる。
1998年にオペラ座を離れた後は、病気・事故などのアクシデントに度々見舞われたこともあって、活動も断続的になり、2008年のパリ公演を最後に第一線を退くことを表明した。その後、後進の指導に携わる傍ら、テレビやチャリティの出演など幅広く活躍し、2000年に自伝『パリのエトワール』を出版した。
62歳の誕生日を目前にした2021年3月5日、死去。2週間後にパートナーであった振付師のレイラ・ダ・ロシャが女性誌のインタビューに応じ、死因が肺がんであったことを明かした[1]。
典拠管理データベース
全般
⇒FAST
ISNI
VIAF
WorldCat
国立図書館
フランス
BnF data
ドイツ
⇒イスラエル
アメリカ
日本
芸術家
MusicBrainz
人物
ドイッチェ・ビオグラフィー
Trove(オーストラリア)
1
その他
IdRef
^ “EXCLU - Mort de Patrick Dupond : sa compagne Leila Da Rocha nous revele les causes de son deces” (フランス語). Femme Actuelle (2021年3月17日). 2024年6月8日閲覧。