パット・マルティーノ
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パット・マルティーノ
Photo by Tom Beetz
基本情報
出生名Pat Azzara
生誕(1944-08-25) 1944年8月25日(73歳)
アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア
ジャンルジャズ(ポスト・バップ、フュージョンメインストリーム・ジャズソウル・ジャズハード・バップ
職業ギタリスト作曲家
担当楽器ギター
活動期間1959-
レーベルプレスティッジ, ワーナーブルー・ノート、Muse Records、Cobblestone Records、32 Jazz、Evidence Records、Mythos、Camden Records、APM Records
公式サイト ⇒http://www.patmartino.com

パット・マルティーノ(Pat Martino、1944年8月25日 - )は、アメリカ合衆国ジャズギタリスト作曲家である。 ジャズの中でも特に、ポスト・バップ、フュージョンメインストリーム・ジャズソウル・ジャズハード・バップ等のジャンルで活動している。


目次

1 略歴

2 理論

3 ディスコグラフィ

3.1 リーダーアルバム


4 外部リンク

5 参照


略歴

マルティーノは1944年にパット・アッツァーラ(Pat Azzara)としてアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィアに生まれ、父(Carmen "Mickey" Azzara)の影響で音楽に興味を持ち、12歳でギターを始め、15歳ではプロとして活動を始めた。初期の活動やレコーディングには ウィリス・ジャクソン(Sax) やエリック・クロス(Sax)、ほか多くのジャズ・オルガン奏者(ジャック・マクダフ等)との共演がある。

マルティーノは76年に脳動静脈奇形(AVM)による致命的な脳動脈瘤で倒れ、1980年に手術を受けた結果、ギターとこれまでの音楽的キャリアの記憶を無くしてしまった。 その後、親族の支えやコンピュータによる補助、さらには彼自身のこれまでのレコーディングを聞くことで、以前の記憶を回復する事が出来たと語っている[1]

1987年にレコーディングされた『ザ・リターン』でマルティーノは活動を再開。 2004年にはダウンビート誌のGuitar Player of the Yearを獲得、2007年にはワールド・ツアーを実施した。
理論

マルティーノの即興理論である『マイナー・コンバージョン』はマイナー調の曲のためだけのものと間違われる事がある。実際にマイナー・コードやスケールが関係するコード進行の概念が含まれているものの、理論上正しいかどうかで特定の音を正当化するのではなく、よりフレットボードの構成に基づいて考えられた理論である。実際、彼のソロには、コード進行上で考えられる特定のIIm7の和音以外の音が含まれており、それらは彼の本や教材ビデオの中でも確認出来る。音楽を作成するために使用するというよりむしろ、彼の演奏を説明するための方法としてシステムを理論として定式化した、と彼の掲示板では述べられている。[2]

また、マルティーノは次の様にも語っている。 『私がレコーディングしたソロの分析の中で、モード奏法を適用していると言われる事があるが、個人的にはその様には決して演奏しない。私は形式的なスケールの使うのではなく、いつも自分の旋律の本能に従って演奏してきた。』[3]
ディスコグラフィ
リーダーアルバム

Pat Martino (1966), Vanguard - 未発表

El Hombre (1967),
プレスティッジ

Strings! (1967), プレスティッジ

East! (1968), プレスティッジ

Baiyina (The Clear Evidence) (1968) , プレスティッジ

Desperado (Pat Martino album) (1970), プレスティッジ

Footprints (1972), 32 Jazz

The Visit (1972), Cobblestone

Live! (1972), Muse

Head & Heart: Consciousness/Live (1972), 32 Jazz

Essence (1973), Muse

Consciousness (1974), Muse

Starbright (1976), ワーナー

Joyous Lake (1976), ワーナー

Exit (1977), Muse - MR 5075, recorded February 10, 1976

The Return (1987), Muse

The Maker (1994), Evidence

Interchange (1994), Muse

Night Wings (1996), Muse

Cream (1997), 32 Jazz

All Sides Now (1997), ブルー・ノート

Stone Blue (1998), ブルー・ノート - with Joyous Lake

Fire Dance (1998), Mythos

Comin' and Goin': Exit & the Return (1999)

First Light (1999), 32 Jazz - compilation album of Joyous Lake and Starbright


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