パシフィック・リム:
アップライジング
Pacific Rim: Uprising
監督スティーヴン・S・デナイト
脚本エミリー・カーマイケル
『パシフィック・リム: アップライジング』(Pacific Rim: Uprising)は、2018年のアメリカ合衆国のSF怪獣映画。監督はスティーヴン・S・デナイト、出演はジョン・ボイエガとスコット・イーストウッドなど。2013年公開の映画『パシフィック・リム』の10年後を描いた続編。 西暦2035年の地球。太平洋の海底の裂け目から異世界より襲来した異種族「プリカーサー」の操る怪獣と人類の人型巨大兵器「イェーガー」との激戦が終結して10年が経過した。世界は平穏を取り戻したが、怪獣の再来への不安を残すPPDC(環太平洋防衛軍)は新世代のイェーガーを開発し、若いパイロットたちを訓練していた。 10年前の怪獣との最後の戦いで戦死した、人類の英雄と称えられるスタッカー・ペントコスト司令官の息子ジェイク・ペントコストは優秀なパイロットだったが、ある理由で軍を除隊して違法転売行為に手を染めていた。そんなある日、戦地から集めたパーツで小型の一人乗りイェーガー、スクラッパーを自作していた孤児の少女アマーラ・ナマーニと出会ったことから、ジェイクの運命は変わる。 紆余曲折を経て逮捕されたジェイクは、10年前の最後の戦いで英雄的な活躍をした元イェーガーパイロットで現在はPPDCの事務総長である義姉の森マコより、無罪放免と引き換えにパイロット訓練生の教官として指導を命じられ、同じく逮捕されたアマーラもその非凡な才能を見定められ訓練生となる。軍在籍時に同期だったネイト・ランバートとコンビを組んだジェイクは訓練生の教育を行いつつ、第六世代イェーガー、ジプシー・アベンジャーのパイロットの任務に就く。 時を同じくして中国企業、シャオ産業は社長であるリーウェン・シャオの主導の下、元PPDCの研究員であったニュートン・ガイズラー博士の協力で、新型の無人巨大兵器ドローン・イェーガーの開発を急ピッチで進めていた。PPDCはシャオ産業のドローンを採用するかどうかの会議をオーストラリア、シドニーで開こうとするが、その会議場に突如、所属不明の漆黒のイェーガー、オブシディアン・フューリーが会場を襲撃する。 警備に出動していたジェイク、ネイトの駆るジプシー・アベンジャーが迎撃し、フューリーは撤退するが戦闘に巻き込まれたマコが死亡してしまう。死の間際にマコが残したデータをPPDC所属のハーマン・ゴットリーブ博士の解析により、シベリアにある既に廃棄されたイェーガーの燃料工場になにかの手掛かりがあるということがわかり、ジェイクとネイトはジプシーで向かうとそこで再度フューリーと交戦することになる。 戦いの末、フューリーのリアクターを破壊して勝利を収める二人だったが、フューリーのコクピットブロックは怪獣の細胞で埋め尽くされており、オブシディアン・フューリーは怪獣の細胞と機械が組み合わさった機体だったことが判明する。正体不明の敵の出現にPPDCはシャオ産業のドローン・イェーガーを採用することを決め、リーウェン社長はドローンの数十機の48時間以内の配備をニュートンに指示する。 そんな中、PPDCの基地に運び込まれたフューリーの残骸に興味を持ったアマーラは訓練生の仲間と共に無断で残骸を調べるがその際に訓練生の一人が負傷したためにアマーラは独断行動をチュアン司令官に咎められ、追放処分が下る。
ストーリー