パコ・イグナシオ・タイボ二世
(Paco Ignacio Taibo II)
誕生1949年
スペイン アストゥリアス州ヒホン
職業小説家、ジャーナリスト、歴史学者
言語スペイン語
国籍 メキシコ
主な受賞歴ダシール・ハメット国際推理小説賞
パコ・イグナシオ・タイボ二世(スペイン語: Paco Ignacio Taibo II, 1949年 - )は、メキシコの小説家、ジャーナリスト、歴史学者。男性。スペイン北部のアストゥリアス州ヒホン生まれ。1958年にメキシコに移住し、1980年にメキシコに帰化。メキシコの首都メキシコシティ在住。メキシコシティのメトロポリタン自治大学(en)で歴史学教授を務めながら小説家としても活動している。国際推理作家協会の創設者の一人であり、スペインのヒホンで毎年開催される推理小説、歴史小説等の大会「セマナ・ネグラ」(es)を開始した人物でもある。 1949年、スペイン北部のアストゥリアス州ヒホンに生まれる。祖父はスペイン社会労働党の幹部。父のパコ・イグナシオ・タイボ一世
略歴
推理作家としては、1976年の"Dias de Combate"(闘いの日々)に始まる私立探偵エクトル・ベラスコアラン・シェインシリーズなどを執筆している。また、1986年にはロシアの推理作家ユリアン・セミョーノフらとともに国際推理作家協会を創設。1987年には、故郷のヒホンで推理小説や歴史小説、SF小説等の大会「セマナ・ネグラ」(es)を開始するなど、実作以外でも推理小説界へ大いに貢献している。
小説では、スペイン語で書かれた最も素晴らしい推理小説に贈られるダシール・ハメット国際推理小説賞(国際推理作家協会主催)を三度受賞している。また、歴史学者としては『エルネスト・チェ・ゲバラ伝』でイタリアのバンカレッラ賞(en)を受賞している。 小説
受賞歴
小説
1987年 - "Vida Misma"(生活そのもの)でダシール・ハメット国際推理小説賞受賞
1991年 - "Cuatro Manos"(四つの手)でダシール・ハメット国際推理小説賞受賞
1994年 - "La bicicleta de Leonardo"(レオナルドの自転車)でダシール・ハメット国際推理小説賞受賞
1994年 - 『三つの迷宮』(Cosa facil)でフランスのトロフェ813(813推理文学友の会主催)外国作品賞受賞
ノンフィクション
1998年 - 『エルネスト・チェ・ゲバラ伝』でイタリアのバンカレッラ賞受賞
日本語訳作品
私立探偵ベラスコアラン(Belascoaran)シリーズ
三つの迷宮 (英訳版からの翻訳、訳:佐藤耕士
その他
影のドミノ・ゲーム (訳:田中一江、1995年1月、東京創元社 創元推理文庫、ISBN 9784488292010) (Sombra de la sombra (1986))
ノンフィクション
ゲバラ コンゴ戦記1965 (訳:神崎牧子、太田昌国、1999年1月、現代企画室、ISBN 9784773898071)(El ano que estuvimos en ninguna parte: La guerrilla africana de Ernesto Che Guevara)(フロイラン・エスコバル(es)、フェリックス・ゲーラ(Felix Guerra)との共著)
エルネスト・チェ・ゲバラ伝(上下巻) (訳:後藤政子、2001年7月、海風書房、ISBN 9784768488751 ISBN 9784768488768)(Ernesto Guevara, tambien conocido como el Che (1996))