パガーニ・ゾンダ
Pagani Zonda C12 S
Pagani Zonda Cinque Roadster
概要
販売期間1999年 - 2010年
ボディ
乗車定員2名
ボディタイプ2ドアクーペ
駆動方式MR
パワートレイン
エンジンメルセデス・ベンツ製 V型12気筒 AMG製 V型12気筒
変速機6速MT/6速セミAT
車両寸法
ホイールベース2,730mm
全長4,395mm
全幅2,005mm
全高1,151mm
車両重量乾燥重量1,280kg
テンプレートを表示
ゾンダ(Zonda)はイタリアのパガーニ・アウトモビリが1999年に発表したハイパーカーである。ゾンダFロードスターのインテリアAMG製V12エンジン特徴的なマフラー パガーニ・アウトモビリの創始者であり、デザイナーでもあるオラチオ・パガーニ
概要
「ゾンダ」はアンデス山脈からパガーニの出身地であるアルゼンチンへと吹き下ろす風の名前に由来し、最初のモデルである「C12」の「C」はパガーニの妻であるクリスチーナの頭文字を、「12」はパガーニにとって12台目のミッドシップ・プロジェクトであることを意味する。
エンジンはメルセデスAMG製のV型12気筒をリアミッドシップに積む。シリーズを一貫して車両後部の中央に4本出しマフラーが配置されているのが特徴で、後継のウアイラやウトピアにも継承されるデザインとなっている。
インテリアはレザーとアルカンタラ、アルミニウム、炭素繊維を用いた、独自のデザインをもつ。
当初は保安基準の関係で日本には正規輸入されておらず、並行輸入で少数が上陸していた。その後、輸入車専門店であるスカイグループ(所在地:東京都港区)が日本におけるパガーニの正規ディーラーとなり、正規輸入が開始された。
歴史
1999年 - 最初のモデルであるC12がジュネーヴショーで発表された。
2004年 - 米国のスポーツカー専門誌、スポーツカー・インターナショナルの選出したトップスポーツカーの2000年代部門で第4位を獲得した。
2005年 - ジュネーヴショーでFが発表された。
2006年 - F・ロードスターが発表。
2008年8月 - F Clubsportがニュルブルクリンクで7分27秒82の当時の市販車最速記録を記録。同年、日本にゾンダFの正規輸入第一号車が納車された。限定25台中のシャーシナンバー24
2009年 - ジュネーヴショーで5台限定のチンクエが発表された。価格は80万ユーロであったが完売している。
7月 - チンクエ・ロードスターが発表された。
2010年6月30日 - ゾンダRがニュルブルクリンクで6分47秒50の最速記録を達成した。
2011年 - 後継車種となる「ウアイラ」が発表された。通常モデルの生産は終了したものの、特別な顧客向けのワンオフモデルとしての生産は継続されている。
通常モデル
C12C12
C12は1999年のジュネーヴショーで発表。6,000ccのメルセデス・ベンツM120型V12、394馬力エンジンが搭載されており最高速は332km/h。2002年までわずか5台だけ生産された。
C12 SC12S
AMGによってチューンされたM120型7.0リットルV型12気筒、550馬力エンジンを搭載。2000年から2002年まで製造された。0-100km/h加速は3.7秒。 さらにチューニングされた7.3リットルの555馬力エンジンを搭載。TCSとABSが装備されたモデル。2002年から2005年まで製造された。 S 7.3のロードスターバージョン。40台限定で生産された。 2005年から25台限定で生産発売されたモデル。それまでとは違いフェンダーミラーなど大幅な改良が施され、ゾンダシリーズの一つの到達点と言えるモデル。Fとはアドバイザーのファンジオの頭文字である。AMG製7.3リットルV型12気筒、602馬力エンジンを搭載。全長4,435mm、全幅2,055mm、高さ1,141mm、ホイールベース2,730mm、乾燥重量1,230kg。0-100km/h加速は3.6秒。最高速度は345km/h。 Fにオプションのスポーツエキゾーストなどを装着し650馬力としたモデル。ニュルブルクリンクで7分27秒82を記録し、当時の市販車最速記録を更新して話題を呼んだ。
S 7.3
ロードスター
FF
F クラブスポーツ