パイルドライバー
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この項目では、プロレス技について説明しています。

建設機械については「杭打ち機」をご覧ください。

AMD社のマイクロアーキテクチャについては「Piledriver (マイクロアーキテクチャ)」をご覧ください。

「パイルドライヴァー」はこの項目へ転送されています。競走馬については「パイルドライヴァー (競走馬)」をご覧ください。
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パイルドライバーのアニメーション。

パイルドライバー(英語: piledriver)はプロレス技の一種、および派生技を含めた総称である。日本語名は脳天杭打ち(のうてんくいうち)。
概要

元々は後述する「ドリル・ア・ホール・パイルドライバー」(脳天杭打ち)として考案され、「パイルドライバー」は同技の略称であった。1950年代に人気の技となり、以降、バリエーションや派生技が多く考案され、それらを総称して「パイルドライバー」とも呼ぶようになった。得意とするレスラーが固有の名前を付けている場合も多く、フィニッシュ・ホールドとしても多用されている。

ドリル・ア・ホール・パイルドライバーを含む「パイルドライバー」と総称される技の多くは、相手の体を上下逆さまに抱え上げて固定し、その状態から自ら座り込むことによって相手の頭部をマットへ叩け付けるものである。ただし次節で述べるように、怪我の危険性が高いため、プロレスの試合では実際には頭部をマットに叩き付けることはせず、相手の頭部を保護した状態で着地する(実際には相手の頭部はマットに接触しない)。また、会社やテリトリーによっては禁止技に指定されている。
危険性と予防措置マイケル・ベネット(左)がB.J.ホイットマーに不適切にパイルドライバーを掛けている(2013年)[1]。ホイットマーの頭はベネットの両脚より下に位置しており、保護されていない。技の衝撃によってホイットマーは首に怪我を負った。

パイルドライバーは、頭部への衝撃と頸椎の圧搾・圧迫が起こる可能性があるため、危険な技であると一般的に考えられている。技をかける側は相手の頭をマットに落とす前に相手の頭を自分の両脚の間に押し込むのが適切な技の掛け方である。こうすれば、技をうける側はマットにほとんどあるいは全く接触せずに着地することができ、怪我のリスクを負わない[2]。頭部がしっかり固定されておらず、掛ける側の脚の間から突き出ていると、全体重が頭部と首にかかるため、技を受ける側は深刻な怪我と麻痺の危険に曝される[3]。不適切に掛けたパイルドライバーによる怪我でおそらく最も有名な例は1997年のWWFサマースラムオーエン・ハートストーン・コールド・スティーブ・オースチンに怪我を負わせた事例である。ハートはオースチンにリバースパイルドライバーを掛けた。ハートは技をボッチ(失敗)して、オースチンを頭からマットに落としてしまった。この事故で負った首の怪我でオースチンは2か月間休場した。トップレスラーであったオースチンは十分な治療期間を会社から与えられず、首の状態は悪化していった。1999年に手術を行ったものの完全には治癒せず、最終的にこの首の怪我が原因で2003年4月に引退した。

パイルドライバーは2000年にWWF(現在のWWE)で禁止された。これは、2000年のジャッジメント・デイでアンダーテイカーのツームストーンパイルドライバーによりトリプルHが怪我をしたためとされる[4]。その後は、特別な許可を得たレスラーのみが使用を許可される[3]。2007年に、ステファニー・マクマホンアンダーテイカーケインの2人のみが使用を許可されていると述べた[5]。パイルドライバーはその他多くの興行団体や特定の都市でも禁止されている。イギリスのいくつかの興行団体では、罰金が課せられる[6]メキシコでもツームストーンパイルドライバー(マルティネーテと呼ばれる)は禁止技である(ドリルアホールパイルドライバーと異なり、相手の頭部を自分の脚で保護できない)。

その危険性から、総合格闘技統一規則(Unified Rules of Mixed Martial Arts)の下での総合格闘技の試合では反則として分類されている[7]
バリエーションと派生技

プロレスでは相手に怪我をさせてはいけない。以下の技の説明中の「相手の頭部を打ちつける」といった表現は実際に起きていることではなく、プロレスの観客がどう捉えているかを表わしている。
ドリル・ア・ホール・パイルドライバーターザン後藤によるドリル・ア・ホール・パイルドライバー。

パイルドライバーの基本形であり、後述のテーズ式パイルドライバーを除く、ほとんどの応用技の元となった。単にパイルドライバーといえば、このドリル・ア・ホール・パイルドライバーを指すことが多い。

前屈みになった相手の頭を自身の両足で正面から挟み、相手の胴体を両腕で抱えて持ち上げながら後ろに尻餅をつくように倒れ込み、相手の頭部を打ちつける。「ドリル・ア・ホール・パイルドライバー」ならびに「脳天杭打ち」という技名称は、重機杭打ち機(パイルドライバー)で杭を打つようにして技をかけることから付けられた。

1950年代にバディ・ロジャースが使用してポピュラーになった。バディ・オースチンは、この技で新人レスラーを2人殺してしまったとして「キラー」というニックネームが付けられた。ただし、これはギミックであり実際には誰も死亡させていない[8]。オースチンのパイルドライバーは、相手の頭を腿ではなく膝付近で固定して、胴体をクラッチせずにタイツを掴んで引っ張り込むようにして放つこともあった。

ワイルド・ビル・ロンソン(英語版)が考案して有名にしたとする説もある[要出典]。

得意とする主な選手(五十音順、括弧内は固有の技名称)

(ヨコヅナ・インパクト)

大森ゆかり

折原昌夫(オリ・ドライバー)

トレバー・マードック

バディ・オースチン

マーク・ルーイン

ほか多数
派生技
ゴッチ式パイルドライバー
カール・ゴッチのオリジナル技。基本的にはドリル・ア・ホール・パイルドライバーと同一系統の技であるが、相手の胴ではなく、相手の足の付け根で両腕をクラッチさせることに違いがある。主な使用者はジェリー・リン(クレイドル・パイルドライバーの名称で使用)、蝶野正洋レネ・デュプリ鈴木みのる[9]。ゴッチ自身によれば「相手の足の付け根に両腕を回すことによって体勢が崩れずに相手の脳天を垂直に打ちつけることができる」とのことである。


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