バーンズ・アンド・ノーブル
[Wikipedia|▼Menu]
バーンズ・アンド・ノーブルのロゴバーンズ・アンド・ノーブルの店舗

バーンズ・アンド・ノーブル(Barnes & Noble, Inc.)は、アメリカ合衆国で最大の書店チェーンであり、また最大の専門小売店である。2009年10月現在、同社はアメリカの50州とコロンビア特別区で合計777の店舗を運営している。2020年12月現在、投資運用会社Elliott Managementが所有している。

同社は地域によっては、ブックスター(Bookstar)あるいはB.ドルトン(B.Dalton Booksellers)という名称でも、小規模な書店をチェーン展開している。ブックスターは屋外型のショッピングセンター店舗に、B.ドルトンはショッピングモール内の店舗に使用される名称である。

バーンズ・アンド・ノーブルは大規模で高級感のある店舗を構えることで有名で、多くの店舗がスターバックス・コーヒーを提供する喫茶コーナーとベストセラー本を値引き販売するコーナーを設置している。ほとんどの店舗で雑誌新聞DVD劇画、贈答品、ゲーム音楽メディアを併売している。
歴史

創業は1965年。ニューヨーク大学の学生で、大学内の生協でアルバイトをしていたレオナルド・リッジオが、「本を売るなら、自分でやったほうがうまくゆく」とグリニッジ・ヴィレッジに小さな学生向け書店をオープンしたのがきっかけ。優れたサービスと知識豊かなスタッフのおかげで評判になり、1970年代には6店舗を展開するまでに拡大。その後、5番街の書店を買い取って総合書店へ転身し、全米に積極的に進出した。

レオナルド・リッジオの兄弟であるスティープ・リッジオが2003年1月から2010年3月までCEOを務めた。スティーブ・リッジオは電子書籍への対応に出遅れ、2010年8月には身売りが検討されていると報じられている[1][2]

2019年6月7日、投資運用会社Elliott Managementはバーンス・アンド・ノーブルを6億8300万ドルで買収すると発表[3]。8月7日に買収を完了した[4]
Nook詳細は「Nook」を参照

Androidベースの電子書籍リーダー2009年11月にアメリカ合衆国で発売された。当初は6インチの電子ペーパーディスプレイ搭載機であったが、2011年に7インチカラー液晶ディスプレイ搭載機(Nook Color)が発売された[5]
出典^“バーンズ・アンド・ノーブルが身売り検討、電子書籍市場で苦戦” (日本語). ロイター (ロイター). (2010年8月4日). ⇒http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-16637520100804 2010年8月31日閲覧。 
^ “【電子書籍ウォーズ(上)】グーグルとアマゾンの攻勢 プラットホーム確立が生命線” (日本語). 産経新聞. (2010年8月29日). https://web.archive.org/web/20100901135717/http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100829/biz1008292029010-n4.htm 2010年8月31日閲覧。 
^ “Barnes & Noble Set To Be Sold To Elliott Management For About $683 Million” (英語). NPR.org. 2020年12月21日閲覧。
^ “Elliott Completes Acquisition of Barnes & Noble” (英語). Bloomberg.com. (2019年8月7日). https://www.bloomberg.com/press-releases/2019-08-07/elliott-completes-acquisition-of-barnes-noble 2020年12月21日閲覧。 
^ “ ⇒Nook Color first hands-on!(updated: with video)”. engadget.com (2010年10月26日). 2012年8月14日閲覧。

関連項目

ボーダーズ・グループ - アメリカ国内でのライバル企業グループ。

外部リンク


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:13 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef