バーリントン_(バーモント州)
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バーモント大学

バーリントン(Burlington)は、アメリカ合衆国バーモント州北西部、全米第6の広さを誇るシャンプレーン湖の湖岸に位置する都市。同州の最大都市である。市域人口は2000年国勢調査で38,889人に過ぎないが、都市圏人口は同年の国勢調査で198,889人、2003年推計では203,503人 ⇒[1]を数える。これはバーモント州全体の人口の約1/3にあたる。チッテンデン郡郡庁所在地である。

バーリントンはバーモント大学の所在地である。バーモント大学は1791年創立の伝統ある中規模州立大学で、カリフォルニア大学バークレー校ヴァージニア大学などと共にパブリック・アイビー(Public Ivy)と称される名門である。特に農学や生命科学の分野で有名である。このほかにもバーリントンには数校の大学がキャンパスを構え、市は学生の多い、活気のある大学都市である。

また、バーリントンは、日本での知名度はあまり高くないが、観光都市としての性格も持っている。夏には湖に面した避暑地として、冬は州内のストウやニューヨーク州レークプラシッドなど有名スキーリゾートへの拠点として賑わう。目次

1 都市概観

2 歴史

3 地理

3.1 気候


4 産業・交通

5 人口動静

6 姉妹都市

7 外部リンク

都市概観 チャーチ・ストリート

バーリントンのダウンタウンはシャンプレーン湖を見下ろす丘の上に形成されている。市のメインストリートはチャーチ・ストリートである。特にその中心となるマーケット・プレイスは各種ショップやレストランが集中し、地元住民・学生・旅行客で賑わう。バーリントン市庁舎もマーケット・プレイス沿いに立地している。また、夜にはロックヒップホップジャズや各種電子音楽のライブ演奏が至るところで行われている。

丘のさらに上の方、ダウンタウンの東側にはバーモント大学のキャンパスが広がる。

バーモント大学のキャンパス付近やシャンプレーン湖畔をはじめ、ダウンタウンの至る通りには自転車道が整備されている。シャンプレーン湖畔はかつては廃工場や古倉庫が建ち並び、廃墟に近い状態であったが、1990年代に公園・遊歩道・各種レクリエーション施設を建設して整備され、現在では対岸のアディロンダック山地の山々を望む憩いの場になっている。夏にはシャンプレーン湖でヨットを楽しむ人も多い。
歴史

この地に入植が始まったのは1770年代にアレン兄弟がウィノースキー川の滝線に砦を建設した頃からである。独立戦争後にこの地は整備され、農業が起こった。1787年に初めて町会が開催され、1791年にはバーモント大学がバーモント農業大学として創立された。1812年頃にはカナダ産木材の輸入港として栄え、人口2,000人を数えた。1812年イギリスとの戦争においては、バーリントンは陸軍の集合地や野戦病院としての役割を果たした。

1823年にはハドソン川シャンプレーン湖を結ぶシャンプレーン湖運河が完成し、バーリントンはニューヨークモントリオールを結ぶこの水上交通路上の重要な港湾都市になった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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