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バージニア・リー・バートン
Virginia Lee Burton
生誕1909年8月30日
アメリカ合衆国
マサチューセッツ州
ニュートンセンター(英語版)
死没 (1968-10-15) 1968年10月15日(59歳没)
アメリカ合衆国
マサチューセッツ州
ボストン
死因肺癌
国籍 アメリカ合衆国
出身校カリフォルニア美術学校
職業イラストレーター、児童書作家
代表作『ちいさいおうち』(The Little House)
配偶者ジョージ・ディミトリオス
受賞コールデコット賞(1943年)
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バージニア・リー・バートン(Virginia Lee Burton, 1909年8月30日 - 1968年10月15日)はアメリカ合衆国の絵本作家、画家、デザイナー。『ちいさいおうち』(The Little House)をはじめ、製作した多くの絵本は、アメリカ絵本の古典に数えられている。 マサチューセッツ州ニュートンセンター生まれ。奨学金を受けてカリフォルニア美術学校で絵画を学ぶ。そのかたわらバレエを学び、一時はダンサーを志したが、父親が骨折したことで経済的にも困窮し断念。やがて家計を助けるため絵本を描き始める。
伝記
野菜や果物を栽培したり羊を飼育したりなど、自然に根ざした生活ぶりが、そのまま絵本の創作主題につながっている。そうした精神はやがて世界的に知られるフォーリーコープ・デザイナーズ(英語版)活動としても育った。素朴さや自然との調和を尊重する一方で、文明のもたらす自然破壊に対して懐疑を投げかけている。
最初の絵本、『いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう』(CHOO CHOO)は長男アーリス(アリスティデス、1932年2月17日 - 2021年12月12日)のために、第2作『マイク・マリガンとスチーム・ショベル(英語版)』(Mike Mulligan and His Steam Shovel)は次男マイケル(1935年8月30日 - )のために、第4作『ちいさいおうち』(The Little House)は夫ドギー(ジョージの家庭内での愛称[1])のために描かれた。『せいめいのれきし』(Life Story)は地球誕生から現代までを、生物学・地学・人類の歴史の全部を取り入れ、絵によって分かり易く描いているほか、自身も作中に登場する。1964年春には、日本にも来訪した。
1968年10月15日、肺癌により死去。59歳没。
長男のアリスティデス・ディミトリオス(英語版)は父と同じく彫刻家になり、次男のマイクは実業家としてテーマパークや遊園地の運営に携わっている。
主な作品
創作作品
『いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう(Choo Choo)』1937年、(日本語版:村岡花子訳、福音館書店、1961年、ISBN 978-4-8340-0004-7)
『マイク・マリガンとスチーム・ショベル(英語版)(Mike Mulligan and His Steam Shovel)』1939年(日本語版:石井桃子訳、童話館出版、1995年、ISBN 978-4-924938-29-8)
『名馬キャリコ(Calico the Wonder Horse, or the Saga of Stewy Stinker)』1941年、1997年改訂(日本語版:瀬田貞二訳、岩波書店、1979年、ISBN 9784001151572)
『ちいさいおうち(The Little House)』1942年、コールデコット賞受賞(日本語版:石井桃子訳、岩波書店、1965年以降複数の版がある)
『はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー(Katy and the Big Snow)』1943年(日本語版:石井桃子訳、福音館書店、1978年、ISBN 978-4-8340-0509-7)
『ちいさいケーブルカーのメーベル(Maybelle the Cable Car)』1952年(日本語版:桂宥子・石井桃子訳、ペンギン社、1980年)
2011年改訳『坂の街のケーブルカーのメイベル』(秋野翔一郎訳、童話館出版、2011年、ISBN 978-4-88750-225-3)
『せいめいのれきし -地球上にせいめいがうまれたときからいままでのおはなし-(Life Story)』1962年(日本語版:石井桃子訳、岩波書店、1964年)
2009年改訂(日本語版:真鍋真監修、岩波書店、2015年、ISBN 9784001112504)