この項目では、マサチューセッツ州の私立音楽学校について説明しています。カリフォルニア州立大学については「カリフォルニア大学バークレー校」をご覧ください。
バークリー音楽大学[1]
ボストンのキャンパス
大学設置1970年
創立1945年
学校種別音楽
設置者ローレンス・バーク
本部所在地マサチューセッツ州ボストン市
学生数5,272、6,736
学部音楽
研究科演奏科、作曲科
ウェブサイトhttps://www.berklee.edu/
バークリー音楽大学[1](バークリーおんがくだいがく、英語: Berklee College of Music)は、マサチューセッツ州ボストン市に本部を置くアメリカ合衆国の音楽大学。1945年創立、1970年大学設置。大学の略称はバークリー。主にジャズおよび現代アメリカ音楽などの商業音楽全般を専門とし、大学のほかに専門学校も擁する高等教育機関である。ロック、フラメンコ、ヒップホップ、レゲエ、サルサおよびブルーグラスなど多岐にわたるコースを設けている[2]。
歴史学内の実習劇場の舞台
バークリー音楽大学は、1945年ローレンス・バーク(Lawrence Berk, 1908-1995)によって「シリンガー音楽院」(Schillinger House of Music)という名前の音楽私塾として創立された。これは、バークが師事したヨーゼフ・シリンガーの名前にちなんだもので、元々この学校の目的は、シリンガー・システムという音楽理論の手法を教えるということにあった。1954年学校のカリキュラムが拡張され、バークは、学校名を彼の息子リー・バーク(Lee Berk)の名前をとって、「バークリー音楽学校」(Berklee School of Music )と改めた。ただし、リー・バーク自身は音楽を学ぶことはなかった。
1970年に音楽大学の創設の認可を得て、「バークリー音楽大学」(Berklee College of Music )と二度その名を改めた。
この大学が創立された当時、ほとんどの音楽学校は、主にクラシック音楽しか教えていなかった。バークリーの創立意図は、当時確立の過程にあり、当然他の学校では教えていなかった現代ポピュラー音楽の理論を提供しようということであった[3]。
現在ではスペイン・バレンシアにもキャンパスがあり、ディプロマ(修了課程)や通信教育課程も併設している。入学には残高証明書を提出する必要があり、日本から渡航した際には、学費や生活費を含め年間1,000万円は必要である。年々学費が上がってきている。2015年にボストン音楽院を買収し、クラシック音楽の学科を複数開設した。
2020年には出身生が在籍するドリーム・シアターとバークリー音楽大学が学生ミュージシャンを支援するために「ドリーム・シアター奨学基金(Dream Theater Scholarship Fund)」を設立した[4]。 バークリーには現在、学士や修士が得られる政府認可の音楽大学と無認可校の音楽専門学校が併設されている。また音楽大学と専門学校共にインターネットによる通信教育課程が存在する。音楽大学の合格者の割合は、入学試験導入開始の2006年度入学より更に厳しくなり、2014-2015年度では4年間の音楽専門学校課程であったディプロマプログラムが廃止されたのも重なり、全志願者の5%であるとされている。 現在、同音楽学校には32の学科が存在し、入学願書提出時に6の基本専攻を選択するのみで学科を決める必要はなく、3セメスター(学期)目の終了までに決めればよい。また、その後の変更も可能である。なお、職業音楽科以外なら、どの学科でも二次専攻として2つ学科を選ぶ事が出来る。デュアルメジャーの場合、卒業までに5年かかる。
課程
Degree Program (音楽大学・大学院課程)
Certificate Program (1年間の通学、または通信教育による音楽専門学校課程)
Summer Program (数か月の短期履修コース)
Internship Program (卒業生向け履修コース)
Fellowship Program (音楽教室)
学科バークリー音楽大学の劇場の裏口
Contemporary Performance (Global Jazz Concentration)
Contemporary Performance (Production Concentration)
Global Entertainment and Music Business
Music Production, Technology, and Innovation