バンド・オブ・ジプシーズ
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この項目では、ジミ・ヘンドリックスのアルバム(1970年)について説明しています。タラフ・ドゥ・ハイドゥークスのアルバム(2001年)については「タラフ・ドゥ・ハイドゥークス」をご覧ください。

『バンド・オブ・ジプシーズ』
ジミ・ヘンドリックスライブ・アルバム
リリース1970年3月25日
1970年6月15日
録音1970年1月1日 ニューヨーク
ジャンルハードロック
ファンク
時間45分16秒
レーベルオリジナル盤
キャピトル
トラック
リイシュー盤(北米以外)
エクスペリエンス・ヘンドリックス
MCA(初盤)
レガシー/コロムビア(再発)
プロデュースヘヴン・リサーチ(ジミ・ヘンドリックス)
専門評論家によるレビュー


allmusic link

チャート最高順位

5位(米国)

6位(英国)

ジミ・ヘンドリックス アルバム 年表

エレクトリック・レディランド
(1968年)バンド・オブ・ジプシーズ
(1970年)クライ・オブ・ラヴ
(1971年)

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バンド・オブ・ジプシーズ(Band Of Gypsys)とは、ジミ・ヘンドリックス1970年に制作・発表したライブ・アルバム。ジミの生前に発表されたアルバムとしては最後となった。
解説

エクスペリエンス解散後、ジミはウッドストック・フェスティバル出演を経て、全員がアフリカ系アメリカ人というトリオ、バンド・オブ・ジプシーズを結成。

一方、無名時代のジミと契約していたPPXエンタープライゼズが、ジミの契約不履行を主張。ジミの元マネージャーのチャス・チャンドラーは、ジミがイギリスに渡る頃に多くのレーベルとの契約を買収していたが、PPXとの契約は残っており、それによれば、ジミは1968年まではPPXの専属アーティストということになっていた[1]。そのため、当時既にPPXを傘下に収めていたキャピトル・レコードからアルバムを1枚発表する必要が生じ、本作は同社から先行発売された(イギリス盤は従来と同様トラック・レコードから発売)。

バンド・オブ・ジプシーズは、1969年12月にリハーサルを行う。その時の音源の一部は、エクスペリエンス・ヘンドリックス公認のレーベル「ダガー・レコード」から、『The Baggy's Rehearsal Sessions』というタイトルで2002年にCD化された。そして、1969年12月31日から1970年1月1日にかけて、ニューヨークのフィルモア・イーストで連続公演(1日2回、合計4公演)を行う。本作には、1月1日の演奏の一部が収録された。

バンド・オブ・ジプシーズは、全メンバーがアフリカ系アメリカ人ということもあり、ファンク等のブラック・ミュージック色が強く出ているが、1970年1月28日のライブを最後に解散。ジミは以後、他界する直前まで、本作にも参加したビリー・コックス、エクスペリエンス時代の盟友ミッチ・ミッチェルを従えたトリオで活動。
ジャケット

アメリカ盤はジミの写真を使用。現行のリマスターCDはアメリカ盤に準じている。イギリス盤の初回ジャケットは、ジミと友人達に似せた人形の写真で、日本盤もそれにならっていた。人形がギターを右利きの構えで持っているのが特徴。本作が日本でCD化された際、一時的にこの人形を使ったジャケットだったこともあった[1]
ジミ・ヘンドリックス没後

ジミの死後に音源を管理していたアラン・ダグラスは、1986年に本作の続編『バンド・オブ・ジプシーズ2』を発売したが、これは9曲中6曲がバンド・オブ・ジプシーズ解散後のライブ音源で、しかもバンド・オブ・ジプシーズが演奏した3曲のうち2曲はビデオから音を起こしたものであった[2]

この時のフィルモア・イーストにおける2日間にわたる公演に関して、16曲を収録した2枚組CD『ライヴ・アット・ザ・フィルモア・イースト』が1999年に発売された。ただしこれも、両日のライブを完全に網羅した内容のものではない[3]

2016年、フィルモア・イーストにおける初日の第1公演を完全収録した『マシン・ガン:ザ・フィルモア・イースト・ファースト・ショー』が発売された[4]

2019年、フィルモア・イーストにおける全4公演を収録した『バンド・オブ・ジプシーズ:コンプリート・フィルモア・イースト』が発売された[5]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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