バンカー・ヒル_(ミサイル巡洋艦)
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バンカー・ヒル

基本情報
運用者 アメリカ海軍
艦種ミサイル巡洋艦
級名タイコンデロガ級
モットーDetermination, Deterrence
母港サンディエゴ
艦歴
発注1982年1月15日
起工1984年1月11日
進水1985年3月11日
就役1986年9月20日
退役2023年9月22日
現況退役
要目
満載排水量9,460トン
全長172.46 m
最大幅16.76 m
吃水9.5 m
機関COGAG方式
主機LM2500ガスタービンエンジン×4基
推進スクリュープロペラ×2軸
出力86,000仏馬力 (63,000 kW)
速力30ノット (56 km/h) 以上
航続距離6,000海里 (11,000 km) (20kt巡航時)
乗員358名 (士官33名)
兵装

54口径127mm単装砲×2基

87口径25mm単装機銃×2基 (※後日装備)

Mk.15 20mmCIWS×2基

Mk.41 VLS (122セル)

SM-2 SAM

VLA SUM

TLAM


ハープーンSSM×8発

3連装短魚雷発射管×2基

搭載機SH-60B LAMPSヘリコプター×2機
FCS

Mk.86 GFCS

Mk.99 GMFCS

Mk.116 UBFCS

C4ISTAR
イージス武器システム (AWS)

AN/SQQ-89 ASWCS (※後日装備)

レーダー
AN/SPY-1B 多機能型

AN/SPS-49 対空捜索用

AN/SPS-55 対水上捜索用

AN/SPS-64 航法用

AN/SPQ-9A 砲射撃指揮用

AN/SPG-62 射撃指揮用×4基

ソナー
AN/SQS-53B 艦首装備式

AN/SQR-19 曳航式

電子戦
対抗手段
AN/SLQ-32電波探知妨害装置

Mk.137 6連装デコイ発射機×4基

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バンカー・ヒル(USS Bunker Hill, CG-52)は、アメリカ海軍ミサイル巡洋艦タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦の6番艦。艦名は独立戦争でのバンカーヒルの戦いに因む。その名を持つ艦としては2隻目。
艦歴

バンカー・ヒルはミシシッピ州パスカグーラインガルス造船所で1984年1月11日に起工し、1985年3月11日に進水、1986年9月20日に就役した。バンカー・ヒルはカリフォルニア州サンディエゴを母港として活動した。

バンカー・ヒルはそれまでの同型艦が装備していた Mk.26 ミサイルランチャーに変えて、Mk.41 垂直発射システム(VLS)を装備した最初のタイコンデロガ級である。この改修により BGM-109トマホーク・ミサイルが使用可能となり、艦の攻撃能力は大きく向上した。

就役後、パナマ運河経由で太平洋艦隊に加わり、第7艦隊所属で作戦活動に従事する。バンカー・ヒルは1987年7月に最初の作戦配備を行う。ペルシャ湾においてホルムズ海峡を通過する戦艦ミズーリ(USS Missouri, BB-63)を始めとするタンカーなどの各種艦艇に対して対空防御をほぼ一年にわたって行った。

1988年8月にバンカー・ヒルはサンディエゴから横須賀へ母港を変更し、空母ミッドウェイ空母戦闘グループに加わり4ヶ月の活動を行う。この配備でバンカー・ヒルは部隊勲功章を受章し、さらに初の戦闘効率賞を得た。

1990年11月、オペレーション・デザート・シールドおよびオペレーション・デザート・ストームに参加し、多国籍軍の空戦指揮艦を務め、イラク国内の攻撃目標に対しトマホーク・ミサイルを発射する最初の艦艇群の一隻であった。湾岸戦争の終結後にバンカー・ヒルはオペレーション・サザン・ウォッチに参加し、イラク南部の飛行禁止区域の警戒を行った。


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