バルフ
???
ホワジャ・アブ・ナスル・パルサ・モスク
位置
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座標 : .mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度45分 東経66度54分 / 北緯36.750度 東経66.900度 / 36.750; 66.900
バルフ(ペルシア語: ???[2])は、アフガニスタン北部のバルフ州の都市である。古代より交易路の要所として発展し、バクトリア王国の都バクトラはバルフ、あるいはバルフ周辺の地域に存在していたと推定されている[3]。長い歴史の中でバルフは幾度も戦乱に巻き込まれ、現在のバルフはバラヒッサール遺跡Bala Hissar, Kabulの側に存在する小村となっている[3]。 バルフはアフガニスタン北部のバルフ川
地理
街の中心にはホワジャ・アブ・ナスル・パルサ寺院(緑のモスク)があり[4]、直径約600mの環状の街区がある。1920年代の地図によると街の東側は旧市街で隊商の宿があり、西側は新市街、南側にはバザールやユダヤ人街があったという[5]。そこから東・西・南(インド古道)・西南・東南の5方向に放射状の幹線が延びている。街の北部には巨大な丘があり、所々に城壁が残っている。中心部を抜けると田畑が広がる農業が盛んな地域である。 青銅器時代、バルフ近郊のダシュリー・オアシスではバクトリア・マルギアナ複合文明が栄えていた[6]。 バルフの街がいつ出来たのかは定かでは無いが、バルフについて言及した最古の書物はゾロアスター教の経典「アヴェスター」である[要出典]。伝説上のペルシアの王カイ・ローラスプ
歴史シルクロードとバクトラ(現・バルフ)。中央下あたりに位置する。モスク
古代
前522年、アケメネス朝のダレイオス1世に対する大規模な反乱がマルギアナで起き、バクトリアの太守が出動して鎮圧した[10]。その後アレクサンドロス3世がアケメネス朝に攻め入り、前334年にバルフを占領し、地元の豪族スピタメネスと戦う拠点とした。前331年、ガウガメラの戦いが起きた。バクトリアの太守ベッソスはダレイオス3世の主力部隊の1つとして奮戦したが、後にダレイオス3世を殺害して自分が王になろうとした[11]。前301年のイプソスの戦いの後、セレウコス朝はバクトリアを征服し、バクトラに副王を置いた。これによってバクトリアでギリシャ人の入植が始まったという説がある[12]。前256年頃、ギリシア人のディオドトスがセレウコス朝に対して反乱を起こし、バクトラを中心としてバクトリア王国が独立を果たした。この地ではギリシア文化が維持され、後世にも影響を与えたとされる[13]。バルフ近郊の直径約1kmの円形の城址であるバラヒッサールはバクトラの遺跡であると考えられている[3]。