バラキ_(映画)
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この項目では、1972年の映画について説明しています。主人公の実在のマフィアについては「ジョゼフ・ヴァラキ」をご覧ください。

バラキ
The Valachi Papers
監督テレンス・ヤング
脚本スティーヴン・ゲラー
マッシモ・デ・リータ
アルドゥイーノ・マイウリ
原作ピーター・マーズ
製作ディノ・デ・ラウレンティス
製作総指揮ニーノ・クリスマン
出演者チャールズ・ブロンソン
リノ・ヴァンチュラ
音楽リズ・オルトラーニ
撮影アルド・トンティ
編集ジョニー・ドワイヤー
配給 コロンビア ピクチャーズ
ヘラルド
公開 1972年11月3日
1972年12月9日
上映時間125分
製作国 イタリア
フランス
アメリカ合衆国
言語英語イタリア語
興行収入 $17,106,087[1]
配給収入 6億7000万円[2]
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『バラキ』(原題: The Valachi Papers)は、1972年制作のイタリアフランスアメリカ合作映画テレンス・ヤング監督。チャールズ・ブロンソン主演。
概要

オメルタ(血の掟)を破り、現役のマフィア構成員で初めてマフィアおよびコーサ・ノストラの実態をアメリカ議会バラキ公聴会)で証言したジョゼフ・ヴァラキの証言を基にした、ピーター・マーズ(彼は『セルピコ』の著者でもある)のベストセラー『マフィア/恐怖の犯罪シンジケート』(The Valachi Papers, 日本リーダースダイジェスト社)の映画化。

ヴァラキの証言を通して、オメルタから始まるコーサ・ノストラ入会から出世、逃亡、そして当局に保護されるまでを描くことで、ラッキー・ルチアーノ等、実名で登場する本物のマフィア、コーサ・ノストラの歴史・実態が解り易く忠実に再現された。
制作の経緯

1968年に『マフィア/恐怖の犯罪シンジケート』がアメリカで出版されると、たちまち全米でベストセラーとなった。この映画化権を買い取ったテレンス・ヤングは様々な映画会社・プロデューサーに話を持ちかけたが、内容が内容なだけに皆及び腰だった。

そんな中、マフィアのルーツであるイタリア出身のディノ・デ・ラウレンティスがこの話に乗ったものの、当時はまだヴァラキ、ヴィト・ジェノヴェーゼとも存命(2人とも獄中にいた)で、しかもジェノヴェーゼは獄中からでも殺人を指示出来る程の強大な権力を持っていたため、制作開始のタイミングを慎重に見極めざるを得なかった。

その後、1969年にジェノヴェーゼ、1971年にヴァラキが相次いで獄中で死去した事からハリウッドコロンビア ピクチャーズからゴーサインが出され、1972年3月14日ニューヨークでクランクインしたが、ニューヨーク・マフィアのアンソニー・E・コロンボから脅迫を受け、わずか18日で撤収、その後はローマにあるラウレンティスのスタジオで撮影が行われ、完成にこぎつけた[3]
スタッフ

監督:
テレンス・ヤング

製作:ディノ・デ・ラウレンティス

脚本:スティーヴン・ゲラー、マッシモ・デ・リータ、アルドゥイーノ・マイウリ

原作:ピーター・マーズ『マフィア/恐怖の犯罪シンジケート』(常盤新平訳・日本リーダースダイジェスト社)

製作総指揮:ニーノ・クリスマン

撮影:アルド・トンティ

音楽:リズ・オルトラーニ

キャスト

役名俳優日本語吹替
NETテレビ東京12ch
ジョゼフ・ヴァラキチャールズ・ブロンソン大塚周夫
ヴィト・ジェノヴェーゼリノ・ヴァンチュラ森山周一郎
マリアジル・アイアランド平井道子芝田清子
サルヴァトーレ・マランツァーノジョセフ・ワイズマン大木民夫
トニー・ベンダーグイド・レオンティーニ小林清志寺島幹夫
ギャップワルテル・キアーリ羽佐間道夫嶋俊介
ガエターノ・レイナアメデオ・ナザーリ加藤精三日高晤郎
アルバート・アナスタシアファウスト・トッツィ西田昭市田中康郎
ラッキー・ルチアーノアンジェロ・インファンティ石森達幸飯塚昭三
ジョー・マッセリアアレッサンドロ・スペルリ緑川稔渡部猛
サレルノマリオ・ピラー田中康郎国坂伸
バックフレッド・ヴァレカ加藤正之緒方賢一
ライアンジェラルド・S・オローリン島宇志夫千田光男
レイナ夫人プペラ・マッジオ島木綿子斉藤昌
ドナマリア・バクサ渡辺典子鈴木れい子
その他仲木隆司
上田敏也
徳丸完
北村弘一
清川元夢
若本規夫
玄田哲章
塚田恵美子
鈴木れい子渡辺典子
青木めい子
二又一成

演出春日正伸高桑慎一郎
翻訳鈴木導
調整山田太平伊東忠美
効果赤塚不二夫南部満治
大橋勝次
選曲河合直
制作オムニバスプロモーションザック・プロモーション
初回放送1974年4月6日13日
土曜映画劇場[4]1978年6月15日


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