Babylon Berlin
バビロン・ベルリン
ジャンルネオノワール
スリラー
歴史
原作フォルカー・クッチャー
『バビロン・ベルリン』(原題:Babylon Berlin)は、ドイツの歴史スリラーテレビドラマである。2017年にシーズン1と2各全8話が、2020年にシーズン3全12話が[1]、2022年10月8日からはシーズン4全12話が放送された[2]。 1929年のワイマール共和国を舞台として、ドイツ史上最大の規模で制作された歴史スリラー連続テレビドラマである。原作はフォルカー・クッチャー
概要
2019年の第32回ヨーロッパ映画賞でヨーロッパ・フィクションシリーズ賞を受賞した[3]。
日本ではBS12で、2019年にシーズン1とシーズン2をまとめた全16話が放送された[4]。2020年12月からシーズン3が放送された[5]。 1929年、社会民主主義のワイマール共和国は左翼と右翼の両方から攻撃されている。繁栄の陰で貧富の差は広がる。第一次世界大戦の復員軍人で、PTSDに苦しむモルヒネ中毒のゲレオン・ラートはケルン市長のコンラート・アデナウアーのスキャンダルとなるフィルムを探す密命を受けて、ケルン警察から自由と退廃の街ベルリンに転任する。日雇いの警察記録係で、夜は家族の生活のためにナイトクラブ「モカ・エフティ」で娼婦をするシャルロッテは、刑事になる夢を持ち捜査に積極的にかかわる。 スターリンに逆らい、イスタンブールに亡命したトロツキーを支持するトロツキスト「赤の砦」はベルリンに集まる。ソ連からトロツキーのもとに貨車で運ばれようとした金塊をめぐり、トロツキストたちとソ連が暗闘する。トロツキストに潜入していたソ連のスパイである、男装の歌手スウェトラーナは仲間を殺させるが、カルダコフが一人だけ逃げる。カルダコフの下宿に引っ越していたゲレオンは事件に巻き込まれ、シャルロッテとともに捜査する。カルダコフはモカ・エフティの所有者の「アルメニア人」エドガー・カサビアンに助けられる。 共産党員のデモが警察に弾圧されて血のメーデー事件が起き、現場にいたゲレオンは共産党員に責任を転嫁するでっち上げの報告書を書かされる。 実業家アルフレッド・ニッセンら右翼は非合法な軍事組織「黒い国防軍」を密かに結成して左翼による陰謀論を唱え、ワイマール政府転覆を謀る。その一員であるヴォルター上級警部はシャルロッテに命じて部下のゲレオンをスパイさせ、ゲレオンを組織に誘う。ベルリン警察を指揮するユダヤ人のベンダ行政長官は、ソ連と結びつき武器を輸入する「黒い国防軍」を危険視して貨車を捜査する。
ストーリー
シーズン1