バナナン島の大ぼうけん!
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『おかあさんといっしょのコンサート一覧』(おかあさんといっしょのコンサートいちらん)は、NHK子供番組おかあさんといっしょ」のコンサートに関する内容を本稿で記載する。
概要

1985年8月にNHKホールにて、おかあさんといっしょファミリーステージ「みんなあんぜん・たすけあい」が実施され、その翌年には日本武道館で「じゃんけん島漂流記」と題した大規模なステージが行われた。

1987年以降、毎年春と秋(87年度・88年度は秋のみ)にNHKホールでファミリーコンサートが定期的に行われるようになった。以来、全国各地でファミリーコンサートが行われ、98年度までは地方収録の放送時に放送したり、長期休暇時期の「おかあさんといっしょ○○のこどもスタジオ【○○はひらがなで季節が入る。】(90年代までの特別編成時の番組タイトル)」にて放送されていた。1999年からは、それまでの地方収録に置き換える形で行われ、2001年以降、毎年12月には、NHK大阪ホールでも定期的に行われている。NHKホールでのコンサートの模様は、毎年5月中?6月初旬ごろと11月下旬 - 12月下旬ごろの16:00 - 17:00に別枠[1] で1時間のダイジェスト版[2] が放送され、年末年始などに別枠で再放送されることがある。また、DVD(2001年春から)・ビデオ(2006年春まで)・CD・ライブカセット(2003年秋まで)もポニーキャニオンから発売される[3]。ビデオなどでは、同じコンサートでも2本になったりすることもあった。全国版は、コンサートの2週間後の土曜日にダイジェスト版で放送される他、ミニミュージカル部分を年度末の春特集で放送するケースが多い。全国版は1999年度のみ、通常の土曜日に放送されている人形劇やアニメーションといった各種別撮りのコーナーを一部内包していたが、2000年度からは全編コンサートの収録映像のみで構成されている。さいたまスーパーアリーナのイベントは9月ごろか年度末に別枠で放送される。また、2013年度から2016年度のスペシャルステージでは、全国の映画館でライブビューイングを実施した。

ファミリーコンサートにおいては、1992年度分までは、特に決まったタイトルロゴは無く、年度によってタイトルロゴが異なっていたが、1993年度秋公演からはファミリーコンサート仕様にした独自のタイトルロゴが用いられるようになった[4]。なお、1995年度までの秋コンサート放送時のロゴは、ファミリーコンサートの『ン』の字の点が葉っぱになっていた。ポニーキャニオンから発売されるビデオ等のパッケージには1997年春公演のものより使用している。その後、2008年度?2009年度は、NHKホール公演のテレビ放送時のみ独自のタイトルロゴを使用(通常の番組ロゴの横に太陽が付いているもの)。2010年度からは、1993年からのロゴをアレンジしたものがNHKホール公演放送時に使用され、2012年度からは全国版もこちらに統一された[5]

1992年5月開催(放送は同年5月5日)のコンサート『みんなともだち』では、フジテレビの子供番組『ひらけ!ポンキッキ』のガチャピンとムックがゲスト出演し、『にこにこぷん』のじゃじゃまる、ぴっころ、ぽろりとの共演が実現したことがある。当時試験放送されていたMUSE方式のハイビジョン[6] で生中継(試験放送では収録後時差放送)されていたため、地上波では16:9のレターボックスサイズでの放送となったが、のちに『お願い!編集長』のリクエストで2016年1月24日にデジタルリマスターとしてハイビジョンで再放送された[7]

1985年のファミリーステージ開始当初は無料で開催されていたが、後に抽選方式のチケット販売に移行し、当初はハガキで応募して購入権を抽選で得る形だった。しかし、当初の申し込み方法であったハガキでの抽選方式は複数枚の応募が可能なため、チケットの入手は非常に困難で、それに付け込んだダフ行為(インターネットのオークション転売を目的とした場合含む)も社会問題となっており、逮捕者も出ている。その対策として、2005年3月の公演からは今までの往復葉書きによる抽選予約応募から、チケットぴあまたは、ローソンチケットを利用した電話による抽選予約受付に変更された。 さらに2009年度からはハローダイヤルを利用した抽選販売に変更された。しかし、従来のネットオークションに加えて転売サイトによる個人での不当な価格での転売が後を絶たない状況が続いている事から、2017年度からはNHKホール公演で、翌2018年度からは地方公演も含めた全公演で販売方式を再変更する事になり、『Ticket every!』でのweb申し込みによる抽選販売とデジタルチケットによる当日発券システムが導入された。これにより、購入できた券種によりおおよその座席エリアは事前に把握できるが、実際に座る座席は当日会場に入場するまで不明という形式になった。

コンサート当日前後、会場のある地域に台風などが上陸していた場合でも公演中止になるケースは基本的にない。しかし、2009年12月の大阪公演は当時現役だった横山だいすけと三谷たくみが当時流行していた新型インフルエンザに感染した影響で、史上初の公演中止となった。2012年3月の名取公演は東日本大震災の被害の影響により2度目の公演中止、さらには2020年2月・3月の豊田公演と3月の釧路公演、2020年度の全公演(例年8月のスペシャルステージ含む)は、新型コロナウイルス感染拡大防止と観客・出演者の健康や安全に配慮するため中止となった。なお、2008年12月の大阪公演については翌年に別日程で振替公演が行われ、2012年3月名取公演は代替企画として2012年春特集の「あつまれ!土曜日スペシャル」で訪れた後、2012年度の公演スケジュールにて改めて同一会場での公演が組み直され、当初の予定から半年遅れで実現した。しかし2020年2・3月の豊田公演と3月の釧路公演においては、代替スケジュールの確保が困難であること、さらに2020年のNHKホール春公演以降は同年4月の緊急事態宣言発令とその後の感染拡大により、開催の目処が立たない状況から年度内の予定公演が完全中止となり、情報が解禁され販売されたチケットは払い戻し対応となった。

上記例とは別に公演期間途中で予定されていた出演者の出演が見合わせられたケースが2例ある。2009年秋の「星空のメリーゴーラウンド ~50周年記念コンサート~ 」では、ゲストの歴代うたのおねえさんとして出演していたつのだりょうこが公演1日目終了後にインフルエンザに罹患した為残りの公演を休演する事となった。また、2023年春の「しれば・・・トモダチ?ぴょんぴょんびょ?ん!」では、たいそうのおにいさんの佐久本和夢が初日の1公演目で足を負傷し、同日2公演目以降最終日まで休演する事となり、脚本を一部変更した上で、残りのレギュラー出演者および同公演のゲストである前任のたいそうのおにいさんである福尾誠で残り期間の公演を継続した。なお、後者の事例ではテレビ・ソフト(CD・DVD・Blu-ray)用の収録が初日の1回目公演で行われていた為、本来の脚本で佐久本が出演したものが放送・販売された。

1993年春以降はおにいさんやおねえさんが交代した場合、先代のおにいさん・おねえさんがゲスト出演するのが慣例となっており、特に坂田おさむ・神崎ゆう子から速水けんたろう・茂森あゆみに交代した1993年の場合は、秋コンサートでも新旧共演が実現している[8]。さらに、『あさごはんだいすき』・『にこにこぷんがやってきた!』・『BSおかあさんといっしょ』・『あそびだいすき!』・『おとうさんといっしょ』といった派生番組の出演者も登場する事が多い。

通常放送に先立ってNHKホール発のコンサートは1991年秋公演からハイビジョン制作されており、当時のアナログハイビジョン試験放送においてハイビジョン画質で放送された[9]。また、前記のとおり1992年春公演はアナログハイビジョン試験放送や地上波ともに16:9サイズでの放送となった。なお、地上デジタル放送開始以後の現在は地上波でハイビジョン放送が実施されている[10]。ファミリーコンサート開演前及び終演後の会場では、番組で使用されている楽曲が流れる。また、一般のコンサートにおける注意事項アナウンス及び開演ブザーの代わりに、開演10分前に人形劇キャラクターによる注意事項の説明やお手洗いを促す内容の歌、開演時に同じく人形劇キャラクターによる開演を知らせる歌が流れ、開演という流れをとっている。

また、ワンワンわんだーらんど同様NHK厚生文化事業団と会場所在地のNHK地方局との共催で有料公開イベント兼チャリティー公演として開催されていて、入場料収入に加えその他拠出金を加えた収益金は乳児院児童養護施設母子生活支援施設向けの備品購入費や自然災害における被災地の母子家庭支援金の他、例年11月末から12月にかけてはNHK歳末たすけあいNHK海外たすけあいコンサートとして開催している。

また、NHKホールが耐震工事実施のため2021年3月から2022年6月までの予定で長期休館となった際には[11]、該当期間におけるNHKホールでの公演が実施できない事から、2021年5月公演は従来より時期をずらして別会場で実施し、2021年11月公演は時期を前後して新型コロナウイルス感染症の感染拡大傾向にあった事から、スケジュール発表がされる事なく未開催となった。工事期間終盤に当たる2022年5月公演は、例年であれば地方公演がスタートする7月まで時期を大幅に後ろ倒しした上で、工事完了後のNHKホールでの公演が予定されている。
コンサートの内容
NHKホール公演(5月・11月)

初期のファミリーコンサートは歌中心の内容(劇仕立ての内容が展開される公演もあったが、その場合も冒頭と後半に歌コーナーが設けられることが多く、現在のように約70分全編に渡って物語が展開するようなことは少なかった)だったが、2000年代より徐々にストーリー性の強い仕立て・ミュージカル風の内容が中心に変わってきている。

通常放送で終盤に行われている体操はコンサートでも終盤で披露されるケースが多いが、公演によっては必ずしも終盤とは言えない箇所で行われることもあり、2012年春公演のようにストーリー展開の関係で前半に体操が入ってきた例もある。エンディング曲もコンサートのラスト曲に配置されることが多く、その場合は曲ごとに専用のエピローグBGMが終演時に流れるケースが大半である。

1996年秋からは公演によって本格的にアンコール曲が導入されるようになった。アンコールは出演者全員で歌う場合と、うたのおにいさんうたのおねえさんなど数名のみが登場し、比較的静かな曲を歌う場合などがある。

多くは番組で放送された曲が歌われるが、「チャオチャオまたね」や「バイ・バイ・バイ!」等、基本的にコンサートのみで歌われる曲も存在する。

また、NHKホールでのコンサートの場合は公演によってゲスト出演者が登場することもある。特に、30周年記念コンサート以降は10年置きに開催される周年祝いの記念コンサートに歴代のおにいさん・おねえさんが多数ゲスト出演している他、先述通りおにいさん・おねえさん交代直後の5月公演[12] では3月末で番組を卒業した先代おにいさん・おねえさんがゲスト出演するのが恒例となっている。

2020年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として地方公演を含めた全公演が中止となったことに伴って、NHKホールを使用した公演は2019年11月の「ふしぎな汽車でいこう?60年記念コンサート?」を最後に中断となり、更に2021年度から2022年6月にかけてNHKホールが改修工事の為休館となった事に伴い、2年以上に亘ってNHKホールでの公演が休止される形となった。


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