この項目では、ポケットモンスターシリーズの一部作品に登場する架空の施設について説明しています。
テレビアニメ『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』のオープニングテーマについては「バトルフロンティア/ポケモンかぞえうた」をご覧ください。
テレビアニメ『マクロスF』に登場する可変ステルス攻撃宇宙空母については「新マクロス級超長距離移民船団#バトル・フロンティア」をご覧ください。
「フロンティアブレーン」はこの項目へ転送されています。アニメ版のフロンティアブレーンについては「フロンティアブレーン (アニメポケットモンスター)」をご覧ください。
バトルフロンティア (Battle Frontier) とは、ゲームボーイアドバンス用ソフト『ポケットモンスター エメラルド』、ニンテンドーDS用ソフト『ポケットモンスター プラチナ』・『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』及びその関連作品に登場する架空の施設である。 ホウエン地方南部の孤島に存在する施設。施設とは言っても非常に大規模であり、ポケモンを治療する「ポケモンセンター」やアイテムを取り扱う「フレンドリィショップ」等、町としての機能も備えている。ゲーム本編をクリアして「殿堂入り」した主人公が、謎の男・エニシダにスカウトされて来ることになる『ポケモンバトルの最前線』である。なお、『ルビー・サファイア』においては同じ場所に「バトルタワー」のみが存在しているが、これは『エメラルド』ではバトルフロンティアの一施設に過ぎない。 詳細は次項以降で紹介するが、7種類の異なる対戦施設がある。それぞれ一定回数以上勝ち進むことで、施設のトップの存在である「フロンティアブレーン」が出現。彼らを倒して「バトルシンボル」を手に入れることが目標となっている。目的とは直接関係のないやり込み要素として、各施設における最高連勝記録は保存される。他のプレイヤーとレコードを混ぜると、相手の記録も含めたランキングを見ることができる。 各施設で勝ち抜くと、バトルポイント(以下、BPと表記)というポイントがもらえる。これはバトルフロンティア内で、アイテムとの引き換え、技を教えてもらうための対価にすることができる。その他にも、所々にある休憩所(控え室)では技を教えてくれる人がいたり、持っているポケモンの能力値を見てくれたりする人がいる。さらに地下洞窟「アトリエの穴」に出現するドーブル、その入り口に続く道を塞ぐウソッキー等、野生のポケモンも生息している。 フロンティアブレーンが使用するポケモンは技・能力ともにバランスよく配置されており、さらに彼らと戦うためには規定数連勝しなければならないうえ、連勝が進むと一般のトレーナー(エリートトレーナーやベテラントレーナー)も何故か伝説のポケモン(出場制限の無い、いわゆる準伝説と呼ばれるポケモン)を使ってきたりするので(これは後の作品のバトル施設も同様)、バトルシンボルを手に入れるまでの難易度は高いと言える。 リメイクのオメガルビー、アルファサファイアでは登場しないものの、バトルリゾートにはバトルフロンティアに登場する一部施設の模型やエニシダの名前があるなどの描写が存在する[1]。 以下の解説では専門的な用語を多用するため、ポケットモンスター (ゲーム)、ポケモン一覧との併読を推奨する。 対戦施設内では、通常の戦闘とは異なるルールが適用される。 トレーナーの「運」が試される。
エメラルド版
概要
基本ルール
各施設ごとに「レベル50」「オープンレベル」の2種類のコースがある。オープンレベルはレベル100までの好きなレベルで参戦可能だが、相手のレベルはこちらの参加ポケモンの中で一番高いレベルに合わせてくる。ただし、レベル60より低くなることはない。
上のコースのどちらか一方で、シングルバトルを勝ち抜けばバトルシンボルは入手可能。
施設によっては、シングルバトルとダブルバトル等を選べる。ただし前述のようにシングルバトル以外ではフロンティアブレーンは現れず、シンボルも手に入れることができない。しかし、記録は個別に残る。
同じポケモンを2匹以上参戦させたり、同じ道具を複数のポケモンに持たせたりすることはできない。
ポケモンに持たせているもの以外、道具を持ち込むことは出来ない。
ラティオス・ラティアス専用の道具「こころのしずく」は、持たせても効果を発揮しない。
それぞれの施設の規定数を勝ち抜けば1周クリアとなり、BPがもらえる。
施設ごとに設定されている周回数を連続でクリアするとフロンティアブレーンが現れ、初めて勝つと銀のシンボルをもらえる。さらに勝ち進むと彼らが再登場し、そこで勝てば金のシンボルをもらえる。
参加する前に強制的にセーブされるため、リセットによる連勝のやり直しは不可能。一度施設に入ったら、規定数勝ち抜くか負けるまで外には出られない。ただし各対戦が終わるごとにセーブをし、電源を切って一時的に中断することができる。中断後にロードすると問答無用で対戦が再開する。
上記の中断方法を無視して電源を切った場合、挑戦記録が無効になり、記録も0になる。
コンティニュー等は一切存在しない。
各対戦が終わるごとにポケモンは完全回復し、使った道具も戻ってくる(例外有り。詳細は次項)。
バトルドームを除く全ての施設では、ダブルノックアウト(だいばくはつやみちづれを使った場合の相打ち)で勝負が終わった場合、挑戦者(プレイヤー)の負けとなる。
特別なポケモン(能力値の合計が601以上の伝説のポケモンおよびすべての幻のポケモン)、およびポケモンのタマゴはすべての施設に参戦不可能。
対戦施設
バトルチューブ
3体のポケモンをエントリーする。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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