バトルスタディーズ
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バトルスタディーズ
ジャンル
野球漫画青年漫画
漫画
作者なきぼくろ
出版社講談社
掲載誌モーニング
レーベルモーニングKC
発表号2015年6号 -
発表期間2014年8月14日[1] -
巻数既刊40巻(2024年5月22日現在)
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画
ポータル漫画

『バトルスタディーズ』(BATTLE STUDIES)は、なきぼくろによる日本漫画作品。『週刊Dモーニング』(講談社)2014年夏号[1](8月14日配信)および『モーニング』(同社)の2014年41号に読切版が掲載され、2015年6号から連載が開始された。2024年5月時点で累計発行部数は540万部を突破している[2]

2021年8月7日から29日まで本作と東京・神田明神がコラボし、企画展「若者たちの戯れ言(めいげん)?神田明神×バトルスタディーズ展」を神田明神の資料館2階展示室にて開催[3]

@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}大相撲令和5年初場所にて、高安関がバトルスタディースの化粧まわしを着けている。[要出典]
あらすじ

中学野球日本代表として世界制覇の原動力となった狩野笑太郎は、憧れだったDL学園から特待生としてスカウトされ、全寮制の硬式野球部へと入部する。直近のセンバツ大会でも準優勝を果たした全国屈指の強豪へ意気揚々と入寮していった狩野たち1年生を待ち受けていたのは、理不尽なほど厳しい上下関係と独自の規則、そして容赦なく吹き荒れる体罰の嵐だった。
解説

作者・なきぼくろはPL学園高校野球部出身で、2003年の第85回全国高等学校野球選手権大会に9番右翼手として出場した[4]。本作はこの高校生活の経験を基にして作られている。単行本の巻末には、作者の2年上級生である今江敏晃との対談や桜井広大のコメント、同級生の小窪哲也との対談など、当時のPL野球部関係者にまつわる企画がしばしば掲載される。
登場人物

声はムービーコミック版[5]
DL学園高校野球の激戦区・大阪府の中でも甲子園優勝候補の一つと言われる屈指の野球の名門校。甲子園通算96勝、優勝7回、準優勝4回、春夏連覇1回、25年連続計80名のプロを輩出した経歴がある。野球部員は全てスカウトによる入部であり[注 1]、他の強豪校とは異なり1学年で最大18名と少数精鋭で活動している。野球部以外にも、剣道部、吹奏楽部、バトン部などの名門でもある。甲子園ではDLの人文字が名物となっている。前述の通り何処よりも厳しい寮生活によって何処にも負けない精神が鍛えられると謳われているが、ここ10年甲子園で優勝していない、有望選手ほど辞めていく風潮があるなど問題視される現状がある。また上記の件で「DL=暴力」という噂が流れており、有望な選手に断られるケースも発生している。
80期生主人公である狩野達の年代。ボーイズリーグ10名、シニアリーグ7名、軟式野球1名の計18名で構成されている。狩野を始めとするボーイズリーグ出身者の内8名は日本代表であり、シニアリーグも本塁打王である門松、シニア全国大会優勝の立役者となった毛利が所属するなど、近年でも豊富な人材が入学しており、夏の大阪大会予選では狩野と檜が1年生としてベンチ入りするなど、高い実力がうかがえる。入部初日に丸井が脱走、檜が1日遅れでの入部だったため最初は17名でスタートとなったが、私学大会初戦後に丸井が戻ってくる。しかし私学大会後の寮生活の不満から毛利が脱走退学したことで、結局18名全員そろって活動したのはわずか1ヶ月であった。その後、夏の大阪大会初戦で鬼頭が起こした事件により鬼頭が退学。1ヶ月の部活動停止、半年間の対外試合禁止によってさらに日向と浅野が退学転校し、2年次は14名で活動している。
狩野 笑太郎(かのう しょうたろう)
声 - 置鮎龍太郎主人公。捕手(主将就任後は主に一塁手)。右投左打。大阪府ボーイズリーグ天王寺ブルース出身。背番号16(1夏)→3(2春夏)→2(2秋)右投げであるが、箸・筆・ギターのいずれも左利きである。一瞬目にしただけの光景を鮮明に記憶できる映像記憶の能力を持っている。白髪。中学1年生の夏にDL学園対横羽間高校の延長17回の死闘を観て、熱狂的なDL学園のファンとなる。中学日本代表では主将として世界大会で優勝し、DL学園に特待S(入学金・学費・寮費などが全て免除される特待生)で進学。打撃の能力も高く、中学全日本ではNo.1スラッガーの評価を受け入学生ラインナップでもそのように紹介されている。性格は明るく、DL学園オタクであるため、ほかのチームメイトが恥ずかしがって歌えない始業前の校歌を熱唱するなど憧れのDLに入って興奮している。入寮初日に脱走した丸井を気遣うなど思いやりの深い性格だが、その一方で、試合に勝つために平気でチームメイトを騙す、ルールを破るなど破天荒かつ傍若無人な振る舞いも目立つ。檜とバッテリーを組んだ試合は毎回、試合前にマウンドで「バルスタリー(BATTLE STUDIES)!」と声を合わせる。古谷のファンで、その付き人になった時は大喜びした。また烏丸にも強い憧れを抱き、打撃フォームを完全に模倣している。私学大会での活躍、春季近畿大会後の練習試合で結果を出したことにより、夏の大阪府予選では1年生として檜と共にベンチメンバーに入る。初戦の満大附属高校戦では3年生が重圧から結果が残せない中、逆転の代打本塁打と勝負を決める二打席連続本塁打を放ち鮮烈なデビューを果たすが、当日鬼頭が起こした事件によって1年目の夏は終わってしまう。事件後、出場辞退をする原因となった「鉄の掟」と「付き人制度」を含めた古い体制のDL野球部を改革するため1年生として主将になることを志願、反発はあったものの新監督となった藤巻が了承したことで第79代主将に就任した。主将就任後、自らの甘えを断つため公私で最も愛していたDL学園のユニフォームと恋人のサクラと別れている[注 2]。2年夏時は楠にキャッチャーを譲り守備位置はファースト。打順は1番、2番、3番と変わることが多いがいずれも上位を打つ。読切版では過酷な寮生活も承知の上で入学していたが、連載版ではその寮生活や過去の暴力事件についてはほとんど知らなかったと設定されている。
檜 研志(ひのき けんし)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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