バトルギア4・? Tunedジャンルレーシングゲーム
対応機種アーケードゲーム
開発元タイトー
発売元タイトー
人数1?4人(対戦時)
メディアROM
稼働時期2005年6月20日
利用料金100?200円
200?500円(ネットエントリーキー)
デバイスハンドル
ペダル×2(プロ筐体のみ×3)
ギア
サイドブレーキ
ネットエントリーキー
システム基板TAITO Type X+
その他2006年11月28日より「Tuned」へバージョンアップ。
2019年3月31日、オンラインサービス終了[1]。
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『バトルギア4』(BATTLE GEAR 4)は2005年6月にタイトーよりリリースされたアーケードカーレースゲームである。バトルギアシリーズとしては第4作目、前作サイドバイサイドシリーズから数えると6作目となる。2006年11月28日からは、登場車種やコースを増やし、ゲームシステムや筐体の設備などを改良した『バトルギア4 Tuned』が稼動を開始した。バトルギア4 Tunedが、バトルギアの最終作となることを当時のカタログで発表している。 バトルギア4の筐体はスタンダード筐体のみ、バトルギア4 Tunedの筐体はスタンダード筐体とプロフェッショナル筐体の2種類が存在する。両筐体ともTAITO Type X+を採用しており、音声システム
概要
筐体
スタンダード筐体のコクピット部分は位置調節が可能なシート、フィードバック付きステアリング、アクセルペダル、ブレーキペダル、シフトレバー、サイドブレーキレバー、スタートボタン、視点切替ボタン、ハザードボタン及びキー差込口という前作の装備に加え、左のシフトレバーの奥にオーバーテイクスイッチ(別名ステキスイッチ、略称「素敵」と呼ばれる)が追加されている。このスイッチはノーマルカーでは機能せず、エンジンのチューニングレベルが3以上であるか、セッティングセレクト画面でチューンドもしくは特別仕様車を選択することにより使用可能になる。このスイッチを押下すると自然吸気エンジンではナイトラスシステム、ターボエンジンではスクランブルブーストとして使用でき、一定時間エンジンの出力が上がる[注 1]。
プロフェッショナル筐体は前述のスタンダード筐体と比較して、クラッチペダルの追加、6速Hパターンシフトレバーの採用、ステアリングのロック・トゥ・ロックの増大、サイドブレーキレバーの位置変更、画面及びスピーカーの大型化などの改良が施されている。クラッチ、Hパターンシフトの採用により実車さながらのシフトチェンジを楽しめるようになった(ただし、半クラッチは省略されている)。また、画質もスタンダードよりも良い[注 2]。しかし筐体本体の価格が極めて高価な為、稼働当初において全国規模で数えてもわずか数十台ほどしか稼働していなかった。しかしその一方で海外市場に多数輸出されていることから、実質海外向けに製造された筐体ともいえる。 今作も前作バトルギア3同様ネットワークエントリーシステムNESYS(ネシス)を通じて全国のプレイヤーとタイムを競い合うことが出来る。バトルギア4ではNESYSのユーザー認証にネットエントリーキーと呼ばれる、実車のイグニッションキーを模したドングルを使用する。ネットエントリーキーの価格は店舗にもよるが通常500円で、筐体に設置されたキーベンダーで購入できる。 今作からはエントリーキーを使用してプレイするごとに、成績に応じてBG(バトルゴールド)というポイントが付与され、このBGを対価とすることで車のチューニングが出来た。その内容はエンジンスワップ、サスペンションの調整などもできるといった本格的な仕様である。 稼働開始以来、オンライン対応のアーケードゲームとしては異例の13年9ヵ月という長期にわたってサービスが提供されていたが、2019年(平成31年)3月31日23時59分をもって全てのオンラインサービスを終了した。これに伴いネットエントリーキーを使用したゲームプレイが行えなくなり、各種ランキングの自動申請も出来なくなったほか、BG4ガレージのサービス及び稼働店舗情報の公開も同時に終了した[1]。なお、ゲームのオフライン部分は同年4月1日以降も引き続き利用可能である。 本作のサービス終了と同時に、17年間使用されてきたネットワークエントリーシステムNESYS(ネシス)も役目を終え、後継となるNESiCA×Liveに完全移行する形となった。 2006年12月現在、以下の30車種(Tunedでは53車種)が使用可能である。これらの車種は排気量、馬力、トルク、車重等から導き出された走行性能によりクラス分けされている。Tunedのみで使用可能な車種には*印を、特別仕様車が存在するものには※印を付した。また、チューニングでコンプリートエンジンが選べる車種は※2印を表記した。本作ではシリーズ初となる輸入車も設定されているが、その反面無印4の地点では前作にて人気のあった車種が多数削除され全使用可能車種は大幅にダウン、三菱とスバルに関してはTunedで復活車種が追加されるまではわずか1?2車種しか選択できない。 A-DクラスをチューニングすることによってSクラスにすることが可能。チューンドクラスとしてタイムアタックやドリフトモードを行うことができる。また、エントリーキー無しのプレイでもセッティングで「ノーマル」以外を選択するとSクラス扱いとなる。 計8車種(Tunedでは8車種追加、合計16車種) ノーマル状態で200?255馬力の車(アテンザ、S13シルビアのみ178馬力)。
ネットワークエントリーシステム
クラス別登場車種
Sクラス
Aクラス (NA2)
Honda NSX type R (NA2)*
MAZDA RX-7 Type RS (FD3S)※
MITSUBISHI MOTORS LANCER Evolution IX GSR (CT9A)※
MITSUBISHI MOTORS LANCER Evolution IX MR GSR (CT9A)*
MITSUBISHI MOTORS LANCER GSR Evolution IV (CN9A)*
MITSUBISHI MOTORS LANCER GSR Evolution III (CE9A)*
NISSAN FAIRLADY Z Version ST (Z33)※
NISSAN SKYLINE GT-R (BNR32)*
NISSAN SKYLINE GT-R V-spec (BCNR33)*※
NISSAN SKYLINE GT-R V-specII (BNR34)※
SUBARU IMPREZA WRX STi spec C (GDB)※
SUBARU IMPREZA WRX STI spec C ['06] (GDB)*
SUBARU IMPREZA WRX type R STi Version VI (GC8)*
SUBARU LEGACY B4 2.0GT spec.B (BL5)
TOYOTA Supra RZ (JZA80)
Bクラス
Honda ACCORD Euro-R (CL7)
Honda INTEGRA TYPE R (DC2)*
Honda INTEGRA TYPE R (DC5)
Honda S2000 (AP1)
MAZDA ATENZA 23Z (GG3S)
MAZDA SAVANNA RX-7 GT-X (FC3S)*
MAZDA RX-8 Type S (SE3P)
MITSUBISHI MOTORS FTO GP Version R (DE3A)*
NISSAN 180SX TYPE X (RPS13)*
NISSAN SILVIA K's(S13)*
NISSAN SILVIA spec-R AERO (S15)
RENAULT Lutecia RENAULT sport V6 (BL7X)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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