バトラ_(ゴジラシリーズ)
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バトラ
ゴジラシリーズのキャラクター
初登場『ゴジラvsモスラ
作者吉田穣
破李拳竜(幼虫)
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バトラ (Battra) は、1992年の映画『ゴジラvsモスラ』(1992年)に登場する架空の怪獣モスラの亜種として創作されたキャラクターである。
『ゴジラvsモスラ』

諸元バトラ
BATTRA
[出典 1][注釈 1]
別名黒いモスラ[出典 2][注釈 2]
(幼虫)
体長90 m[出典 5]
体重2万 t[出典 6]
水中速度56ノット[24]
出身地北極海[26][19][注釈 3]
(成虫)
全長73 m[出典 7]
翼長180 m[出典 8]
体重3万 t[出典 9]
飛行速度マッハ2.5[出典 10]
出現地太平洋上[19][13][注釈 4]

地球生命が環境汚染などの地球を脅かすものに対して創造した魔獣。モスラと同様に地球の守護神というべき存在であるが、「守護」を目的とするモスラとは相反し、「破壊」を目的としている存在である。コスモスによると、その名は「バトルモスラ」の略であるとされる[出典 12][注釈 5]。出現地点は北の海の氷の中→オホーツク海→能登半島・輪島海岸→名古屋→フィリピン沖→横浜・みなとみらい21→北の海[6]

1万2千年前、超古代の発達した文明時代に気候を自在に操る機械がコスモスの科学者によって発明されて地球生命を脅かしたため、文明を徹底的に滅ぼそうと地球自らが生み出したとされる怪獣である。インファント島の遺跡には、バトラがモスラと同じ卵から生まれたことを示すと思われる壁画が描かれている。幼虫時点でも光線を放つなど、モスラに比べると破壊本能だけでより攻撃的な能力を持ち、普通のやモスラとは異なる不完全変態で成虫となる。体色は黒を基本とし、アゲハチョウに似た形状の黒い羽には赤と黄色の稲妻模様が刻まれている[10]。幼虫はモスラに対して凶悪で戦闘的なフォルムとなっている[34][22]甲虫の特徴を有しており[17]、硬質な外骨格に包まれているため、モスラのように鱗粉を武器にすることはできないとみられる。幼虫時には、背中のトゲや爪を振動させて、陸上や地中、海上を自由に行動することが可能[22]。甲虫のような角、尾の先端にある2本の長い突起、硬質なボディーなどイモムシでありながら強敵感を漂わせるものとなっている[10]。爪や左右に開閉する口を囲む4本の牙は昆虫ではなく脊椎動物のそれに似た質感となっている[10]。幼虫の体側にある赤い発光器は、成虫ではトゲ状の突起となる[10]。モスラとは異なり、繭を作らずに光を放って一瞬で幼虫から成虫に変態するため、口から糸は吐かない[10]。角は幼虫よりも小さくなり、光線は発射することはないが、目からプリズム光線を発射する際に放電する[10]。また、成虫は巨大な観覧車を持ち上げてゴジラにぶつけたり、モスラと協力してゴジラを持ち上げるなど、脚の力が強い[出典 13]

幼虫ではモスラとは異なり、目と角の先端からプリズム光線[出典 14][注釈 6]を放射することが可能であるほか、突進攻撃を得意とする[17]。成虫では眼から放つ幼虫よりも直線的で高いものと思われる威力を持つプリズム光線と翼から発する衝撃波のほか、脚の爪など[出典 15]だが、防御力は低下する模様である[10]

バトラはコスモスの築いた古代の文明を攻撃し、コスモスの守護神モスラによって最終的に北極海の氷の中に封印されたが、その際に気候操作機械が破壊された結果、地表のほとんどが海中に没し、コスモスの文明は滅びた。小笠原海溝への巨大隕石の落下による地球環境の汚染が引き金となり、予定よりも早く20世紀に覚醒する[2][注釈 7]

復活したバトラはモスラを目がけ、日本を通過して能登半島沖で浴びせられた航空自衛隊F-15によるミサイルをものともせず輪島海岸から地中に潜り、名古屋に出現して[17]名古屋城を破壊する[注釈 8]名古屋テレビ塔付近で陸上自衛隊74式戦車部隊と戦い、プリズム光線で多数を撃破するが、到着したツインメーサータンク92式メーサー戦車の攻撃を受け、テレビ塔を倒して再び地中に潜行した後、フィリピン沖海上に出現する。コスモスを守るためにゴジラの気を引いていた孵化したばかりのモスラに襲いかかり、跳ね飛ばした後にゴジラを攻撃した結果、その怒りを買って海底での激戦に移行する。しかし、戦闘の衝撃がマグマ層に影響を与え、活動を開始した海底火山にゴジラともども飲み込まれる[17]。バトラはモスラが羽化して成虫になろうとしているころにマントル対流から姿を現し、洋上で成虫と化して再びモスラのもとへ向かう[35][17]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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