『BACHプラザ』(バッハプラザ)は、テレビ埼玉(TVS)で毎日の夜に放送している公営競技のレースダイジェスト番組。1991年3月30日放送開始。2008年4月1日よりハイビジョン制作[注 1]。 埼玉県内にある戸田ボートレース場、川口オートレース場、大宮競輪場、西武園競輪場、浦和競馬場で行われる各競走(レース)について、進行役の司会と各競技の専門解説者・レポーターが当日のレースダイジェスト・解説や翌日のレース予想・解説を行う番組[注 2]。テレビ埼玉の情報番組では唯一、365日CM無しで放送する完全帯番組であり[注 3]、通算の放送回数は2018年8月14日で10000回を達成し[2][注 4]、2021年3月30日には、放送開始30周年を迎えた[3]。 タイトルのBACHはボートレース(Boat Race)、オートレース(Auto Race)、競輪(Cycle)、競馬(Horse Race)のそれぞれの英語の頭文字から取ったものであった[注 5] 。これは、英語読みでは「バーク」となるが、ドイツ語読みでは、音楽家と同じく「バッハ」となる[注 6][4]。 ボートレースを除く各競技の開催最終日は専門解説者の出演はなく、司会によるコーナー進行。まず優勝戦のダイジェストを放映した後、優勝戦の勝利者インタビューが放映され(レース中のアクシデントなどで優勝戦が不成立になった場合を除く)、その日のレース結果が放映される。そして、エンディングでその競技の優勝戦のダイジェストVTRが放送され、その日の番組終了となる。逆に、公営競技の開催が全く無い日、および開催前日の展望が1競技のみの日は、特集と題して過去に行われたレースをダイジェストで振り返るVTRが放送される。また、各レース場(県外のレース場も含む)の施設案内、及び各本場にて開催されたイベントのVTRが放送されることもある。 過去に公営競技の全競技が開催された日(最終日を除く)や重賞・特別競走(特に川口オートレース場における特別競走)が行われる時期には、15?30分拡大されて放送されることがあった。ただし2008年のリニューアル以降、放送時間の拡大はない。リニューアル後、2009年3月までは、画面下部に県外で行われた各競技の結果(県内で場外発売された競技がメインになる)やお知らせなどが常時表示されていたが、2009年4月以降は再びレースダイジェスト・展望の後、「場外発売の結果」が個別に表示されるようになったが、2022年4月の放送から「場外発売の結果」が表示されなくなった。 全公営競技のレースダイジェスト・結果を放送している番組は、関東に限ればテレビ埼玉のみである(ちなみに、5いっしょ3ちゃんねるに含まれる群馬テレビは伊勢崎オートレース場のレース展望番組のみ)。 開始当初は「レースダイジェスト BACHプラザ」(レースダイジェスト バッハプラザ)というタイトルだった。 2008年4月1日よりタイトルを「バッハプラザ」と改め、番組が始まって以来の大幅なリニューアルを図った(同局では新番組扱いとしたが、放送回数のリセットはしていない)。これはその前日をもって、浦和競馬がスポンサーから撤退したことによる[注 7]。2011年4月に浦和競馬がスポンサー復帰して、3年ぶりに「BACH」の計5場全競走が復活することになった[注 8]。 その後、2016年4月から2018年3月までボートレース戸田がスポンサーから撤退し、オートレースは川口以外の開催も全レースVTRを流す形になり、この期間は放送時間が25分に短縮されていた[注 9]。 2018年4月からボートレース戸田が復帰して、2年ぶりに「BACH」の計5場全競走が復活することになり、番組タイトルも「BACHプラザ」[注 10]に、放送時間も再び30分に戻った。また、番組公式サイトで地上波と同時配信[注 11]を行い、放送終了後23時30分から翌22時30分まで当日オンエア分の見逃し配信を実施する[5]。
概要
変遷