バッド・ヘアー
Bad Hair
監督ジャスティン・シミエン
『バッド・ヘアー』(原題:Bad Hair)は、2020年に公開されたアメリカ合衆国のホラー映画である。監督はジャスティン・シミエン(英語版)、主演はエル・ロレインが務めた。 1989年。アンナ・ブラッドソーはブラック・ミュージックに特化したテレビ局、カルチャーでアシスタントを務めていた。大物になることを夢見て努力していたアンナだったが、現実は想像以上に厳しいものであった。 ある日、アンナは新しい上司(ゾーラ)に自分のアイデアを売り込みにいった。プレゼンを気に入ったゾーラはアンナを直属のアシスタントとして起用することにしたが、その際、「その癖毛では光るものも光らない。腕の良い美容師(ヴァージー)を紹介してあげるから、彼女にエクステを付けてもらいなさい」と言った。指示に従ってヴァージーの施術を受けたところ、アンナは今まで経験したことのない痛みを感じた。終了後、ヴァージーは「絶対にそのエクステを濡らさないようにしてください」とアンナに言った。 エクステを着用してからというもの、アンナは仕事で次々と成果を上げていったが、それと同時に怪現象に悩まされるようになった。そんなある日の夜、アンナは家主のバクスターからレイプされそうになった。アンナは必死で抵抗し、バクスターに切り傷を付けた。そこから血が流れた途端、エクステが勝手に動き出し、バクスターの血を一滴残らず吸い取ってしまった。怯えきったアンナはエクステを取り除こうとしたが、既に手遅れであった。エクステはアンナの肉体を乗っ取ろうとしていたのである。 ※括弧内は日本語吹替版の声優[2]。 2017年8月15日、ジャスティン・シミエン監督が新作映画の製作に乗り出したと報じられた[3]。2018年12月3日、クリス・バワーズが本作で使用される楽曲を手がけるとの報道があった[4]。2020年10月23日、レイクショア・レコーズが本作のサウンドトラックを発売した[5]。 2020年1月23日、本作はサンダンス映画祭でプレミア上映された[6]。31日、Huluが約800万ドルで本作の全世界配信権を獲得したと報じられた[7]。8月14日、本作のティーザー・トレイラーが公開された[8]。10月2日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[9]。10月13日、ネオンが本作の全米配給権を購入し、ドライブインシアターでの上映を行うとの報道があった[10]。
概略
キャスト
アンナ・ブラッドソー:エル・ロレイン
子供時代のアンナ・ブラッドソー:ザリア・ケリー
ジュリアス:ジェイ・ファロー(喜多田悠)
ブルック・リン:リナ・ウェイス(英語版)(竹内麻沙美)
サンドラ:ケリー・ローランド(小河原えり)
ヴァージー:ラバーン・コックス(竹内麻沙美)
リンダ・ブラッドソー:シャンテ・アダムズ(英語版)(五十嵐夕夏)
シスタ・ソウル:ヤーニ・キング(英語版)(北尾もえぎ)
エイモス・ブラッドソー:ブレア・アンダーウッド(喜多田悠)
ゾラ・チョイス:ヴァネッサ・ウィリアムス(長谷部香苗)
マクシーン(マキシン)・ブラッドソー:ミシェル・ハード(英語版)(篠永百合)
エドナ:ジュディス・スコット(英語版)
デニース:ロビン・シーディー(英語版)
ロザリン:アシュリー・ブレイン・フェザーソン(英語版)(寺脇千恵)
バクスター・タネン:スティーヴ・ジシス(英語版)
コーラル:MCライト(英語版)
グラント・マディソン:ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク(山本兼平)
ジャーメイン:アッシャー(山本兼平)
シェリル:ダヘリー・ホール(英語版)
ジャスティン:モーゼス・ストーム(英語版)
ヴァレット:ジョン・ガブラス(英語版)
ジーナ:ニコール・バイヤー(英語版)
レジー・ワトソン:ジャスティン・シミエン(英語版)
製作・音楽
公開・マーケティング