バットマン:_キリングジョーク
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バットマン: キリングジョーク

出版情報
出版社DCコミックス
形態読み切り
ジャンルスーパーヒーロー
掲載期間1988年3月
話数1
主要キャラバットマン
ジョーカー/レッドフード
ジェームズ・ゴードン
バーバラ・ゴードン
製作者
ライターアラン・ムーア
アーティストブライアン・ボランド
レタラーリチャード・スターキングズ
着色ジョン・ヒギンズ(オリジナル版)
ブライアン・ボランド(デラックス版)
製作者アラン・ムーア
ブライアン・ボランド
ジョン・ヒギンズ
編集者デニス・オニール
コレクテッド・エディション
Batman: The Killing Joke.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 0-930289-45-5
DC Universe:
The Stories of Alan MooreISBN 1401209270
Batman: The Killing Joke
- 20th Anniversary Deluxe EditionISBN 9781401216672
バットマン:キリングジョーク
―アラン・ムーアDCユニバース・ストーリーズISBN 978-4902314267
バットマン:キリングジョーク 完全版ISBN 978-4796870658

『バットマン: キリングジョーク』(原題: Batman: The Killing Joke)とは、1988年にDCコミックスから刊行された単号完結のグラフィックノベル作品である。バットマンジョーカーが主な登場人物となる。原作はアラン・ムーア、作画はブライアン・ボランド(英語版)による。コミックヴィランとして長い歴史を持つジョーカーのオリジン・ストーリー(英語版)を扱った作品だが、大筋は1951年に書かれたエピソード The Man Behind the Red Hood!(英語版) を踏襲している。フラッシュバックで差し挟まれるジョーカーの過去を背景として、警察本部長ジェームズ・ゴードンを狂気に陥れようとするジョーカーと、それを阻止しようとするバットマンの攻防を描いている。

ジョーカーが誕生した契機とその心理を独自に掘り下げた本作は[1]、ジョーカーを悲劇的なキャラクターとして描いたことで広く知られるようになった。妻を愛する男であり、挫折したコメディアンでもあったジョーカーは、ある「最悪の1日」を過ごしたことで狂気に追い込まれたのだった。ムーアはそれによってバットマンとジョーカーの共通点と相違点を浮き彫りにしようとしたのだと述べている。『バットマン』本シリーズへの影響としては、バーバラ・ゴードンバットガール)が銃弾を受けて半身不随になったことも挙げられる。バーバラはこの事件が発端となってオラクルという新しいヒーローに変わる。

多くの批評家は、本作がジョーカーに関する物語の金字塔であり、歴代のバットマン作品の中でも最高傑作に近いと考えている。本作は1989年にアイズナー賞ベストグラフィックアルバム部門を授賞し、2009年5月の『ニューヨーク・タイムズベストセラーリストに掲載された。再版や単行本化は何度もなされている。日本語でも2004年に初単行本化され、2010年には改訂されたアートを用いた新版が出た。本作の内容は各メディアで展開される「バットマン」関連作品でよく用いられており、2016年にアニメ映画化(英語版)された。歴代の実写映画版ジョーカーにも影響を与えている。
背景と制作過程

作画のブライアン・ボランドが描くジョーカーは、直前に見た映画『笑う男』から生まれた面がある[2]。また「(『ジャッジ・ドレッド(英語版)』のキャラクター)ジャッジ・デス(英語版)を描いたことがジョーカーのための予行演習みたいなものだった」とも言っている[3]

本作は『バットマン』アニュアル号[† 1]として企画され、変遷を経てプレスティージ・フォーマットになったという通説があるが、ボランドは単行本 DC Universe:The Stories of Alan Moore に寄せた序文でそれを否定した。ボランドの記憶によると、バットマンを脇役としてジョーカーにスポットを当てた単発作品を作るアイディアは彼のものだった。1984年にDC編集長ディック・ジョルダーノ(英語版)からDCで描きたいものを何でも描いていいと言われたボランドは、アラン・ムーアを原作に迎えてジョーカーの背景を正面から描くことをすぐに決めた。ボランドはこう回想する。「私が今好きな原作者は誰だろうか。どのヒーローを一番描きたいか。それからヴィランは? そんな風に考えてみた。出てきた名前がアラン、バットマン、ジョーカーだったんだ」[3]「『ウォッチメン』が完結するころには、アランとDCの関係はかなり悪化していた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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