バックドラフト
Backdraft
監督ロン・ハワード
脚本グレゴリー・ワイデン
『バックドラフト』(Backdraft)は、1991年公開のアメリカ映画。消防士の兄弟を主役に、火災現場での活躍と葛藤、謎の放火犯の正体を追うスリラー。監督はロン・ハワード、主演にカート・ラッセルとウィリアム・ボールドウィン、また主要人物としてロバート・デ・ニーロ、ドナルド・サザーランド、スコット・グレンが出演する。火災現場の視覚効果をインダストリアル・ライト&マジックが務めた。
タイトルのバックドラフト(バックドラフト現象)とは火災現場において、特定条件下で爆発が起こる現象のことでストーリー上にも重要な用語として登場する。 1971年のシカゴ。ブライアン少年は消防士の父デニスの現場出動に同行するが、父は同僚・アドコックスを庇いブライアンの目の前で殉職してしまう。呆然とするブライアンを写した写真はピュリッツァー賞に輝き、有名なものとなった。 20年後、ブライアンは兄・スティーブンと同じく、亡父の跡を継ぐかのようにシカゴ市消防局の消防士となった。消防士一筋の兄と違い、やりたい仕事が紆余曲折してからの転職だったが、配属先は希望していた楽な分署ではなく、よりにもよって兄が隊長を務め、過激な任務遂行ぶりで知られる第17分隊だった。そこには父の同僚だったアドコックスも現役で勤務していた。 その頃シカゴでは、バックドラフト現象を利用した連続放火殺人事件が発生していた。この事件の調査を担当するのは消防士として豊富な経験を持つが、変わり者扱いされているリムゲイル捜査官。ブライアンは元ガールフレンドのジェニーを通じ、彼女が秘書を務める市議会議員のスウェイザックからリムゲイルの助手をやらないかと誘われるがその申し出を断る。
あらすじ