バスケットボール
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バスケットボール
レイアップシュートを狙うNBA選手のレブロン・ジェームズ(右端ブルックリン・ネッツ戦にて)
統括団体国際バスケットボール連盟 FIBA
通称バスケ、籠球、hoop
起源1891年
アメリカ合衆国
マサチューセッツ州
スプリングフィールド
特徴
身体接触有
選手数12から15人(コート上5人)
男女混合無
カテゴリ屋内競技
ボールバスケットボール
実施状況
オリンピック1936年
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バスケットボール(basketball 音声[ヘルプ/ファイル])は、1891年アメリカ合衆国の国際YMCAの体育教師のジェームズ・ネイスミスによって考案されたスポーツ。

5人対5人の2チームが、一つのボールを手で扱い、長方形のコート上の両端に設置された高さ305 cm(10 ft)、直径45cm(18 in)のリング状のバスケットにボールを上方から通すこと(ゴール)で得点を競う球技である。公式試合は屋内競技として行われる。狭義では、この競技に使用する専用のボールのことを指す。籠球(ろうきゅう)とも訳される。

開催される国・地域、年齢や性別によってローカルルールが適用される。身長の高さが優位に密接する競技としても知られる[1]
競技の概略

バスケットボールのゴールとなるバスケットは、FIBA公式ルール[2] では、バックボード(英語版)に取り付けられた、高さ305cmに水平に設置された内径45cmのリング(リム)とそれに取り付けられた白い紐で編まれた下方へボールが通過可能な約45cmのネットで構成される。

競技年齢や設備環境により、設置高さなど各種寸法は異なる。

このバスケット(リング)に正規の方法でボールを上方から下方に通過させることによってゴールが成立し得点が記録される。

攻撃側(オフェンス)チームは、プレーヤーがドリブルでボールを運んだり、プレーヤー間でパスを行いながら、

一定時間内にショットを放ち、ゴール成立によるポイント(得点)を狙う。

また一旦フロントコートへ運ばれたボールをバックコートに戻すことは出来ない。攻撃権のない守備側(ディフェンス)チームは、規定された方法でゴールを阻止し、攻撃権を奪うような防御プレーを行う。

ボールポゼッション(攻撃権)は、得点があった場合、ヴァイオレイション(身体接触の無い違反)またはファウル(身体接触の有る反則)があった場合、クウォーター(試合進行中の区切り)開始時などにチーム間で移動する。試合中のフィールドゴールは、ショットを放った位置によって、1回の成功で、ツーポイント(2点)あるいはスリーポイント(3点)が記録される。ファウル、あるいはヴァイオレイションに対するペナルティ(罰則)により与えられるフリースローでは、事例によって投数がワンスロー?スリースロー(1?3投)の間で決められ、一投成功につき1点が記録される。試合時間終了時点で、より多い得点を得たチームが勝利となる。基本的には引き分けはなく、通常クウォーターの半分程度の時間のオーバータイム(OT)を、勝敗が決するまで繰り返し行う。バスケ以外にもミニバスなどがある。
競技の特徴

バスケットボールゲームの特徴は、

ボールを保持したままの移動に制限があること

連続して移動する場合は床面でボールをバウンドさせる
ドリブル(球運び)を行い、バウンド数に制限はないが、プレーヤーの一連のプレーで開始から終了まで1回のみ許されること

ボールに対して下半身を使えないこと

対人接触に関しての規定が比較的多くあり、故意に接触すること、相手の身体や衣服を掴むことが禁止されていること

ゴールはショットが放たれた位置によって得点が異なること。

攻撃と守備の流れは流動的で、試合中の多くの状況で起こり得ること

試合の経過を滞らせないために多くのプレーで制限時間があること

選手交代でベンチに下がった選手も再度出場が可能なこと

運動量が多く、レベルの高いプレイをするには身体的能力が求められること

などが挙げられる。

後述するように、基本ルールを競技の考案者が1人で策定したことや、NBAなどテレビ中継があるプロスポーツと共に発展してきた事に起因して、「見せるスポーツ」としての側面も併せ持っているため、ルールが複雑なスポーツの一つである。その一方で、レクリエーションとしての「楽しむスポーツ」という点では、ゴールリングとボールがあれば1人からプレーを楽しむことができ、1オン1(1対1)や、3オン3(3対3)で本格的にゲームをすることもできる。アメリカでは、公園など公共の場所にリングが設置されており、ゴールリングを指す俗称から転じて「hoop」とも呼ばれている。

ネイスミスに誘われてYMCAの体育教師となったウィリアム・G・モーガンは、身体接触が伴うバスケットボールは自身が担当するビジネスマンクラス(25?40歳)には危険が伴うため、子供、女性、高齢者が楽しめる、よりレクリエーション的な屋内競技として、1895年バドミントンテニスを参考にしたバレーボールを考案した。
歴史
誕生
ネイスミスの考案

バスケットボールは、比較的最近になって誕生した競技であり、また一人の人物によって考案され広まった数少ない競技のひとつである。考案者はアメリカマサチューセッツ州スプリングフィールドの国際YMCAトレーニングスクール(現・スプリングフィールド・カレッジ)の体育部教官を務めていたカナダ人のジェームズ・ネイスミスで、1891年に彼の考え出したルールが現在のバスケットボールの原型になっている[3][4][5][6]

1891年夏、国際YMCAトレーニングスクールでは体育・スポーツ指導者の講習会が開かれたが、当時、全米各州のYMCAでは冬季の屋内における体操中心のプログラムについて学生の意欲が低いとして既存のプログラムに対する不満があり、レクリエーション的で競技的要素を含んだプログラムが求められていた[4][7][8]。同年秋、体育部主事のL.H.ギューリックは5人の体育指導教官を集めて数回にわたり検討した結果、新しいスポーツを創り出すほかはないとの結論に達した[7][9]。体育教官であったネイスミスはアメリカンフットボールサッカーラクロスなどを屋内ゲームとして取り入れようとしたが失敗に終わる[7][10][11]。そこで、ネイスミスは各ゲームの要素を取り出すこととし、ボールを使用すること、ラフプレーを取り除く必要からタックルをなくすためボールを保持したまま走ってはいけないこととした[7][10]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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