バスケットボール・ダイアリーズ
The Basketball Diaries
監督スコット・カルヴァート
脚本ブライアン・ゴルボフ
原作ジム・キャロル
『バスケットボール・ダイアリーズ』(The Basketball Diaries)は、1995年制作のアメリカ映画。原作はジム・キャロルが13歳から16歳までつけていた日記『マンハッタン少年日記』(河出書房新社)[1]。
公開された当時は、麻薬依存や売春が描かれていたために物議を醸した。アメリカではMPAAによりカットされてR指定を受け、韓国では公開禁止となった。
1999年にコロラド州で起きたコロンバイン高校銃乱射事件の際に、再びこの映画に注目が集まった。ディカプリオ演じる主人公が、夢の中で黒いトレンチコートを着て学校に行き、生徒や教師を撃つというシーンがあったためである。 ミッションスクールの不良生徒・ジムは仲間のミッキー、ペドロ、ニュートロンとともに非行を働き神父を困らせるものの、バスケットボールへの情熱は人一倍だった。だが、彼等を理解してくれていたボビーが白血病で亡くなり、ジムはニュートロンをのぞく仲間とともにヘロインを始めた。コーチ・スウィフティに肉体関係を迫られた後、ジムは試合中に意識がもうろうとするという失態を犯し、警察沙汰に発展した。麻薬は見つからなかったものの、3人は退学処分を受けた。ジムも母親に問い詰められ、家出をした。ジム、ミッキー、ペドロは麻薬のために犯罪を犯しては金を得るようになった。ペドロが逮捕される中、ジムは近所に住むレジーに助けられ、詩の才能を見出された。麻薬をやめさせようとするレジーから逃げたジムは、男性相手に身体を売りその金で麻薬をミッキーと買った。だが、その麻薬が偽物だと知ったミッキーは売人を殺害し、ジムは実家に逃げた。母に金をねだるジムに対し、彼女は警察に通報し、ジムは逮捕された。 その後、更生したジムは、舞台に立ち、自らの経験について話した。 ※括弧内は日本語吹き替え
あらすじ
キャスト
ジム・キャロル - レオナルド・ディカプリオ(草尾毅)
ミッキー - マーク・ウォールバーグ(古澤徹)
ジムの母 - ロレイン・ブラッコ(榊原良子)
スウィフティ - ブルーノ・カービー(土師孝也)
ペドロ - ジェームズ・マディオ(岡野浩介)
ダイアン・ムーディ - ジュリエット・ルイス(松本梨香)
レジー - アーニー・ハドソン(福田信昭)
ボビー - マイケル・インペリオリ(藤原啓治)
ニュートロン - パトリック・マッゴウ(辻谷耕史)
フランキー・パインウォーター - ジム・キャロル(牛山茂)
脚注^ Maslin, Janet (1995-04-21). ⇒"FILM REVIEW; Looking for Poetry In All the Wrong Places". NYTimes.com. Retrieved 2011-08-20.