バケツでごはん
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バケツでごはん
漫画
作者
玖保キリコ
出版社小学館
掲載誌ビッグコミックスピリッツ
レーベルビッグコミックススペシャル
発表期間1993年 - 1996年
巻数全8巻
話数全160話
アニメ
原作玖保キリコ
監督出崎哲
シリーズ構成中瀬理香
キャラクターデザイン小林ゆかり
音楽京田誠一
アニメーション制作マジックバス
製作よみうりテレビ小学館プロダクション、マジックバス
放送局よみうりテレビ
放送期間1996年1月8日 - 6月24日
話数全20話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『バケツでごはん』は、玖保キリコによる日本漫画。『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)に1993年から1996年まで連載された。単行本は全8巻(ビッグコミックススペシャル)。
作品概要

たくさんの人でにぎわう上野原動物園。その動物達は実は地下鉄で通勤しており、お客さんを喜ばせるためのエンターテイナーとして勤務していた。人間社会には秘密裏に形成されている動物たちの世界の中で、人間社会と変わらない恋愛や動物関係が繰り広げられる。動物園の動物達を擬人化して描き、サラリーマンの悲哀、幼児虐待貧富の差ジェンダー同性愛ゲイ)等の幅広いテーマを取り上げている。

また、アニメ化に合わせて『小学六年生』1996年4月号 - 9月号に傑作選が連載された。その後、『アニマルマニア』第2巻に番外編「バケツでごはん んぴっ!」「フラジーの妄想日記」が掲載されている。
登場キャラクター
上野原動物園
ペンギン
ギンペー
声 -
長沢直美主人公。関西弁を喋る浪花節的な性格の王様ペンギン。両親が巡業サーカスに勤めていた影響で小さい頃から全国を渡り歩き(生まれは横浜)、自身もサーカスに勤務していたが、スカウトされて上野原動物園に中途入社した。目つきは悪いが、どんなに体調が悪くとも勤務中には営業スマイルを欠かさないプロ根性の持ち主で、仕事については自分にも他人に対しても厳しい。序盤は動物園には中途採用なのに同僚に親分肌っぽく接する姿を批判されていることを知ったり、大阪出身であるアシカの山田からは、話す言葉を「けったいな関西弁」と一蹴されたり(幼い頃に全国を巡った影響で各地の方言が混ざってしまった)して苦悩することも多い。物語中盤でミントに一目惚れするが、周囲だけでなくやミント自身からもミントを嫌っていると誤解されていた。その誤解は解けたものの、ミントは弟分のサンペーと電撃的に結婚。同じくミントに失恋したチェザーレとはこれを縁に親友となる。ピンキーとは、ピンキーが街で貧血で倒れたところをたまたま通りかかって介抱した(ただし、ギンペーが気を使って両親が助けた形にしたため、ギンペー自身が助けたことにピンキーが気づくまで紆余曲折があった)ことをきっかけにお互いに意識するようになったが、仲は一向に進展せず、やきもきした同僚たちが「ギンペー・ピンキー問題対策委員会」を立ち上げたり、両親が裏工作するなど周囲がおぜん立てをした。終盤でピンキーがプロポーズより先に卵を産んだことを知って気絶したが、彼女とできちゃった結婚し、ボンペーが生まれる。
サンペー
声 - 伊藤美紀ギンペーの同僚で弟分。ギンペーよりも後に入社。芸に真剣で妥協しないギンペーを尊敬し慕っており、そのため「三平」から「サンペー」に改名したり、ギンペーと仲良くなったチェザーレに嫉妬したりする。ギンペーの関西弁を「ギンペー弁」と命名。かなり天然なところがあり、ギンペーがミントに惚れていることも全く気付いていなかった(むしろ嫌っているのではと思っていた)。酒は一杯が限界で、これ以上飲むと倒れてしまう。両親を幼い時に亡くし、田舎の雪国に住む祖母に育てられた。後に、貧血で倒れたミントを偶然助けたことから急接近し、職場結婚する。
チェザーレ=スカタン
声 - 難波圭一ギンペーの同僚で親友。キザなプレイボーイで、トリートメントやパックなど自分自身の手入れは欠かさない。面食いで見栄っ張り。女性とのデートにはお金をかけるが男性にはケチ。ギンペーとは正反対のところがあり、当初はそれほど親しいわけではなかったが、ミントという共通の相手に失恋したことで意気投合し親友となる。周囲にはギンペーと恋仲ではないかと誤解された。駆け落ち癖のある湿子に捨てられた時は相当なショックを受けて心に傷を負った。後に酔った勢いで一夜を共にした小雪から付きまとわれるようになり、理想の女性像とのギャップに悩みつつも邪険にできず交際を続けた。加代からの「料理上手で優しい女が一番」という忠告を聞いて小雪との結婚を決心する。
一(はじめ)、氷室(ひむろ)、十兵衛(じゅうべえ)、ピー助(ぴーすけ)
声 - くまいもとこ(一)、柏倉つとむ(氷室)、小形満(十兵衛)ギンペーの同僚。一は目が一の字の様な顔で、恋人がいる。氷室は目がぱっちり丸く既婚。十兵衛は目が十の字の様な顔で既婚だったが、後日談では独身になっている。ピー助には眉毛がある。
ミント
声 - 三石琴乃上野原動物園のペンギンの中ではアイドル的存在のジェンツーペンギン。病気のため休養していたが職場復帰する。後にサンペーと恋仲になり結婚退職する。サンペーがギンペーを慕う姿に嫉妬することもある。料理好きにもかかわらず極度の味オンチで当初はとてつもなくまずい料理しか作れなかったが、料理道場「虎の穴」で修業をしてプロ並みの腕前となり、さらには料理タレントとして活動するようになる。
セクシー3 / パオラ、ピンキー、ペギー
退職したミントの穴を埋めるべく中途採用された女ペンギン3人組。その美貌ゆえにそれぞれ職場でセクハラ等のトラブルに遭い何度も転職を余儀なくされていたが、同じ境遇の彼女たちが偶然出会って意気投合しグループを結成した。上野原動物園でもトラブルを防ぐため同僚との個人的な付き合いを避けていた。しかし、真剣な恋愛は禁止していなかったため、ピンキーがギンペーと結婚している。
ボンペー
ギンペーとピンキーの息子。怒ったような顔をしているが、人前ではギンペーなみの営業スマイルを見せる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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