バギーカー
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この項目では、砂地走行などに特化した車種について説明しています。より一般的な車種を指す用語については「バギー (自動車)」をご覧ください。
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出典検索?: "バギーカー" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2022年8月)
砂地を走るバギーカー(デューンバギー)ダカール・ラリー用の四輪バギーカーNavy SEALsが使用するDesert Patrol Vehicle

バギーカー (Buggy Car) とは、主に砂浜砂漠などの砂地、及びその他悪路の踏破性を重視した軽量な自動車であり、一般にはバギーと称されている全地形対応車の一種。主に砂地用車の腑分けとしては「サンドバギー」と称し、後に述べる様々な付随する言葉での別称としても用いられる。
概要

主に、用途としてはレース用やレジャー用としてパイプフレームに市販車などからエンジンやサスペンションを流用、軽量に作製されるため、通常では荷物運搬などのユーティリティー用途には用いられない。

座席部分は単座及び、2人乗りの仕様が多く、簡素な形状のフレームやロールバーのみでむき出しのものが基本だが、フレーム、ボディ転用するケースであるベース車がモノコックフレームの場合には強度確保のため、内部へ別途ロールバーを組み、長距離レース用の車種では軽量な外装で覆われているものがある。

タイヤにスタックして埋もれないよう、車体の大きさや重量に比して走路によって車種を問わず砂地が主の場合はタイヤの空気圧も低めなサイドウォールの高い大径で幅広、偏平率の低い撫で肩であるピンスパイク系のバルンタイヤが用いられることが多かったが、ダートレース用では路面の固さや駆動形式次第では細身で溝が深く、パタンのブロック化されたブロックタイヤなども用いられ、空気圧もミディアム寄りの固めにセッティングされる。また、よりハイグリップな市販のオフロード車向けのタイヤ開発が近年多様化して来たこともあり、路面やデュアルパーパス的な用途によってはこちらから転用されつつある。

操舵は円形のステアリングで行うタイプが多い。

語源は1700年代から存在した「二人乗り四輪の軽馬車」を指す語[1]を転用したという説や、デューンバギーの祖であるマイヤーズ・マンクスが、「バグ(虫)」の愛称を持つフォルクスワーゲン・ビートルをベースとしていたためとする説などがある[2]

未舗装路の多い海外では人気の高い乗り物であるが、近年は環境破壊や騒音の問題が問題視されており、公道以外でも走行禁止とするエリアも少なくない。
別称例

この節には独自研究が含まれているおそれがあります。問題箇所を検証出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2022年9月)

上記で述べた別称例としては走路に応じ、車体根幹部以外の仕様等のみを変更して転用する例も多いが、代表的なものを以下に挙げる他にバギーに詳しい。

ルナローバー →惑星探索用の月面車(Luna Rover)。「?ローバー」での別称は主に英語圏で使用される。

ビーチバギー →海岸線界隈のライフスタイルに合わせたレジャービークル。後出のデューンバギーなどに一般道乗り入れ目当てで軽度な海岸乗り入れも可能な範囲での偏平率の高いタイヤを履かせたもの。ジープ、ミニ諸元のミニ・モーク等もこう呼ばれる節があるが、モンスタートラックの解釈の例と同じく、これは誤りである。

スノーバギー →ATVである3輪、4輪バギーに雪路走破用のタイヤチェン、或いはスパイクタイヤを履かせたもの。

グラスバギー →主に、起伏の激しい草原、芝生用。極端例、英語圏ではゴルフカート等もこの中に入る。

モンスタートラック →フレームに市販車のボディを載せる車種があることや後出のロッククローラーバギーと構造が似通っている点から一部で混同されているが、厳密には駆動系含むサスペンション懸架方式等が違うため、これは解釈的な間違いであるが、モンスタートラック級の高出力パワーソースを諸元としたロッククローラーバギーも海外には存在する。

日本でのバギーカー

日本国内では法規の関係から、保安基準を満たしたごく一部の車種以外は公道を走行できず、趣味性の高い乗り物である。欧米等では「レジャービークル」としての位置づけとして海岸や各地ショップが河原等の区画をコースとして保有し休日などの走行会等で走らせるケースが多いが、日本ではオフロード限定車としての保有コスト面と走らせられる土地の面でクロスカントリーレースユーザーでもない限りユーザーはかなり限定される。後出のバハ・バグのスタイルで改造し、街乗り用途として車検を取るケースは存在するが、レースやレジャー用途にフレームから新造するケースは皆無に等しく、一般では各地観光ツアーでの体験利用でしか間近で触れる機会がない。しかしオープンホイールバギーを一部海外からの部品調達とし、日本国内で自作するユーザーも少数ながら存在する。この事情の中でユーティリティ性の最優先としてジープピックアップトラックRV等へ流れ、かつて4駆車を改造していた一部クロスカントリーユーザーは近年、所有している4駆車を「クローリングバギー」へ改造し「ロッククローリング」への移行とする動きもある。

かつてミニ・モークと同様のコンセプトとしたダイハツ・フェローバギィという4輪軽自動車が発売されたことがあり、シャシはフェローバン、エンジンは2サイクル2気筒水冷360ccZM型、フロントエンジンリアドライブ、FRP製フルオープンのドアなしボディーを備えた、軽4輪貨物登録で公道走行可能なモデルだったが、とくにオフロード性能を高めて作られてはおらず、モータリゼーション期中の「レジャービークル」としての地位を確立した。だが自家用車を用途別に複数台持とうとする層以外には各ユーザーの優先順位的には普及しなかった。競技用車としてはリアエンジンで車体中央部分に余裕があることから、スバル・サンバーのラダーフレーム、足回りをベースに一人乗りバギーカーとされる事がある。
種類

前述した市販車ベースのもの、中には軍用のもの、バギーレースカー、ラリーカーに至るまで様々なものがフレームを自作としつつパワーソースやボディ等の流用で派生として生まれており、メキシコバハ・カリフォルニアで行われる耐久レースの「バハ1000」でのレース車両や、アメリカカリフォルニアの若者で流行り出したスタイルであるキャルルックから生まれて行った物も数多く、これらの代表的なものを定義するとすれば、レジャー系サンドバギー、ビーチバギー、グラスバギー、スノーバギー、競技向け車種等走路によって名前と仕様が変わる。しかし車種のパーツ仕様のみを変えて転用しつつ呼ばれ方が変わる例(ジープの立ち位置である車種がビーチバギーとして呼ばれる、ないしハイパワーオープンホイール系車種が少ない仕様変更でビーチバギーとして量産される等)も多いことから、作り手側の定義の乱用により解釈が難儀となる節もあるため、ここでは出自時の明確な用途腑分けができる一部車種と仕様例で腑分けとする。

また、ハイリフト化し、超大型のタイヤへ換装されたピックアップトラック諸元のモンスタートラックについてはここには含まれないが、同大会のモアパワーを目的とした参加車両のクラス多様化によりメインストリームがフォルクスワーゲン・タイプ1ベースの物から耐久レースやラリーレイド向けではシュレッサー・バギーなどのパリダカールラリー出場車、トヨタ・タコマスバル・バハなどのピックアップトラックベース、ストックカーやモンスタートラックと同じくフレームだけ新造し、市販車を模した軽量な一体成型のボディを被せた排気量が大きいラリー競技向けピックアップトラック型であるフロントエンジン車の「トロフィトラック」、「トラギー(Truggy)」、またそこからスプリントレース向けでは単座で、フェンダー類がつかないオープンホイール等のオリジナルフレーム車種への移行が進んでいったいきさつがある。また、近年賑わいを見せてきているエクストリームスポーツである「ロッククローリング」用の車種にもこれらの手法が盛り込まれ、人気を帯びてきている。

ダカールの四輪部門では、2WD後輪駆動)車両全般をバギーと呼び、4WD車と区別することがある[3][4](この場合の4WDは、ボディタイプとしての4x4、つまりオフローダーSUVを指すようなニュアンスに近い)。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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