バエ湖
Laguna de Bay
バエ湖 (フィリピン)
所在地 フィリピン ルソン島
位置北緯14度23分0秒 東経121度15分0秒 / 北緯14.38333度 東経121.25000度 / 14.38333; 121.25000
バエ湖(Laguna de Bay)は、フィリピン北部ルソン島にある湖。ラグナ湖とも呼ぶ。メトロ・マニラ(Metro Manila)とカラバルソン地方(CALABARZON, Region IV-A)に跨っている。
フィリピン最大の湖であり、火山噴火の降下物および地盤の隆起によってマニラ湾から分離したものである[2]。
表面積は約900km2。湖の形状は、2つの大きな半島と、それに連なるタリム島(Talim Island)により、アルファベットのWに近い形状をしている。
その大きさの割には水深は浅く平均すると2.8mほどしかない。北西のパシッグ川からマニラ湾へ流出し、乾期には湾から海水が逆流する[2]。湖水は有機物に富み循環もよいため魚影が濃く、ティラピアをはじめとする養殖漁業が非常に盛んで、年間漁獲高は12万tにのぼる。しかし一方で、過剰養殖や周辺地区からの栄養分の流入によって水質汚濁が進んでいる[3]。
スペイン語の「ラグナ・デ・バエ」の「ラグナ」とはスペイン語で湖を意味し、南東部のラグナ州はそのまま「湖の州」ということになる。現地ではバエ湖のことを「ラグナ・レイク」(Laguna Lake)と呼んでいる。これは統治下のアメリカ人が広めたもので、日本語に直訳すると「湖湖」になる。なお、タガログ語では「ラワ・ナン・バエ」(Lawa ng Bay)。また、「バイ湖」ということもある。 バエ湖の風景 バエ湖の風景
脚注・出典^ a b c d e ⇒Laguna de Bay - 国際湖沼環境委員会、2017年5月閲覧。
^ a b 中島淳, 長岡裕, 大垣眞一郎, ラグナ湖の水質特性」『水環境学会誌』 19巻 8号 1996年 p.664-667, 日本水環境学会, doi:10.2965/jswe.19.664。
^ 倉田亮 『世界の湖と水環境』p20-21 成山堂書店、2001年、ISBN 4-425-85041-6
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外部リンク
⇒Laguna de Bay - 国際湖沼環境委員会
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更新日時:2020年11月22日(日)19:43
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