バイトでウィザード
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バイトでウィザード
ジャンル
学園[1]伝奇[1]
コメディ[1]アクション[1]
小説
著者椎野美由貴
イラスト原田たけひと
出版社角川書店
レーベル角川スニーカー文庫
刊行期間2002年11月30日 -
巻数既刊14巻(長編10巻+短編4巻)
(2006年6月現在)
漫画
原作・原案など椎野美由貴(原作)
原田たけひと(キャラクター原案)
作画佐伯淳一
出版社角川書店

その他の出版社
台湾国際角川書店

掲載誌ビーンズエース
レーベル角川コミックス・エース
発表期間2005年vol.1 - 2006年vol.8
巻数全2巻
テンプレート - ノート
プロジェクトライトノベル漫画
ポータル文学漫画

『バイトでウィザード』は、椎野美由貴による日本ライトノベル。イラストは原田たけひとが担当している。角川書店角川スニーカー文庫)より2002年11月から刊行されている。第6回角川学園小説大賞大賞受賞(受賞時のタイトルは「光の魔法使い」)[2]。長編は文庫書き下ろしだが、短編〈研修生編〉は「ザ・スニーカー」誌で2003年2月号から2006年12月号まで連載された。

また、2004年にドラマCD化。2005年「ビーンズエース」創刊号から2006年vol.8号まで漫画版を連載。

2014年9月に、作者のブログサイト内で「バイトでウィザード 完結章 かがやけ未来、と魔女は笑った[3]」が公開された。2015年1月には、1巻の内容を大幅にリメイクした「バイトでウィザード-光の魔法使い-(2015バージョン)[4]」が作者のブログサイト内で公開された。
あらすじ

双子の高校生の兄と妹が日本国中に埋まっている精霊の力を守るため、日夜 “魔法” 業務に勤しむ。

ハイテンションな豊花とクールな京介のコンビで活動している学生魔法使いが腕にモノを言わせて問題解決に奔走するライトノベル。
登場人物

キャストはドラマCD版より。
光流脈矯正術者
一条京介(いちじょう きょうすけ)
声 -
鈴村健一本編の主人公[5]の一人。一見不真面目そうに見えるが、術者としての実力はなかなかのもので数多くの術を使いこなす。豊花にこれ以上置いて行くなと言われているため[6]、術の習得は控えている。毎回豊花に振り回されている苦労人。性格は如何なることにもとにかく無関心で、あまり人と関わろうとはせず、暇があれば寝ているかタバコを吸っていた(長編4巻あたりから禁煙)。妹の豊花からさえ「血管に流氷が流れてる」「頭の中にはツンドラが広がっている」と言われるほど冷徹な人間[6]だと思われがちであったが、巻が進むにつれ徐々に感情の変化を表すようになる。父親の尚曰く「どうしようもなく内向的」だが、礼子に対する想いは特別なものがあり、彼女を心配して傷だらけにもかかわらず病院を抜け出してしまうこともあった[7]。高校の成績の方は(正確には不明だが)かなり低いらしい。容姿は双子の妹・豊花に瓜二つ(と作中では描写されている)らしいが、イラストはどう見ても別人顔(顔というよりも、表情のせいかもしれない)。現在の光流脈矯正術者の中で、何も処置しないで古代呪文を使うことができる唯一の人物(使える者は他にもいたようだが、まともに使えるのは京介ただ一人)。その所為で、組織内、組織外両方から狙われている。毎度、重症となるため、無効治癒体質が進み、最終巻にて最終の七段階になってしまう[8]が、完結章にて全治した[3]。「バイトでウィザード後日編」によると、成人後に一女をもうけ(娘の名前は「水(すい)」)、京介は術者として働き続けている[9]。誕生日は4月6日[10]。名前の由来は、金田一京助[11]
一条豊花(いちじょう ゆたか)
声 - 川上とも子本編の主人公の一人。性格は京介とは正反対で何かと首を突っ込みたがり、わがまま。この世の全ては自分中心に回っているとさえ思っている。いかなる失敗も失敗とは認めずポジティブに考える。父親の尚曰く「どうしようもなく外向的」。友情には厚く友のためならばかなりの無茶もしでかす。京介を奴隷のように扱うことが出来る数少ない人物の一人で、毎回無理を言って京介を引っ張りまわす(ただ、長編7巻辺りから京介に無理をさせていることを自覚し始めて、最初の頃よりは無理をさせようとはしなくなった)。高校の成績は京介と同じで(正確には不明だが)かなり悪いらしい。術者としての実力も乏しく、まともに使えるのが、杖から光弾を撃ち出す術(ただし連続発射は3発まで[12]。因みに、京介は100発近く連射でき、遠峰は1000発連射する場面がある[12])と10秒間のみ発生させられる簡易結界のみ(他にも使えるものはあるようだが、失敗することも多い)。自他ともに認める学年一の美少女であるが、モテている描写が殆どない(※文庫1巻では豊花の嘘泣きにクラクラする男子生徒たちや[6]、文庫3巻では、虹原高校の学食内で上級生の男子生徒が「一条豊花って、いいよなあ」と言った直後に大食いをしている豊花本人を見てドン引きする、というシーンがある[12])。完結章では、術具を作るために自分の長い髪を切り、京介によりそっくりになった[13]。「バイトでウィザード後日編」によると、成人後に一男をもうけた(息子の名前は「晶(しょう)」)[9]。名前の由来は、武豊[10]
光流脈統轄管理本局(本家)
遠峰秋一(とおみね しゅういち)
光流脈統轄管理本局(本家)の現家長。一見のほほんとしていて愛想の良い青年に見えるが、目的のためには手段を選ばず、利用できるものは全て利用するという冷徹な面も持っている。京介と豊花を「自分の手駒」と呼んでいる。矯正術者から家長になるという、異例の出世を遂げている。光流脈矯正術者が黒い
マントを着用しなくてはならないという妙な掟を作ったりと、子供染みた人格。実は妻帯者(完結章で、妻は後述の樋名谷瑠々であると、明らかにされた[14])で、小精霊を一匹飼っている(「家で暴れまわっています」と語っている[15])。光弾を一度に1000発撃つなど、その実力はかなり高いと思われる(本人曰く、家長になってからは訓練する時間がないために以前よりは落ちた)。エリートコースを進まずに矯正術者になったのは、過去に矯正術者がいい加減な見回りをし、適切な処置をしなかったために妹とその友達の女子を通り魔に殺害されたから(きちんとした術者になり、このような悲劇を起こすまいと考えたため)である。親友であった矯正術者を「術者殺し」事件で亡くし、毎年彼の墓参りは欠かさない[16]。名前の由来は、遠峯ありさ[17]
石田栄治(いしだ えいじ)
本家の現副家長。身長2m体重140kgを超える大男で[12]、常に灰色のスーツ姿なこともあり、あだ名は「壁」[12]。エリートコースの出自であるためか性格も一貫して冷徹。京介たち矯正術者を常に見下し、家長を嫌ってその座を狙っている。私立女子校に通う一人娘がいる[16]
深廉寺華奈(しんれんじ かな)
本家にある術研究部・分室の室長を勤め、更に本家の最高位・光主(こうぬし)の長女。研究部・分室を私欲で使い、「合わせ魂の石」と呼ばれる術具を使用して火を吐く黒獅子を具現化させたり[18]、それを応用して数年前に亡くなった妹を一時的に復活させたり(「荊の死神」事件)[12]


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