バイオハザード
Resident Evil
ジャンル
アクション
ホラー
サイエンス・フィクション
ゾンビによる世界の終末
原作カプコン
バイオハザード
企画アンドリュー・ダブ
『バイオハザード』(Resident Evil)は、カプコンのビデオゲーム『バイオハザードシリーズ』を原作とした、Netflixで配信されているアメリカのホラードラマテレビシリーズである。 『バイオハザード (映画シリーズ)』を手掛けたコンスタンティン・フィルム[注 1]が制作し、『スーパーナチュラル』シーズン12 - 15などでショーランナーを務めたアンドリュー・ダブが製作総指揮を務める。2022年7月14日にNetflixにて配信開始。 2022年8月、評価が振るわなかったことを理由に1シーズンでの打ち切りが発表された[1]。 低評価についてIGN JAPANのライターである渡邉卓也 本作は2022年と2036年の二つの時間軸で展開されるオリジナルストーリーであり、原作ゲームシリーズや、本作と同じくコンスタンティン・フィルムが制作し、ポール・W・S・アンダーソンが手掛けた6部作の映画シリーズと、ヨハネス・ロバーツが手掛けたリブート版とも異なる独自の世界の物語となっている。 ただし全く無関係ではなく、製作総指揮のアンドリュー・ダブによれば、「ゲームはドラマのバックストーリーです。ゲームの中で起こることはすべてこの世界にも存在しているんです。最新作の『バイオハザード ヴィレッジ』もその中に含まれています。」[4]と語っており、2021年発売の原作ゲーム『バイオハザード ヴィレッジ』までの劇中の事件や出来事が、ドラマ版の世界の中でも起こっているとされている。 アンドリューの発言の通り、ドラマの劇中では「ラクーンシティが1998年に崩壊している」ことや、「アルバート・ウェスカーが2009年に火山で死亡している」ことなど、原作と同じ時間に、同じ出来事が起きていることが語られている。 しかし、全てにおいて原作ゲームと同じ出来事が起きているわけでは無く、ドラマ版における原作ゲームとの最大の相違点として、アンブレラ社がラクーンシティ崩壊後に倒産していない点がある。 ドラマ版の世界では、ラクーン事件は大規模なガス漏れによる爆発が原因であると隠蔽され、アンブレラがガス漏れの原因の一端を作ったという理由で株価が下落し、旧経営陣は撤退に追い込まれたものの、倒産には至っておらず、創設者ジェームス・マーカスの娘であるイヴリン・マーカス率いる新体制で存続し続けている[5]。 ラクーン事件後に凋落したアンブレラは、再起を図るため、ニューラクーンシティと呼ばれる町を興して本社を移し、これまでのメイン事業である政府関連の仕事から、医薬品の直販事業をメインに方針転換し、T-ウィルスの誘導体が含まれる「JOY(ジョイ)」と呼ばれる抗うつ剤の新製品に社運を賭けている。 その後、2022年内に起きたある出来事が理由で、T-ウィルスが全世界に広まり文明社会が崩壊し、2036年ではアンブレラ社が生き残った人類を管理するようになった世界で物語が紡がれている。 このように本作は、アンブレラ社が倒産していない等のいくつかの相違点はあるものの、原作ゲーム『VILLAGE』までに起こった主要な事件や出来事(ゲーム内の時系列で2021年まで)を、ドラマ版の世界でも過去に起こった出来事としていて、それを踏まえた上で、2022年からは、原作ゲームとは異なる物語[注 2]が開始されるという作品世界になっている。 さらにコンスタンティン・フィルムの6部作映画シリーズでも見られた「T-ウィルスによって文明社会が崩壊する」「現在の技術水準を超えたクローニング技術が登場する」「ジェームス・マーカスの娘がアンブレラのCEOに就任している」などの原作には無い映画版独自の設定が組み合わさったような世界設定となっている。
概要
テーマ・設定概要