バイオハザード_アウトブレイク_FILE2
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バイオハザード アウトブレイク ファイル2
BIOHAZARD OUTBREAK FILE 2
RESIDENT EVIL OUTBREAK FILE #2ジャンル
サバイバルホラー
対応機種PlayStation 2
開発元カプコン
発売元カプコン
プロデューサー田中剛
ディレクター佐々木栄一郎
音楽柴田徹也
松本晃彦
米田悦子
高野充彦
長谷川憲人
甲田雅人
美術小野義徳
シリーズバイオハザードシリーズ
人数1-4人
発売日PlayStation 2:
2004年9月9日
2005年4月26日
2005年8月26日
対象年齢CERO:C(15才以上対象)
ESRBM(17歳以上)
PEGI:16
ACB:MA15+
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『バイオハザード アウトブレイク ファイル2』(バイオハザード アウトブレイク ファイルツー、BIOHAZARD OUTBREAK FILE 2)は、2004年9月9日カプコンよりPlayStation 2用として発売されたホラーアクションアドベンチャーゲーム。『バイオハザード アウトブレイク』の続編である。
概要

前作からの変更点はエクストラアイテムの追加、新しいアクションの追加、新しいクリーチャーの追加、新しい武器の追加等がある。前作のアナザーストーリーという位置づけである。前作をクリアしたことを前提としているためか、最初のシナリオから難易度が高い。また、前作のデータが同メモリーカード内にある状態で「コンバート」という機能を使うことで前作のコレクションがすべて出現するようになった。これによりオフラインユーザーでも前作の隠し要素をすべて楽しめるようになっている。この措置は前作での批判点を解消するために取られたものと思われる。
ゲーム概要

※ 前作のシステムに加えて、新たなシステムが追加されている。
新たなアクションの追加
武器を構えたまま移動できる「構え歩き」アクションが追加された。敵が近づくと自動的にそちらを向くため、不意打ちされる危険性が下がった。また、弱点部位が存在する敵の場合は自動でその部位に照準が合う(タナトスRの心臓、ゾンビエレファントの頭部など)。武器をしばらく構えた状態にすると自動で敵の弱点に照準を合わせられるようになった。はいずり状態でもアイテムの入手が可能になった。また、一部のキャラクターに新しいスペシャルアクションが追加されている。マップ、ファイル画面でのアドリブも可能になった。マップではカーソルを合わせた場所の名前、ファイルではそのファイルに書かれているヒントをアドリブで読み返すことが可能。
アピールの追加
新たに「謝罪」のアピールが追加された。
エクストラアイテムの追加
各プレイヤーキャラが最初から持っているアイテム。プレイヤーキャラ毎にアイテムが違う。パーソナルアイテムと違って受け渡しが可能である。
AIPCの任意選択
前作はシナリオ毎にAIPCが固定されていたが、今作ではオフラインでシナリオをはじめる毎にAIPCを二人選択できるようになった。条件を満たすと隠しコスチュームやNPCも選択できるようになる。
相性の追加
キャラクターの相性が良いとプレイヤーの指示を聞くことが多くなったりプレイヤーに同行してくれるなど協力的な行動を取ってくれることが多くなる。逆に相性が悪いとプレイヤーの指示を拒否することが多くなったり単独行動を取るなど非協力的な行動を取ることが多くなる。
エクストラシナリオの追加
今作でも前作同様5つのシナリオから一つを選んでプレイすることになるが、ある条件を満たせばエクストラシナリオをプレイすることが出来る。ランダムに繋がった各部屋を回って一般クリーチャーを全滅させる「殲滅」と、ひたすらボスを倒し続ける「対峙」の2種類があり、各3つ、合計6つ用意されている。また、難易度イージーではハンターの首刈り等の即死攻撃は無効化され、大ダメージを受けるだけになっている。但し、ハンターγやアリゲーターの丸呑み等のライフが残り僅かになった時のみ繰り出して来る即死攻撃や、落下による死亡等は無効化されない。
シナリオの任意選択可能
前作では一つのシナリオをクリアすることで新しいシナリオが出現するシステムだったが、今作では「突破」とエクストラシナリオ以外のすべてのシナリオが最初から選択可能であり、順不同で選択することができる。「咆哮」「異界」「記憶」「死守」の各シナリオをクリアすると最終シナリオの「突破」が出現する。
オンライン

特徴

同じキャラは選択できない(『FILE1』では同タイプのNPCは選べないが『FILE2』では可能になった)。

ゲーム自体の参加費は無料だが、プレイするには
KDDIの運営するマルチマッチングBB(有料)に加入しなければならない。

ゲームプレイ前はチャットできるが、ゲームプレイ中はチャットができず、予め用意されているアドリブ・アピールで意思疎通等を行なう。

同時参加人数は最少1人から最大4人。

部屋を作って、参加者を募るシステムでチャットをしながら参加者を待てる。設定は難易度、キャラクター、待ち時間、部屋のタイトルを編集可能。ただし、開いた後は閉じなければ編集できない。


オフラインとの違い

アイテムがランダム配置。

ウィルスゲージが100%になりゲームオーバーとなった場合、ゾンビになって動き回れる。制限時間は10分である。味方への攻撃も可能だが、一般的に荒らし行為として認識されている。ドアの開閉もできるが、ハシゴの乗降はできない。

セレクトボタンを押しても時間は止まらない。

ゾンビとなった場合、制限時間内でもムービーが開始されればゲームオーバーとなる。

他のキャラからのアイテム要求文が表示されるようになり、こちらが要求した場合は相手側に要求文が表示される。

追加設定として、味方の攻撃が当たるかどうか決められる。これによりあえて味方同士で戦うというプレイも可能である。


OUTBREAK FILE2 ロビー

参加者を募る方法として各コーナーにクイックスタートが追加された。これはキャラクターを選ぶだけで自動的に部屋を決めて始めると言うものである。

一つのコーナーにつき、20部屋ずつある。前作との相違点は一コーナーに320部屋ある訳ではない。

無制限の「フリーモード」を始め10のコーナーがある(例:自動的に敵の攻撃が強くなるナイトメアモードになるナイトメアコーナーなど)。


シナリオ
メインシナリオ
咆哮(wild things)
避難用ヘリの発着場をたどり着くべく、凶暴化した動物たちが徘徊するラクーン動物園内を通過する。園内は植物園や熱帯エリア、淡水エリアなどといった広大なエリアからなり、動物園が舞台であるため登場するクリーチャーも多種多様である。強敵のゾンビエレファントが序盤から登場して園内を徘徊しているため、難易度は高い。敵は主に凶暴化した動物たちで、人間のゾンビは序盤にごく少数が登場する程度。園内の各所に落ちているマスコットメダルは、事務所内の仕掛けに使用することで行動可能範囲を広げるために必要な鍵のほか、弾薬などが手に入る。難易度によってメダルの位置は変化し、要求される枚数も変わる。ボスは条件次第で、ゾンビエレファントかゾンビライオン(オス)のどちらかになる。
異界(underbelly)
ゾンビからの襲撃から逃れ、咄嗟に駆け込んだ地下鉄駅からの脱出を目指す。前半はゾンビしか出現しないが、後半のイベント後はメガバイトが主な敵となる。無人列車突入による構内火災イベントやランダムにプレイヤーキャラが拉致されるイベントなど、他シナリオに比べてイベントが多い。基本的には地下鉄に乗って脱出するが、乗り遅れるても排気塔から脱出することが可能。ボスはギガバイト。
記憶(flash back)
隣町への抜け道があると聞きつけた一行はアークレイ山地を訪れた。たどり着いた山小屋に現れた謎の老人・アルの先導により巨大な植物に浸蝕された廃病院へと迷い込む。病院に閉じ込められた一行は、突如現れた怪人・アクスマンの襲撃を避けつつ院内からの脱出を図る。院内では常にアクスマンが付きまとうため、撃退用の弾薬の確保が重要となる。また、グリーンゾンビやイビルシェード、ワスプなど毒を持つ敵が非常に多いため、ブルーハーブや解毒剤は必須。病院に入る前の森のエリアではマップが参照できず、難易度によってルートが変化する。ルートによっては病院に行かずに森を抜けることもできる。病院ルートを選択し、院内の特定ファイルを全て回収するなどの条件を満たし、アクスマンの正体や廃病院の真相を暴くことによりトゥルーエンドとなる。プレイヤーキャラがアリッサのときのみに見ることができる専用エンディングが存在し、一般キャラのエンディングも含めると全6種類存在する。ボスはヒュージプラント。
死守(desperate times)
安全を求めてラクーンシティ警察署に逃げ込んだ一行は署内に残された生き残りの警官たちと共に警察署からの脱出作戦を実行する。警察署をゾンビの侵入から死守し、避難車両到着まで持ちこたえるのが目的。前半は脱出のためのアイテムを探し、後半は制限時間内に署内の武器を集めることになる。署内の各所には神経ガス発生装置が設置されており、警報と警告アナウンスとともに発生する。ガスは一定時間おきに複数の部屋で同時発生し、時間経過またはガス中和剤の使用で消滅する。ガスに晒されるとウィルスゲージが劇的な速さで進行するが、クリーチャーには効果がない。高難易度ではガスの発生する部屋の数が多く、発生時間も長い。ボスは大量のゾンビで、難易度ごとに規定された数を倒せばクリアとなる。プレイヤーキャラがケビンのときのみ、エンディングの演出が若干変化する。
突破(end of the road)
偶然訪れたアンブレラ開発センターで研究員らと遭遇し、崩壊迫る街からの脱出手段があることを知る。研究所から地下の下水道、ラクーン市街を抜けて脱出を目指す。前半はタイラントの起動が主な目的となり、タイラント起動後は研究所の出口を、タイラントが暴走した後は追撃をかわしながら市街へと向かうことになる。下水道でタイラントを倒したか否かにより、ルートが変化する。市街では地雷が仕掛けられていたりU.B.C.S.隊員に狙撃されたりと、難易度が非常に高い。研究所所員のリンダを助けたかによってエンディングが変化するほか、ヘリで脱出するルートとトラックで脱出するルートが存在する。ボスはニュクスまたはタイラントR。
エクストラシナリオ
初心(training ground)
舞台はJ'sBAR。操作方法やスペシャルアクションなどを練習するステージ。NPCを使用してのプレイは不可能。選択したAIPCのうち1人目は肩を貸す動作やアイテム受け渡しの練習相手に、2人目は死亡したNPCからアイテムを回収する練習での死体役になる。敵は屋上にゾンビが1体だけ出現するのみとなっており、これを倒すことでクリアとなる。練習用ステージなのでクリア率やSPアイテムは存在せず、難易度設定やクリアによるポイントの入手もない。また、敵に攻撃されてもダメージを受けない。
殲滅(elimination)
前述のとおりボス以外のクリーチャーを全滅させていくミニゲームシナリオ。各部屋は、前作および本作のシナリオで登場した部屋が脈絡なくつながっている。「殲滅1」「殲滅2」「殲滅3」がある。「殲滅1」「殲滅2」は敵を倒すだけで特に面倒な仕掛けはないが、「殲滅3」では地雷が設置されているため、可能な限り破壊しながら進む必要がある。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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