バイオハザード3_LAST_ESCAPE
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この項目では、1999年に発売されたコンピュータゲームについて説明しています。その他の用法については「バイオハザード3 (曖昧さ回避)」をご覧ください。

バイオハザード3 ラストエスケープ
BIOHAZARD 3 LAST ESCAPE
RESIDENT EVIL 3: NEMESISジャンルサバイバルホラー
対応機種PlayStation
ゲームアーカイブスPS3/PSP/PS Vita
Microsoft Windows
ドリームキャスト
ニンテンドーゲームキューブ
開発元カプコン
発売元カプコン
販売元カプコン
プロデューサー三上真司[1]
ディレクター青山和弘[2]
音楽上田雅美[3]、内山修作[3]、前田早織[3]
シリーズバイオハザードシリーズ
人数1人
メディアCD-ROM1枚 (PS、Windows)
GD-ROM1枚 (DC)
専用光ディスク1枚 (GC)
発売日

PlayStation:
1999年9月22日
1999年11月11日
2000年2月18日
2008年12月24日(ゲームアーカイブス)
2009年12月3日(ゲームアーカイブス)
Microsoft Windows:
2000年6月16日
2000年11月24日
2001年4月16日
ドリームキャスト:
2000年11月16日
2000年11月17日
2000年11月22日
ニンテンドーゲームキューブ:
2003年1月14日
2003年1月23日
2003年5月30日
対象年齢CERO:D(17才以上対象)
ESRBM(17歳以上)
BBFC: 15
PEGI:16
USK:16(16歳未満提供禁止)
売上本数 約155万本
350万本[4]
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『バイオハザード3 LAST ESCAPE』(バイオハザードスリー ラストエスケープ、英: BIOHAZARD 3 LAST ESCAPE)は1999年カプコンよりPlayStation用として発売されたアクションアドベンチャーゲーム。『バイオハザードシリーズ』の第3作である。海外版のロゴ

欧米では『Resident Evil 3: Nemesis』(レジデント イービル3 ネメシス)として発売された。旧年齢区分18歳以上対象から新区分D(17歳以上対象)となった。

主人公ジル・バレンタインの視点から、1998年発売の前作『バイオハザード2』とほぼ同一時間帯に起きた出来事(前作は9月29日-9月30日、本作は9月28日-10月1日)が描かれている。また、後にPlayStation 2用として発売された『バイオハザード アウトブレイク』シリーズともつながりが深い。

PlayStation用として発売されたバイオハザードシリーズとしては、最後の作品でもある。

2020年4月3日には本作のリメイク版『バイオハザード RE:3』(バイオハザードアールイースリー、BIOHAZARD RE:3、英題:Resident Evil 3)が発売された[5][6][7]
内容

プレイヤーはジル・バレンタインとカルロス・オリヴェイラを操作し、クリーチャーたちと謎の追跡者ネメシスから逃れつつ、困難を乗り越えながらラクーンシティからの脱出を目的とする。また、本作においては「弾薬生成システム」[8] や「緊急回避」、後ろを振り向く「クイックターン」、そして制限時間内に自身の危機への対処法を求める「ライブセレクション」といった新要素が導入された[9]。さらに、主人公が階段で移動する際の演出も変更されたことに加え、AIの改善により、敵キャラクターが自由に階段を昇降しながら襲撃してくる。
回避行動・新要素
回避行動

本作では敵の攻撃を受ける直前に武器を構えるか攻撃動作をとると緊急回避が発動する。緊急回避アクションは4種類あり、敵や状況によって、どのアクションになるかが変わる。
ステップ
横や後ろに素早く移動して回避する最も基本的な緊急回避アクション。ただし壁や障害物に引っ掛かって距離を縮められると失敗して攻撃を受けてしまう。
しゃがみ
素早くしゃがんで回避する。追跡者のパンチなど打点の高い攻撃に対して発動。
ローリング
敵の攻撃を躱すように床に転がり、中腰の姿勢で武器を構える。中腰の構えはハンドガンに限り、連射力が早くなりリロード時間が短縮される。ハンターβなど素早く強力な敵に対して発動。
タックル
タックルをして怯ませる。主にゾンビの組みつきに対して発動。
新要素
ライブセレクション
プレイ中に選択肢が現われて、その解答によってシナリオが変化する。解答までの間にもリアルタイムで敵が近づいて来ていたり等の時間制限がある。どちらも選ばずにいると強制的に過酷な方へシナリオが進むことになる
[10]

ゲームを1回クリアすると、メニューからおまけゲーム『THE MERCENARIES OPERATION MAD JACKAL』がプレイ可能になる(DC版はクリアしなくてもプレイ可能)[8]。これは本編中に出てきた傭兵3人(カルロス、ニコライ、ミハイル)から1人を選び[11]、制限時間内にクリーチャーの排除や生存者の救出などの任務をこなしつつ目的地へ到着することを目的としており、その過程の成績によって与えられる報酬を支払って購入できる弾数無限の武器は、本編で使用可能になる。その他のおまけ要素としては、本編クリア時のランクに応じてコスチュームが入手でき、デフォルトを含めて最大6種類(DC版は8種類)の中から好きなコスチュームでプレイできる。そして、クリアするたびに追加されていく「EPILOGUE FILES」がある。ここでは今までのシリーズに登場したジル、クリス、バリー、レオン、クレア、シェリー、エイダ、ハンクの8人の後日談が語られる。すべてを出現させると、スタッフからのメッセージが表示される。
ストーリー

1998年7月25日、アメリカ中西部の街ラクーンシティで発生したバイオハザード「洋館事件」は、ラクーン市警に所属する特殊部隊S.T.A.R.Sの介入によって解決された。その後、生き残った隊員たちは事件の元凶たる製薬会社アンブレラの悪行を暴こうと活動を続けていた。しかしながら、ラクーンシティそのものがアンブレラのお膝元であり警察組織含めて強い癒着関係にあったため、彼らの話す生物兵器の存在は一笑に付され、真相が世間に公表されることはなかった。見切りをつけたメンバーたちは独自の捜査を行うため、長期休暇と偽ってアンブレラの本社が存在するヨーロッパへ旅立った。

その際、ジル・バレンタインだけはラクーン市内に隠された研究所を調査しようと街に残留していたが、事件発生から2か月後の9月28日、アンブレラの内乱によって地下研究施設から流出した生物兵器t-ウィルスが街全域に蔓延し、それによって発生した大規模なバイオハザードに巻き込まれてしまう。交通網が断たれたうえにラクーン市警も壊滅し、市民が次々とゾンビ化していく中、ジルは地獄と化した街からの脱出を試みる。

しかし、アンブレラは事件の証人であるS.T.A.R.S.を抹殺するため、新型の生物兵器「追跡者」を街に送り込んでいた。ジルは追跡者から逃れるため、同じく街からの脱出を試みるカルロス・オリヴェイラらアンブレラの傭兵部隊U.B.C.Sと心ならずも協力しつつ、街を奔走する。

U.B.C.S.も次々と犠牲者を出し、カルロスだけとなりながらもどうにか脱出地点の時計塔へたどり着き、迎えのヘリコプターを呼び出すが、そこへ追跡者が現れてヘリを撃墜する。ジルは応戦するも傷を負わされ、t-ウィルスに感染させられてしまう。カルロスは病院へ赴き、ワクチンを入手して彼女の命を救う。

再びジルとカルロスは脱出行を続けるが、そこへ死亡したと思われていたU.B.C.S.隊員ニコライ・ジノビエフが現れ、自身が街のバイオハザードの最中に発生した怪物たちを調査するという密命を受けた「監視員」であり、U.B.C.S.が怪物たちとの戦闘データを取るために送り込まれた生贄であったことを告げる。さらには、感染拡大を恐れたアメリカ合衆国議会がミサイル攻撃によって街を消滅させる計画を進めているという最悪の事態が発覚。脱出手段を模索しながら生物兵器処理施設にたどり着いたジルとカルロスの元にまたもや現れたニコライはジルを報酬目当てに始末しようと銃撃するが、口論の最中天井の通気孔から突如現れたネメシスの触手に貫かれ死亡する。

施設内で処理が始まろうとする中、ジルはネメシスと戦闘し倒す。ジルが処理場を脱出すると処理が始まり様々な死体と共にネメシスも特殊な処理液の中に葬られる。ようやく脱出ハッチのある場所に辿り着いたジルの元にカルロスから「ヘリを発見した。」(ニコライが脱出するために密かに用意したヘリ)と無線が入りヘカルロスの元へ向かうジルであるが、そこにたび重なる交戦と処理液による分解で、もはや原型を留めない姿と化した追跡者が現れ、ジルの前に立ちはだかる。ジルは死闘の末、巨大レールキャノンを発射して追跡者を完全に撃破し、カルロスと共にヘリに乗って街からの脱出に成功する。

まもなく、ヘリと入れ替わるように彼方からミサイルが飛来し、ラクーンシティを巨大な炎で包み込む。その凄惨な光景を見つめながら、ジルはアンブレラへの反撃の決意を固める。
登場人物.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

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出典検索?: "バイオハザード3 LAST ESCAPE" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2020年3月)
バイオハザードシリーズの登場人物」も参照
主人公
ジル・バレンタイン(Jill Valentine)
本作の主人公。23歳。身長166cm、体重49kg。ラクーン市警の特殊部隊S.T.A.R.S.隊員で、『1』における「洋館事件」の生き残り。共に生き残った他のメンバーがアンブレラの実態調査のためにヨーロッパ各地へ散った後、自らはラクーンシティに残って調査を続けていた。市内のバイオハザードに巻き込まれ、脱出を決意する。軽い身のこなしと高い戦闘能力で常人離れした生存能力を備える。また、S.T.A.R.S.のバックアップ要員であったため、爆発物処理や開錠術などにも長けている。作中でネメシスによってT-ウイルスに感染させられるが、カルロスの尽力で投与されたワクチンによって無事に発症は防がれ、彼と共にラクーンシティからの脱出を果たす。
U.B.C.S.(アンブレラ・バイオハザード対策部隊)
カルロス・オリヴェイラ(Carlos Oliveira)
U.B.C.S.・D小隊A分隊所属の傭兵で、部隊内の階級は伍長。年齢は21歳。身長182cm、体重83kg。O型。ブラジル出身。インディオの血を引いている。年齢はU.B.C.S.のメンバーではかなり若手の部類に入り、それゆえに若さゆえの弱さがあり、仲間の死や絶望的な状況で取り乱す部分がある。幼少期からゲリラとして活動しており、南米某国で反政府共産ゲリラとして活動していたが、政府軍に組織が掃討された後、アンブレラ社からスカウトされて入隊した。後にジルと出会い、ラクーンシティからの脱出に協力し合うこととなる。なお、過去の自分を捨てるために名前を変えており、現在のカルロスという名前も偽名である。また顔も整形したと思われるフシがある。『THE MERCENARIES OPERATION MAD JACKAL』ではアサルトライフル・EAGLE6.0と連射性の高い武器の他に、ハンドガンの弾と調合したハーブ(緑+青+赤)を3つ所持。救出ボーナスは、ハンドガンの弾と救急スプレーのため、実質的に回復アイテムが最も多い。ただし、アサルトライフルの弾は入手できない。
ミハイル・ヴィクトール(Mikhail Victor)
U.B.C.S.・D小隊隊長。階級は大尉。45歳。身長は178cm、体重は98kg。現サンクトペテルブルクの出身で、旧ソ連軍大尉であった。優れた指揮能力を買われ、ラクーンシティには市民救出を目的として街の中心部に派遣されたが、大勢のゾンビによって短時間で部隊は壊滅し、ニコライと共に路面電車まで逃げ切るものの、自身は重傷を負う。最期は列車に侵入してきた追跡者からジルたちを守るため、追跡者を巻き添えにするために手榴弾で自爆する。『THE MERCENARIES OPERATION MAD JACKAL』ではショットガン・マグナム・ロケットランチャーと強力な武器の他に、ショットガンの弾・マグナムの弾・調合したハーブ(緑+青+赤)を所持。


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