バイエルン
2014年プリークネスステークス
欧字表記Bayern[1]
品種サラブレッド
性別牡[1]
毛色黒鹿毛[1]
生誕2011年5月3日(13歳)[1]
父Offlee Wild[1]
母Alittlebitearly[1]
母の父サンダーガルチ[1]
生国 アメリカ合衆国
生産者Helen Alexander[2]
馬主Kaleem Shah, Inc.[2]
調教師ボブ・バファート( アメリカ合衆国)[2]
競走成績
生涯成績15戦6勝[1]
獲得賞金$4,454,930[2]
勝ち鞍
GIBCクラシック2014年
GIハスケル招待ステークス2014年
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バイエルン (Bayern[1]) はアメリカ合衆国の競走馬、種牡馬である。主な勝ち鞍は2014年のブリーダーズカップ・クラシック(GI)、ハスケル招待ステークス(GI)。 2011年5月3日に誕生。2013年5月のファシグティプトン・ミッドランティック2歳トレーニングセールにて32万ドルで落札される[3]。 2014年1月にデビュー。ケンタッキーダービーには間に合わなかったが、プリークネスステークスには出走し、9着となっている。その後、ウッディスティーヴンスステークスを7馬身半差で制して重賞初制覇。さらに、次戦のハスケル招待ステークスも7馬身1/4差で圧勝してG1初制覇を果たしている。続くトラヴァーズステークスではベルモントステークス勝ち馬トーナリスト(Tonalist)を抑えて1番人気に推されたが、最下位の10着と大敗した[2]。 次戦のペンシルベニアダービーを1:46.96のトラックレコードで制して復活を果たし[4]、強力な3歳世代の一角として迎えたブリーダーズカップ・クラシックは競馬史に残る論争を巻き起こすレースとなった[3]。ゲートが開くとバイエルンが急激に内側に切り込みながら発進。左隣の1番人気シェアードビリーフは激しくぶつけられた形となり位置取りを悪くし、さらに隣の逃げ馬モレノ(Moreno)も不利を受けてハナを奪うことができなかった。代わりに先手を奪ったバイエルンは直線に入っても粘り腰を発揮し、UAEダービー馬トーストオブニューヨーク(Toast of New York)と二冠馬カリフォルニアクロームの同期2頭との横一線の競り合いをハナ差制して1着でゴールした。不利を受けたシェアードビリーフは上位3頭から3馬身半離された4着、モレノは最下位の14着に沈んだ。直ちにスタート直後の事象について審議が行われたが、入選順位の通り確定となった[5]。 この判定に対し、バイエルンを失格にすべきであるという批判意見が殺到した。また、シェアードビリーフに騎乗したマイク・スミス、モレノに騎乗したハビエル・カステリャーノはいずれもスタート後の不利が致命的であったとコメントした。サンタアニタ競馬場の裁決委員は批判意見に対して、シェアードビリーフとモレノが不利を受けたことは認めながらも、4着シェアードビリーフが上位3頭から3馬身半離されての入線であったこともあり、スタート直後の不利が明確に着順に影響を及ぼしたとは認められないと説明した。
現役時代