ハーヴェイ・ワインスタイン
Harvey Weinstein
2014年
生年月日 (1952-03-19) 1952年3月19日(72歳)
出生地 アメリカ合衆国
ニューヨーク州ニューヨーク市フラッシング
国籍 アメリカ合衆国
配偶者イヴ・チルトン(1986年 - 2004年)
ジョージナ・チャップマン(2007年 - 2017年)
著名な家族ボブ・ワインスタイン(弟)
主な作品
プロデュース作品
『パルプ・フィクション』
『イングリッシュ・ペイシェント』
『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』
『恋におちたシェイクスピア』
『ギャング・オブ・ニューヨーク』
『シカゴ』『キル・ビル』
『マスター・アンド・コマンダー』
『コールド マウンテン』
『華氏911』『アビエイター』
『イングロリアス・バスターズ』
『英国王のスピーチ』『アーティスト』
『LION/ライオン ?25年目のただいま?』
受賞
アカデミー賞
作品賞
1998年『恋におちたシェイクスピア』
英国アカデミー賞
作品賞
1998年『恋におちたシェイクスピア』
アカデミー友愛賞
2002年
その他の賞
大英帝国勲章
(後に剥奪)
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ハーヴェイ・ワインスタイン(Harvey Weinstein [?h??vi ?wa??nsti?n]、1952年3月19日 - )は、アメリカ合衆国の元映画プロデューサー、有罪判決を受けた性犯罪者である。
大学在学中に創設した映画プロダクション「ミラマックス」を成功させてハリウッドで大きな影響力を誇ったが、2017年に過去の性暴力および性的虐待とその隠蔽工作が発覚して逮捕された。その後有罪判決を受け、2024年現在も刑務所に収監されている[1][2]。 1980年代に急成長したアメリカの映画プロダクション「ミラマックス」の設立者であり、2005年からは弟のボブと共にワインスタイン・カンパニーを経営した[2]。 少数の大手映画会社が支配していた当時のアメリカ映画界で、すぐれた作品を次々に手がける新興プロダクションとして注目され、しだいにアカデミー賞ノミネート作品の常連となった[2]。ワインスタイン自身も『恋におちたシェイクスピア』でプロデューサーとしてアカデミー作品賞を受賞している。 ワインスタインは、若いが有望な監督や俳優・脚本家の才能を見抜いて作品を任せ、興行を成功にみちびく手腕が優れていたとされ[2]、ミラマックスを成長させる過程で、ワインスタインは米国映画界の実力者として業界内で非常に大きな影響力を持つようになった[2]。ミラマックス社の最盛期には、ハリウッドだけでなくカンヌやヴェニス、ベルリンなど世界の主要映画祭をプライベートジェットでまわって自社作品を売り込む豪華なキャンペーンを展開していた[2]。 しかし2017年、ワインスタインが長年にわたって多数の女性を暴行し、さらに被害者が事件を口外しないよう口止め工作を行ってきたことが大きく報道された[2]。一連の報道の影響を受けてワインスタイン・カンパニーは破産、ワインスタイン自身も性暴力や強姦などの罪で起訴され、2022年にはニューヨークの裁判所で禁錮23年[3]、2023年にはロサンゼルスの裁判所で更に禁錮16年を上乗せする判決を受ける[4]。
概要