ハーレーダビッドソン
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ハーレーダビッドソン・インク
Harley-Davidson, Inc.

種類公開会社
市場情報NYSE: HOG
設立1903年 (118年前) (1903)
創業者ウィリアム・S・ハーレー
アーサー・ダビッドソン
ウォルター・ダビッドソン
ウィリアム・A・ダビッドソン
本社ウィスコンシン州ミルウォーキー
主要人物マシュー・レバティッチ:最高経営責任者
製品オートバイ
売上高 52億5000万USドル (2013)[1]
営業利益 11億USドル (2014)[1]
利益 7億9553万USドル (2014)[1]
総資産

94億504万USドル (2013) [2]

91億7077万3000USドル (2012) [3]

純資産 29億900万USドル (2014)[1]
従業員数約5,900名(2014年12月)[4]
ウェブサイト ⇒www.harley-davidson.com

ハーレーダビッドソン[注 1] (Harley-Davidson, Inc.) (H-D、またはハーレー)は、アメリカ合衆国のオートバイメーカー。1903年にウィスコンシン州ミルウォーキーで設立された。

世界恐慌を生き残ったアメリカの2大オートバイメーカーの1つ(もう1社はインディアン[5]。同社は多くのオーナー企業の変遷、子会社の変遷(アエルマッキ:1974-78、ビューエル:1987-2009)、財務環境の悪化と品質低下の時期ならびに激しい国際競争を生き残り[6]、世界第5位のオートバイメーカーとなり、世界に広く知られるアイコンブランドとなった。愛好者によるオーナークラブおよびイベントが世界中に存在し、同様にブランド特定した博物館も多数存在する。

チョッパースタイルオートバイへのカスタム化のベースモデルとなったことで有名であり[7]、ハーレーダビッドソンは伝統的に重量級で空冷の700cc以上のエンジンを搭載したクルーザー型オートバイを生産してきた。現在ではVRAC(2001年)やストリート(2014年)といった現代的なマシンも生産し、そのラインナップを広げている。

ハーレーダビッドソンはペンシルベニア州ヨーク、ウィスコンシン州ミルウォーキーミズーリ州カンザスシティブラジルマナウスインドのバワルでオートバイを製造し、世界中に販売している。目次

1 歴史

1.1 創業

1.2 第一次世界大戦

1.3 自転車

1.4 1920年代

1.5 世界恐慌

1.6 第二次世界大戦

1.7 小型車:ハマーとアエルマッキ

1.8 傷ついた評判

1.9 再建と復帰

1.10 ビューエル

1.11 初の海外工場

1.12 株価操作問題

1.13 ポリスツーリングモデルの問題

1.14 2007年のストライキ

1.15 MVアグスタグループ

1.16 インドでの創業

1.17 金融危機

1.18 ドナルド・トランプとの軋轢


2 日本国内での歴史

3 特徴

4 シリーズ車種

4.1 現行の車種

4.2 過去の車種


5 脚注

5.1 注釈

5.2 出典


6 参考文献

7 関連項目

8 外部リンク

歴史 左から:ウィリアム・A・ダビッドソン、ウォルター・ダビッドソン Sr.、アーサー・ダビッドソン、ウィリアム・S・ハーレー
創業

1901年、20歳のウィリアム・S・ハーレーが7.07立方インチ (116 cc)の小型エンジンと4インチ (102 mm) のフライホイールを設計した[8]。エンジンは普通のペダル式自転車用フレームで使用するために設計された。それから2年に亘ってハーレーは幼なじみのアーサー・ダビッドソンと共に、ミルウォーキー北部の友人ヘンリー・メルクの自宅である機械工場で、自身の原動機付自転車の開発に取り組んだ。開発はアーサーの兄弟、ウォルター・ダビッドソンの助けを借りて1903年に完了した。完成した自転車を試験すると、ハーレーとダビッドソン兄弟は即座にそれがペダルの助け無しにミルウォーキー周辺の丘を登ることができないと分かった。彼らはすぐに最初の原動機付自転車を失敗作と認識し、同時に価値ある学習実験であったと見なした[9]

開発はすぐに、新しく改良された第二世代の機械から始まった。この最初の「本当の」ハーレーダビッドソン・オートバイは24.74立方インチ (405 cc)のより大型のエンジンと9.75インチ (25 cm)のフライホイールを搭載し、重さは28 lb (13 kg)であった。先進的なループ・フレーム・パターンは、1903年型ミルウォーキー・マーケル・モーターサイクル[注 2] と類似していた。より大型のエンジンとループ・フレームは原動機付自転車のカテゴリから離れ、未来のオートバイデザインへの道筋を付けた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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