ハーメルンのバイオリン弾き
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ハーメルンのバイオリン弾き
ジャンル冒険ファンタジー、アクション、少年漫画
音楽漫画洋楽クラシック音楽
漫画
作者渡辺道明
出版社エニックス
掲載誌月刊少年ガンガン
レーベルガンガンコミックス
発表号1991年4月号 - 2001年2月号
巻数全37巻
映画
監督今西隆志
制作エニックス、ポニーキャニオン
松竹日本アニメーション
封切日1996年4月20日
上映時間30分
アニメ
原作渡辺直明
監督西村純二
シリーズ構成今川泰宏
脚本今川泰宏
キャラクターデザイン中嶋敦子
音楽田中公平
アニメーション制作スタジオディーン
製作ポニーキャニオン
放送局テレビ東京
放送期間1996年10月2日 - 1997年3月26日
話数全25話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『ハーメルンのバイオリン弾き』(ハーメルンのバイオリンひき)は、渡辺道明によるファンタジー漫画、およびそれを原作としたアニメ、ゲームソフトなどの派生作品。

原作漫画はエニックスの雑誌『月刊少年ガンガン』で1991年4月号から2001年2月号まで連載された。2013年6月時点で累計発行部数は計680万部を突破している[1]

1995年CDブック化、1996年アニメ映画が公開され、引き続いて原作をダークファンタジーに大幅アレンジしたテレビアニメが1996年から1997年にかけて全25話放映された。
概要

元々は読切作品だったが、主人公が金にがめつい外道勇者で、巨大バイオリンから奏でる音楽(魔曲)の力で敵を倒すという珍しい設定から人気を博し、本格連載となった。話数カウントは“第○楽章”。

主人公の勇者が北の都に住む魔王を倒すために旅をするという王道ファンタジー作品。登場人物や地名などの名前は全て楽器楽譜記号に由来し、随所にクラシック音楽をモチーフとして組み込んでいる。なお、また、主人公のハーメルやライエルの使用する魔曲としてクラシックの名曲が登場し、随所に曲にまつわるうんちくが披露される。

当初はコメディとして連載されたものの、主人公の出自の謎が明らかになると共にストーリーはシリアスが主軸となっていく。また、キャラ崩壊ともいえるギャグパートを唐突とも言えるタイミングで挟んでおり、これは凄惨な場面もままある展開に一息入れるため。

1995年にCDブック版が全3巻制作され、第1巻?第5巻までの内容を収録。楽曲は松尾早人が担当。

1996年に当時の連載段階のサイザーが仲間になったばかりの設定でアニメ映画が制作(声優陣はドラマCDと同一で、CDブックの実質的な続編)。同年に放映されたTVアニメ版は殆どのギャグを排して声優陣を一新し、明るく人間賛歌的な原作を反転させたシリアスダークファンタジーとして大幅なアレンジを加えた。劇場版とテレビアニメ版の楽曲は田中公平が担当。

また、1996年から1997年までノベライズ版が全3巻発売。

2007年11月30日に発売された『増刊ヤングガンガン』Vol.2にて本編から10年後(エピローグから数年後)の話が外伝として書かれている。

また、2008年1月18日に発売された『ヤングガンガン』2008年3号?2011年21号まで、上記の外伝からさらに数年後を描いた続編『ハーメルンのバイオリン弾き?シェルクンチク?』が連載された。単行本は全8巻。

現在、自費出版により本作の後日談で『シェルクンチク』以前の時代を描いた電子書籍『続ハーメルンのバイオリン弾き 愛のボレロ』をパブー[2](無料版が3話まで公開、全話試し読み可能)で連載中。ココカラコミックスで単行本が現在13巻まで続刊。

また、本作は現在絶版となっているが、Amazonで電子書籍版が全巻販売中(渡辺のファンクラブ有料会員加入者は特典として『続ハーメルン』も併せて全作品読み放題)[3]
あらすじ

その昔、この世の全ての魔族が封じられたパンドラの箱があった。それを人間天使のハーフである聖女パンドラが開けてしまい、溢れ出た魔族達は「千億の絶望」と呼ばれ、人間を滅ぼし世界を手中に収めようとしていた。しかし、最後に箱の中に残っていたのは希望だったのである―――

辺境の勇者・ハーメルは、特殊な楽器である巨大なバイオリンから奏でる音楽の力で魔族を打ち倒す魔曲使いだが、凛々しい美青年の外見とは裏腹に卑怯で金にがめつい悪徳勇者。ハーメルはお供の喋るカラス・オーボウと共に訪れたスタカット村で天涯孤独の村娘フルートと出会い、魔族から村を救った報奨金の代わりに旅に同行させることに。ハーメルは魔界軍の本拠地である北の都・ハーメルンを目指して旅をしているのだが、彼が常に身に着けている帽子の下には大きな秘密が隠されていた―――

旅の途中で出会ったハーメルの幼なじみでライバルのピアノ弾き・自称「愛の勇者」のライエルによれば、ハーメルの正体は魔族の王である大魔王ケストラーの実の息子で両親の仇なのだと言う。頭に角が生えた子供として産まれたハーメルは母のパンドラと共に迫害されながら育ち、14年前に村人と結託した魔族の罠により目の前でパンドラをさらわれたハーメルは怒りと悲しみで大魔王の血に覚醒、血に飢えた本能の塊と化して村人らを虐殺した「アンセムの悲劇」を引き起こした過去があった。

ハーメルは母を取り戻して全ての災いを封じるために旅を続けており、和解してハーメルのよき理解者となったライエル、魔界軍に滅ぼされた母国ダル・セーニョの仇討ちと復興を誓う小さな王子トロン・ボーンを旅の仲間に加えていく。また、フルートの正体が15年前行方不明になった人類守護の要であるスフォルツェンド公国の女王ホルンの娘と判明し、聖女の血を引くスフォルツェンド王女が持つ癒しの魔法に目覚めていく。

後に魔界軍王のNO.3・妖鳳王サイザーが、赤ん坊の頃魔族にさらわれたハーメルの生き別れの双子の妹と発覚し、紆余曲折の末に仲間に加え、彼らは「五つの大きな希望」と呼ばれるようになっていく。
登場人物「ハーメルンのバイオリン弾きの登場人物」を参照

『シェルクンチク』の各登場人物に関しては、ハーメルンのバイオリン弾き?シェルクンチク?を参照。
コミックス

いずれも、エニックス(現:スクウェア・エニックス)の漫画レーベルから刊行された。

ガンガンコミックス
1991年9月22日刊行、.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 4-87025-001-2


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