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出典検索?: "ハーフライフ" ゲーム
ハーフライフジャンルFPS
対応機種Windows / PlayStation 2 / Linux / Mac OS X
開発元Valve Software
発売元Sierra Studios
人数1人?
メディアCDROM
発売日
EU: 1998年11月27日JP: 2000年7月4日
対象年齢ESRB:M(17歳以上)
デバイスキーボード / マウス
エンジンGoldSrc
その他EAX/A3D 対応
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『ハーフライフ』 (Half-Life, HλLF-LIFE) は、1998年11月にSierra Studiosから発売[1]されたファーストパーソン・シューティングゲーム(FPS)である。開発はValve Software。日本では初期版がソースネクストから、Game Of The Year Edition以降のバージョンはサイバーフロントから発売された。 主人公のゴードン・フリーマン博士はニューメキシコ州にある米政府が管理している研究施設「ブラックメサ研究所」に着任し、最初の仕事である特異物質の分析実験に参加していた。しかし実験が始まるなり異常が発生。装置の暴走で施設は崩壊し、さらに人間を襲うエイリアンが次々に出現、地下深くにある研究所は地獄と化してしまう。 H.E.V.スーツ(特殊防護服)を着ていたおかげで生き延びたゴードンは、破壊された研究所の中でエイリアンと戦いながら地上を目指す。一方、地上からは、事件の揉み消しのために派遣された海兵隊と、大統領直属の暗殺部隊が迫っていた……。 主人公の視点がそのままゲーム画面となる、ファーストパーソン・シューティングゲーム。エンジンはid Softwareからライセンスを受けたQuakeエンジンに独自改良を加えた、GoldSrcエンジンを使用している。 このゲームの大きな特徴は、次々と出てくる敵を撃ち倒すという従来の一般的なFPSのスタイルに、「仲間と協力しながら真相を究明し生き延びる」という"目的"と"謎解きの要素"、"ドラマ性"を加えた事である。また敵・味方のキャラクターが優れたAIを備えていることも、このゲームを際立った存在にした要素のひとつ。例えば、従来型の「ただプレイヤーに向かって攻撃を仕掛けてくる敵」とは違い、本作の敵は仲間と協力し、役割を分担し、臨機応変に攻撃方法を変え、プレイヤー以外の別勢力とも戦い、場合によっては逃亡さえする。味方も同様、プレイヤーを助ける為に状況に応じて、援護や回復などの適切な行動をとることができる。その他、印象的なオープニングやストーリー進行に表されるように、映画的な表現手法を効果的に使用して、よりリアルな臨場感やストーリーへの没入感を増すことにも成功した。これらの革新的な発想と技術がプレイヤーにすばらしい体験を与えたことが評価され、50以上もの賞を獲得した。また、柔軟性を持つGoldsourceエンジンのおかげもあり、『カウンターストライク』などのハーフライフ用MODが数多くリリースされ、MODによってはそれ目当てに『Half-Life』を購入するほど通信対戦が盛り上がったものも存在した。その結果、6年以上に及ぶロングセラー製品になった。海外においてはPlayStation 2版も発売された。 後述するスピンオフ作品や続編も作られ、2004年には新規に開発したDirectX 9対応のゲームエンジン「Source」を採用した『ハーフライフ2』が発売、こちらも多くの賞を獲得した。2006年にさらにその続編として『HλLF-LIFE2 Episode one』(当初のネーミングは『Aftermath』)、2007年10月に『Episode Two』が発売された。引き続き、『Episode Three』の発売が予定されている。 ハーフライフはいくつかのバージョンのパッケージがリリースされている。また、Steamではダウンロード販売も行われており、市販パッケージとは異なる組合わせのものもある。 初期版1998年10月に発売された初期バージョン。バージョン番号は1.0.0.5。日本では英語版日本語マニュアル付きのものがソースネクストから発売されていた。
ストーリー
概要
バリエーション
本編
通常版
オリジナル。『ハーフライフ』では、ゲーム内の情報は英語の台詞で表現されており、日本語版であっても台詞の吹き替えは行われていない(非公式ながら、日本語の字幕を追加するMODが存在する)。
High Definition Pack(HDパック)
通常版に追加するアドオンで、人物や武器を中心に3Dモデルの質を向上させる。元はBlue Shiftのパッケージに付属していた。
Half-Life:Source
『ハーフライフ2』のエンジンであるSourceエンジンを用いてリメイクしたバージョン。2004年6月11日発売。[2]光源や水面などグラフィックの表現が向上し、足場が物理演算で揺れたりする効果も追加された。AIの強化や、一部サウンドの変更も行われている。またゲーム内容以外では、任意のチャプターから始められる機能がつき、日本語版ではメニューなどの日本語化が行われた(台詞は英語のまま)。エンジンが異なるため、オリジナル版のMODは動作しない。
規制版
ドイツなどゲームに関する規制が厳しい地域向けのバージョン。プレイヤーによる殺人などの暴力表現が抑えられており、「人間の敵兵がロボットに変更」「戦闘で血しぶきが飛ばない」「仲間が殺せず、しりもちをついて気絶するだけ」といった変更が加えられている。日本で発売されているパッケージも、一部はこの規制版になっている。『Half-Life:Source』にも同様の版がある。
Black Mesa:Source
新しいエンジンを用いて、オリジナルを基にマップやサウンド、グラフィック等をリメイクした大型MOD。2012年9月14日のリリース[3]ではchapter13までプレイでき、2015年5月10日にSteamでのアーリーアクセス販売を開始[4]。2019年12月24日にはChapter 19まで完成。[5]2020年3月7日にバージョン1.0の完成版となった。[6]その後、グラフィックや様々なマップの調整などを施したDefinitive Editionを2020年11月25日に無料アップデートで公開した。[7]
スピンオフ作品
Half-Life:Opposing Force
1999年発売。[8]本編では敵である、海兵隊を主人公にしたストーリー。詳細は「Opposing Force」を参照
Half-Life:Blue Shift
2001年発売。[9]ブラックメサ研究所の警備員の一人を主人公にしたストーリー。詳細は「Blue Shift」を参照
Half-Life:Decay
2001年にPS2版Half-Lifeの拡張キャンペーンとして売。[10]ブラックメサ研究所の学者の二人を主人公にしたストーリー。協力プレイ専用として設計されており、2で発売された3作目の拡張パック作品。詳細は「:en:Half-Life:_Decay
Half-Life: Alyx
2020年3月24日発売[11]。VR専用。Half-Life2の前日譚となる作品。詳細は「Half-Life: Alyx」を参照
MOD
Half-Life: Counter-Strike
1999年6月発売。対戦FPS用のMOD(アドオンゲーム)としてリリースされた。2000年に正式版の1.0がリリースされて以降、独立したタイトルとしてシリーズ化されている。詳細は「カウンターストライク」を参照
パッケージ
ゲーム・オブ・ザ・イヤー・エディション1999年に50以上もの賞を獲得したのを記念して発売された初期版のリプレース。