ハンコック
Hancock
監督ピーター・バーグ
脚本ヴィンセント・ノー
ヴィンス・ギリガン
製作アキヴァ・ゴールズマン
マイケル・マン
ウィル・スミス
ジェームズ・ラシター
製作総指揮イアン・ブライス
ジョナサン・モストウ
リチャード・サパースタイン
出演者ウィル・スミス
シャーリーズ・セロン
音楽ジョン・パウエル
撮影トビアス・シュリッスラー
編集ポール・ルベル
コルビー・パーカー・ジュニア
製作会社レラティビティ・メディア
ブルーライト・プロダクションズ
『ハンコック』(Hancock) は、2008年のアメリカのスーパーヒーロー映画。ピーター・バーグ監督、ウィル・スミス製作・主演作品。 高速で空を飛び、車も楽々投げ飛ばす怪力を持ち、不老不死で銃弾をもはじき返す肉体を持つ男ジョン・ハンコック。その超人パワーを使って悪人退治や人助けを行うが、周囲に一切配慮しない行動のせいで街に甚大な被害を与えてしまう。また、彼はアルコール依存症で酒癖が悪く、言葉遣いも汚い横柄な態度は市民から嫌われていた。 ある日、慈善活動「オールハート」のプレゼンに失敗し落胆していたレイ・エンブリーは、自身の不注意から列車に轢かれかけた所をハンコックに助けられる。家まで運んでもらったレイはハンコックを家に招待し、妻メアリーとその息子アーロンと共に食事をした後、ハンコックにスーパーヒーローになるためのイメージ戦略を持ちかけた。その場では乗り気でない様子を見せるハンコックだが、後日レイの提案に乗ることを決めると彼の家を再訪する。 レイは過去の行動が記録された映像を見せてハンコックに行動の改善を促すが、彼は一向に聞き入れようとしない。一方でメアリーはハンコックと関わることを快く思っておらず、彼を糾弾するニュース番組を見せてレイに諦めさせようとする。しかしレイは世間の声を逆手に取り、ハンコックを刑務所へ収監させて彼の必要性を証明することを思いつく。ハンコックが刑務所での暮らしを渋々ながらも受け入れると、収監から5日でロサンゼルスの犯罪発生率は30%上昇していた。 収監から2週間が経ち、ハンコックにも心境の変化が起き始めていた頃、警察署長から救援の要請が入る。レイが用意したコスチュームを着て現場に到着したハンコックは、建物や道路を無駄に壊すことなく銀行強盗犯のケネス・“レッド”・パーカーJr を捕まえ、無事に人質を救出する。ハンコックの見事な活躍を目にした市民は拍手で彼を迎えていた。 ハンコックがレイとメアリーと共にレストランでのディナーを楽しんでいると、アーロンはレイの連れ子でメアリーとは再婚であることを知らされる。一方のハンコックも、マイアミの救急病棟で目覚めるより前の記憶がなく、ポケットに残っていたのはチューインガムと『フランケンシュタイン』のチケット2枚だけで身元は不明、退院時に看護師から「サインを書け」という意味で「ジョン・ハンコックを書け[注 1]」と言われた際に、それが自分の名前であると勘違いしてしまったことを明かす。
ストーリー